スゴレン

自称・毒舌男性のイタすぎるトークの特徴9パターン

ピリッと冴えた皮肉は、ときに「いいとこ突くねえ!」と高評価されますが、うまくハマらずにアウトと見なされると、「毒舌家気どりの嫌な奴」というレッテルを貼られる恐れがあるようです。

そこで今回は、10代から30代の独身女性184名に聞いたアンケートを参考に「自称・毒舌男性のイタすぎるトークの特徴」をご紹介します。

【1】批評眼に乏しく、ただの「悪口」なので笑えない「薄毛の部長を『あのハゲがさあ…』って、小学生か!」(20代女性)など、あまりにひねりのない軽口は、幼稚なキャラを際立たせてしまうようです。

「ユーモアのセンスが人一倍ないと無理だと思う」(30代女性)という意見もあるように、辛口発言のベースには笑いの要素が不可欠なのかもしれません。

【2】本人がいないのを確認してから口を開く「『あいつ意外とバカじゃない?』とか、迂闊にウンとも言えない会話に巻き込まれるのは困ります」(20代女性)など、自分でも「バレたらまずい」と認識してコソコソ話す内容なら、ただの「陰口」だと思われても仕方がないでしょう。

人格を疑われたくなければ、他人を偉そうに評価するような発言は控えたほうがよさそうです。

【3】最初から最後までポジティブなフォローがひとつもない「トゲトゲしさしか残らなくて、空気が沈みました」(20代女性)など、攻撃的な物言いに終始すると、後味の悪さに嫌気が差す人も出てくるでしょう。

自虐ネタでオチをつけるなど、場の雰囲気を察知しながら臨機応変に対処する必要がありそうです。

【4】特定の人物のことばかり執拗に言及する「同じことをほかの人がしてもスルー。

毒舌というより二枚舌?」(30代女性)というように、しつこい個人攻撃は、小気味よさを感じさせるどころか、周囲をゲンナリさせてしまうようです。

同じ人の話が続いたら、アンフェアないじり方をしていないか、自分でよく考えたほうがいいかもしれません。

【5】聞き手に同意を強要する「『俺っていいこと言ってるよね?』と言いたげなドヤ顔がみっともない!」(20代女性)など、押し付けがましい持論の展開は、相手をしらけさせてしまうようです。

「トークの達人」を自負するなら、聴衆の反応を読みましょう。

【6】毒舌の対象がその人の行為ではなく人格全体に向いている「聞くに堪えかねて『言い過ぎだ』とブーイングの嵐!」(30代女性)というように、対象者の何もかもをバッサリ否定する物言いは、ひんしゅくを買いかねません。

人格をあげつらうのではなく、「お酒を飲まなきゃおとなしい男なのに…」などと行動や様子に焦点を当てたほうが、聞き手も乗りやすいでしょう。

【7】周りが全員ドン引きしていることに気づかない「気まずい空気の中心にいる彼が、哀れに思えてくる」(20代女性)というように、自分の毒舌にひとり悦に入っている間に、「気の毒な人」と烙印を押されてしまうパターンです。

ハッと目が覚めたときにいいフォローができるかどうかが、評価の分かれ目でしょう。

【8】相手への嫌悪をストレートに発散している「感情をぶちまけたいだけ? 意図がさっぱりわかりません」(20代女性)など、話し手があまりにエキサイトすると、聞く側は戸惑いを隠せなくなってしまうようです。

どんなに気持ちが高ぶっても、つねに冷静な視点を意識しましょう。

【9】最後は結局、自分の自慢話に落ち着く「『へー』と応じつつ、誰も彼の話を聞いてない…」(10代女性)というように、他人を踏み台にした自画自賛は、周囲の関心を引くことができないばかりか、ほぼ無視されてしまうようです。

話術のプロでもない限り、この路線で笑いを取るのは不可能だと言えそうです。

人々を魅了することができればインパクト大の「毒舌」ですが、失敗すると痛手がことのほか大きいようです。

とはいえ、センスと理性に自信があるなら、挑戦してみるのもいいかもしれません。

(安藤美穂)【調査概要】期間:2013年10月13日(日)から20日(日)まで対象:合計184名(10代、20代、30代の独身女性)地域:全国方法:インターネット調査Photo:AllimagesbyiStock最終更新日:2016年2月17日(水)

続きを見る