「心がこもってない!」とひんしゅくを買う褒め言葉9パターン
褒められて悪い気のする人はいないはずですが、あまりに的外れだったり、ただのお世辞で歓心を買おうとすると、かえって地雷を踏むことになりかねません。
女性から「それ本心じゃないよね?」と見抜かれてしまうのは、どんな褒め言葉なのでしょうか。
そこで今回は、10代から20代の独身女性500名に聞いたアンケートを参考に「『心がこもってない!』とひんしゅくを買う褒め言葉」をご紹介します。
【1】「なんか全体の雰囲気がすごくいいよね」と漠然と褒める「『なんとなくいい』と言われても、褒められてる気がぜんぜんしない…」(10代女性)というように、女性のたたずまいに触れようとして失敗するパターンです。
「性格のよさがにじみ出てるんだろうね」などと付け加えると、真意が伝わりやすいでしょう。
【2】「髪サラサラ!肌も白っ!」とやみくもに言及する「あそこもここもと褒められるのは、目立った長所がないと言われているのと同じ」(20代女性)というように、目についたところを手当たり次第に褒めるのは逆効果のようです。
ポイントを絞って賞賛すると、発言に説得力を持たせられるでしょう。
【3】「あり得ないくらいかわいいんですけど」と大げさに盛る「めちゃ美人ってわけでもないのに容姿を絶賛されても白々しいんですが!」(10代女性)というように、最上級の褒め言葉を大放出したせいで、「イヤミ」と曲解されるケースです。
嘘っぽく聞こえないよう、現実味のある表現を心がけましょう。
【4】「笑顔が素敵だってよく言われない?」と軽薄なセリフでおだてる「歯の浮くような言葉をかけられると、誰にでも言ってるでしょ…と呆れてしまう」(20代女性)というように、キザな言い回しを用いると、「チャラ男だ」と軽く見られるおそれがあります。
つたなくても、自分の言葉で述べたほうが気持ちが伝わるでしょう。
【5】「ウッソ、絶対モテそうなのに!」とわざとらしく驚く「『彼氏がいないなんて信じられない…』とか唖然としてたけど、どうせ演技でしょ!」(10代女性)というように、大仰な身振りで「素敵な女性」だと表現しても、信じてもらえないかもしれません。
「いまフリーなの?」と素直に喜んだほうが、好印象でしょう。
【6】「個性的で魅力があると思う」と無理に持ち上げようとする「親しくもないのに個性的とか言われると、私の何を見てそう思ったの?と問い詰めたくなる」(20代女性)というように、「褒め」に固執するのも良し悪しのようです。
ひとしきり褒め終えたら、別の話題に切り替えたほうが会話が続くでしょう。
【7】「きっとがんばり屋さんなんだね」と知ったような口をきく「よく知らない人に内面を褒められても、『女性に理解がある俺』アピールとしか思えない」(10代女性)というように、うかつに相手の性格に言及すると、好感どころか悪印象さえ抱かせてしまうおそれがあります。
褒め言葉を伝えるには、タイミングも重要でしょう。
【8】「すげー、尊敬するわー」といちいちリスペクトする「なにを話しても『マジで?すげーな』ばかり。
聞いててイライラしてきた!」(10代女性)というように、褒めフレーズが口癖になっている人は、改めたほうがいいかもしれません。
どんな言葉も繰り返すと嘘くさく響いてしまうので、乱発は避けましょう。
【9】「俺だったら君でもぜんぜんOK!」と上から目線で評価する「『君はいい奥さんになれるよ』と言われ、あんた以外のな!と心の中で大ブーイング」(20代女性)というように、相手を品定めするかのような褒め方をすると、「偉そう!」と反感を買ってしまうでしょう。
褒め言葉に自信がない場合は、単に感心してみせたほうがうまくいくかもしれません。
会話を弾ませようとするあまり、思いつきで褒め言葉をかけてしまうこともあるでしょう。
相手をよく見ずにノリだけで褒めていないか、振り返ってみるとよさそうです。
(安藤美穂)【調査概要】期間:2014年7月1日から3日まで対象:合計500名(10代、20代の独身女性)地域:全国方法:インターネット調査Photo:AllimagesbyiStock最終更新日:2018年1月3日(水)