暑い日も「秋仕様」に見える9月のファッションの鉄則9パターン
9月は「気候的にはまだ暑いのに、真夏の格好をすると浮いてしまう」という難しい時期です。
では、涼しさを保ちつつ秋らしさを醸し出すにはどうすればいいのでしょうか。
そこで今回は、10代から20代の独身女性に聞いたアンケートを参考に「暑い日も『秋仕様』に見える9月のファッションの鉄則」をご紹介します。
【1】Tシャツの上に麻のジャケットを羽織る「ジャケットを羽織ると一気に季節が進む」(20代女性)というように、長袖の上着には秋らしさを醸す効果があるようです。
麻なら通気性がいいので、日差しの強い日は逆に暑さ対策としても使えるのではないでしょうか。
【2】タンクトップに長袖のサマーセーターを合わせる「生地が厚いとそれだけで夏っぽさが薄れると思う」(20代女性)というように、夏物とはいえニットなら、秋らしい雰囲気を出すのにふさわしい素材かもしれません。
ギラギラとした原色を避け、アースカラーでまとめるといいでしょう。
【3】腕まくりをしてチェックのシャツを着る「チェック柄には秋のイメージがある」(20代女性)というように、人には「秋らしい」と感じる色柄があるようです。
それでも半袖を選ぶと夏らしさが前に出てしまうので、腕まくりをして長袖を着てはいかがでしょうか。
【4】タイトめなスウェットのパンツをはく「細身のスウェットを夏にはく人はいないので」(20代女性)というように、逆説的ではありますが、タイトなスウェットパンツをはけば雰囲気を「秋仕様」にすることができそうです。
多少暑苦しく感じても、濃いグレーや黒などを選ぶと、季節を先取りしているようには見えるでしょう。
【5】落ち着いた色味のハットをかぶる「キャメルの帽子をかぶるだけで『秋だな』と感じる」(10代女性)というように、こっくりした色味のハットには、コーディネート全体を「秋」にスイッチする効果があるようです。
素材もウールなど温かい印象のものを選ぶと完璧でしょう。
【6】ゴツめのブーツで足元を秋仕様にする「ブーツにパンツをインすればOK」(20代女性)というように、ゴツめのブーツで足元を固めれば、トップスが何であれ秋コーデに見えるようです。
透け感のあるシャツやアロハシャツ、タンクトップなどの真夏のアイテムさえ避ければ、暑い日も快適かつお洒落に過ごせるでしょう。
【7】革のライダースを手に持つ「男の人が革ジャンを持ってると季節を感じる」(20代女性)というように、革の上着には、小脇に抱えるだけで秋を感じさせる効果があるようです。
9月になったら、まったく着るつもりがなくてもカバンに掛けるなどして持ち歩き、時折腰に巻いたりしてはいかがでしょうか。
【8】アースカラーのストールを巻く「ストールは落ち着いた秋のお洒落に合う」(20代女性)というように、肌を覆う布面積が広くなるだけで、季節感を出すことができるようです。
ただし、ブルーや白などでは清涼感が強いので、爽やかさよりも落ち着きを重視してアースカラーを選びましょう。
【9】濃紺のデニムにパーカーを合わせる「濃い目のデニムは秋にぴったり」(20代女性)というように、デニムの色が濃くなるだけで、生地は変わらずとも秋らしい演出ができるようです。
パーカーなら暑ければ腰に巻いてしまえばいいので、気候に関係なくトライできるのではないでしょうか。
生地を厚くしたり、秋らしいイメージのある色味を選んだりするだけで、暑さ対策も兼ね備えた秋コーデが完成するようです。
新しいアイテムを買う前に、まずはクローゼットの中にあるもので何ができるか考えてみましょう。
(小倉志郎)Photo:AllimagesbyiStock公開日:2016年9月4日(日)