メリー

スマホの普及で恋愛の形は変わったの?私とママ、今と過去の、恋にまつわるエトセトラ

「ねぇ、ママの恋のお話を聞かせて」kenyahada淹れたてのコーヒーをふうふうと冷ましながら、私は向かいに座って雑誌を読むママに「ねえねえ」と声をかける。

私には最近、大切にしたいと思える彼ができた。

ママに報告しなきゃなって考えているうち、ママはどんな風に恋をしてきたのか気になって、尋ねることにしたの。

「ママの、恋のお話が聞きたいなあ」「え?」とママは不思議そうな顔。

私がママに恋愛について尋ねたことなんてないもんね。

まずは、何から聞こうかな。

電話にまつわる、出典:unsplash.com「携帯電話がなかった時代、彼と電話をするにはお家の固定電話に電話をかけなくちゃいけなくって、毎回すごく緊張した」ってママは言う。

「どうせこんなに緊張するのなら…って、少しの用事でも、彼の家まで会いに行っちゃっていたわ。

会いに行くのも、電話をかけるのも、同じくらい緊張するのなら、直接話せるほうが嬉しいもの」ひとり一台携帯電話を持つようになって、電話をかけることに緊張なんてしなくなって、最近はなんでも電話で済ませるようになってしまった。

そんな当たり前が、昔は当たり前じゃなかったんだ、と改めて気づく。

■今夜は走って、彼のもとまでmikitakami私もママのように少しの用事でも彼の家に会いに行ってみようかな。

そんなことを考えて、連絡もせず、彼に会いに行ってみることにした。

ほんのり緊張を含んだ指先で、彼の家のインターホンを鳴らす。

「どうしたの?」玄関のドアを開け、ポカンと驚く彼に、「新しいワンピースを、見せたくなって」なんて、答えてみる。

本当はただ会いたくなっただけなんだけれど。

チュールドッキングニットワンピース¥8,532KBFチュールをドッキングしたニットワンピース。

ちょうど良い甘さで、大人スウィートな着こなしが叶いそう。

ふわふわと裾を揺らしながら、彼のもとまで走りたくなるはず。

LOVEサイトで詳細を見るVINTAGECLASSICバルカナイズドスニーカー¥6,966EVOL程よいヴィンテージ感が魅力のスニーカー。

可愛い靴を手に入れたら、思わず走り出したくなりそう。

LOVEサイトで詳細を見る待ち合わせにまつわる、出典:latte.la「待ち合わせだって一苦労で、すんなりに会えることはとても少なかった。

どちらかが何十分も待ったり、人が多くてすぐに彼を見つけられないなんてこともあったわ」ってママは言う。

「だから私たちは、よく喫茶店で待ち合わせしたの。

それなら待つ時間も苦じゃないでしょう?」今は、寝坊で遅れる時だって、トラブルが起きた時だって、メッセージ一つ送信すれば解決するから、「待つ」っていうことがそもそもあまりない。

でも、昔は会えずにもどかしい思いをしたり、長時間待つなんてことが当たり前だったんだよね。

■彼を待つお供は、一杯の珈琲と、本と出典:unsplash.comママの話を聞いていたら、なんだか私も、いつ来るかなってドキドキしながら彼を待ってみたくなった。

デートの時は駅の改札前で待ち合わせをするのが定番になっていたけれど、今日は喫茶店で待ち合わせにしようって提案してみる。

あえてスマホはバッグにしまって、待ち合わせの30分前に喫茶店に入る。

ドアが開くたび、ちらちらとドアのほうを見てしまったりして。

いつ来るかわからない彼を待つなんて、初めての経験でドキドキする。

そんな私のお供は、一杯の珈琲と、一冊の本。

hana_414京都にある『SalondethéFrançois(フランソア喫茶室)』は、レトロな雰囲気の喫茶店。

国の登録有形文化財でもある建物は、歴史を感じさせるバロック様式を取り入れた華やかな装飾が施されています。

壁や窓はステンドグラスで飾られ、落ち着いた店内では穏やかな時間を過ごすことが出来そう。

gauuuh『SalondethéFrançois』住所:京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184TEL:075-351-4042営業時間:11:00~23:00定休日:毎週火曜日(但し、祝祭日の場合は振替。

12月31日、元旦、1月2日は休業。

)独立記念日¥823原田マハ・PHP文芸文庫爽やかな読後感が魅力の一冊。

日常をすくい集めたような希望に満ちたお話が心を癒してくれます。

自分と関わる全ての人が、悩みを持ち、様々な決断を行いながら日々を生きていると考えると、勇気をもらえるはず。

LOVEサイトで詳細を見る恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失…。

さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷いや悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る。

寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。

出典:books.rakuten.co.jp気持ちの伝え方にまつわる、出典:unsplash.com「ママは、パパにどうやって告白されたの?」私が質問すると、ママは引き出しの中から大切そうに一枚の封筒を取り出した。

「これは、パパから初めてもらった手紙。

この手紙で、想いを伝えてくれたのよ」そう言うと、ママは他にもパパからもらったたくさんの手紙たちを見せてくれる。

メールがなかった時代、想いを伝える手段は直接か、手紙のどちらかだけ。

今は簡単にメールやメッセージで想いを伝えることが出来るけれど、昔は手間や時間をかけて、想いを形にしていたんだなあ。

■私の愛の言葉は、いつまで残ってくれますか?ya__anoママが、20年以上前にもらった手紙を大切に保管していたことになんだか感動してしまって、私も自分の想いを手書きで残したくなった。

メールやメッセージだって残るけれど、データはいつ消えてしまうかわからない。

相手が大切に思っていれば消えることのない形で、私も彼へ感謝や愛を伝えたいなって。

手紙ももちろん素敵だけど、私は「マイブック」を使って想いを形に残すことにした。

私の想いを彼に渡して、彼の想いも書いてもらって。

“交換日記”なんて小学生以来でドキドキするけれど、なんだか素敵。

大切な思い出や想いを、これからはこのマイブックに残していこうね。

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ボールペンも新調して、新たな気持ちでマイブックを綴り始めてみるのはいかが?LOVEサイトで詳細を見る恋愛の形は変わっても、io__hytnスマホの普及でたしかに恋愛の形は変わった。

けれど、大切な人を大切に想う気持ちは、ママも私も、昔も今も変わらない。

大切な人に会いに行くこと、大切な人を待つこと、大切な人に想いを綴ること、ママに教えてもらった恋愛のあれこれ、私はこれからも続けたいな。

それは、たまには便利さから離れてみることも素敵だって思えたから。

ママ、素敵な話を聞かせてくれてありがとう。

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