メリー

カントリーボーイの彼、シティガールの私。2人のルーツを辿る故郷巡りのススメ

全然わからないよ私は彼のことが好きだ。

付き合えていること、すごく幸せだと思っている。

でもたまに理解しあえない瞬間がある。

「なんでそう思うの?」鋭い言葉を発してしまう。

「もういいよ」と言われてしまう。

お互い、嫌いになったわけじゃないんだけど。

そういえば彼のこと、詳しく知らないな。

確か田舎町出身なんだよね。

私は生まれてからずっと、割と都会に住んでいる。

二人の“今まで”を理解しあったら、もっと良い関係でいられるんじゃないだろうか。

最近遠出もしてないし、一緒に訪ねてみよう。

Day1:彼の生まれ育った場所「どうせ田舎だってバカにするじゃん」と顔をしかめながらも、彼は私を故郷へ連れて行ってくれた。

日が差す道路には人ひとり歩いていない。

静かで、空気が美味しい。

時間を忘れて散歩したくなるような雰囲気だった。

駅には駅員さんがいなくて、次の電車は2時間後。

3分刻みの時刻表しか見たことがなかった、自分の世界の狭さに気づく。

私が好きな大らかで少しマイペースな彼。

ここで育ってきたんだなあ。

「あっちの山の方によく遊びに行っててさ」少年に戻ったような無邪気な笑顔で言う。

優しい風と、ご近所さんの温かさと。

彼を形作るパーツがここにはあって。

普段何かに追われていた私も一緒にリセットされた。

ありがとう、連れて来てくれて。

■彼の故郷を歩き回った日の服裏起毛トレーナーロングワンピース¥5,389koe:自然に溶け込むようなオレンジ色のワンピースを着て行った。

強い風もへっちゃらの裏起毛素材を選んで正解。

LOVEサイトで詳細を見るStanSmithPremium¥16,200adidasOriginals:「良い靴は良い場所へ連れて行ってくれる」という言葉があるけど、良い場所へ行く時は率先して良い靴を用意しなきゃね。

まっさらなホワイトのスニーカーで新鮮な気持ちに。

LOVEサイトで詳細を見るDay2:私の生まれ育った場所私にとっては懐かしい場所へ。

生まれてからずっと東京を出たことがない。

幼い頃、母と行った公園に彼を連れて行った。

ブランコを前にはしゃぐ彼。

もっと幼い頃に出会えていたら、なんて少し思った。

高校生の頃通ったクレープ屋さん。

「高校時代、クレープとか食べる機会なかったわ」って言いながら彼は美味しそうに頬張る。

私にとってイチゴスペシャルは青春の味そのもの。

いつもの場所なのに、彼と辿ると違う景色みたいだ。

見落としている花とか、看板とかにも目がいった。

「どんどん新しいことを吸収する君にぴったりな、刺激的な場所だね。

今日一日で君に詳しくなっちゃったな」と彼は言った。

■私を知ってもらった日の服サテン袖スモッキング刺繍ブラウス¥4,212wcloset:いつもの道も公園も、改めて訪れるからブラウスを着て行った。

ナチュラルなオフホワイトは何にでも染まる私らしい色、とか言っておこうか。

LOVEサイトで詳細を見るラウンドトゥフロントリボンスウェード素材フラットバレエシューズ¥2,160selectMOCA:フラットなバレエシューズで等身大のコーデに。

鮮やかな赤が綺麗でしょ。

LOVEサイトで詳細を見るDay3:今の私達にしっくりくる場所■等々力渓谷asakage今の私達は都会だけど自然があって、ゆったり過ごせるいいとこ取りの場所が好きだ。

世田谷区にありながら自然を満喫できる『等々力渓谷公園』。

過去のことも今のことも、たくさん話そう。

■荒川河川敷trico303『荒川』も良いね。

夕暮れに輝くスカイツリーはすごく綺麗だなって思う。

小さな幸せとか、気づきとか共有していこう。

お互い、知れてよかった彼は私のことを知ってどう思ったんだろう。

あえて聞かないでおくけど。

でも確かに、お互いを理解しあおうって気持ちが今の私達にはあるんだ。

なんだか嬉しいな。

もっと愛おしく思えてきました。

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