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【現役CA座談会】CAはプライド高い、派手で浪費家?世間からの偏見をぶったぎる!

合コンで来て欲しい職業ランキング上位、美しきバリキャリ。

それがCA……キャビンアテンダントたちです。

 みなさんはCAにどんなイメージがありますか?モテそう、結婚早そう、男遊びが激しそうなど……CAに限らず、職業から見るイメージというのはある程度あるもの。

しかし、空港や機内以外ではなかなか出会うこともないCAさんたちですから、そのイメージもすべて偏見である可能性もあるかも。

 ドラマや漫画のイメージに縛られているCAさん、実際はどんな人たちなのでしょう。

今回3人の現役CAさんにお越しいただき「CAの実際」を色々語ってもらったこところ、イメージを裏切るCAさんたちの実態が見えてきました。

writer:Sponsored意外と婚期遅いんです……現役CAさんの恋の苦悩ーーCAさんって、やっぱりキレイな人しかいないんですね……⁉ 日常の中であまり出会うことはないので、テレビや漫画のキャラクターとか、飛行機の機内での振る舞いからくる印象がとても強いのですが、実際に異性からはどんな印象を持たれることが多いですか? えりか:プライベートでの出会いでも、職業観で人柄を決めつけられやすいというところはありますね。

例えば、機内ではお客様にサービスを振る舞う側なので、気配りができる人という印象を持たれます。

実際はその人それぞれだと思いますが。

 あい:合コンや女子会でも、なんとなくサラダを取り分けてくれる人と思われているような気がして、苦笑いでよそうこともあります。

あと、なぜか派手でお金遣いが荒い、遊び人と思われがちです。

とくにブランド志向の人が多い仕事でもないのに……。

海外旅行が好きな人が多いからでしょうね。

 きぬ:あえてそう思われないようにブランド物を持たないようにしたり、カジュアルな服装を選ぶこともあります。

デートや女子会の時も「どうせ高くて映えな店じゃないと嫌でしょ?」と言われることもあります。

 ーーやっぱりキレイな人が多いから、遊んでいそうなイメージで見られてしまうんですかね……。

実際モテそうなイメージはありました。

 えりか:モテるモテない以前に、他の人より出会いの少ない仕事だと思います。

シフト制で忙しいし、勤務先もオフィス街とかでなく、繁華街からも遠いことがほとんどですから。

飲み会なども参加しづらいです。

空港で会える人との出会い以外まったくないですよ。

 きぬ:合コンの機会は20代前半くらいのうちは多かったけど、アラサーになってくると仕事に忙殺されて行けなくなる(笑)。

そもそも集合場所も繁華街が多いし、仕事が押して参加できない……なんてこともあるあるです。

 あい:そうやって合コンで出会った人とも、休日が合わないことがほとんどですしね。

たまに「モテるために」と空港で働くような女の子もいると聞きますが、そういう子は本当に一部だけです。

 ーーCAさんって合コンとか出会いスポットには引っ張りだこなのかと思ってました……。

たしかによく考えたら、お忙しいお仕事ですもんね。

地上スタッフさんと混同されているイメージはありそう。

 きぬ:肩書としては、異性にも興味持ってもらいやすくていいんですけどね。

仕事は忙しいけど楽しんでいる人も多いから、婚期遅い人が多いですよ。

 あい:空港内で出会うパイロットや整備さんも、いい感じの人は関わる機会の多い地上スタッフさんとすでに結婚している、なんて場合も多いです……。

 えりか:忙しさでどんどん自立していっちゃうし、空港内でも空港外でも「モテる」って感じではないんですよね。

機内でモラハラ客と接していると……理想も自己肯定感も低め?ーー空港内のスタッフさんとの恋愛も競争が激しいんですね……。

では、お客さんとの恋愛はどうでしょうか? えりか:私は機内で出会ったお客様と結婚しているので、ないわけではないと思います。

でも、身の回りで考えるとけっこうレアかなあ。

日本人はそういうナンパっぽいことに抵抗ある人も多いですよね。

 きぬ:もちろんお客さんの中に「かっこいいな」って思う人とかはいるけど、サービスの中で辛くあたられてしまうこともあります。

機内でのお客さんたちの振る舞いを見ていると、男性へのハードルもどんどん下がっちゃう。

 あい:機内では仕事中の私たちに、優しく振る舞ってくれる人の方が珍しいです。

仕方ないことかもしれませんが、サービスを提供する側の私たちに配慮してくれるお客さんって、そんなにいないんです。

頑張っていても褒めてもらえることも少ないから、いざ必要とされると答えたくなってしまう。

だから結局、CAが付き合う人ってダメンズも多いんですよ。

 ーーマナーのことで何か印象に残っているエピソードはありますか?  きぬ:どこに向かう便かで客層もだいぶ変わります。

例えばビジネスで出張するような都市行きの便ではお一人様の大人の方が多くて、紳士的なお客さんも多いです。

逆にリゾート方面に向かう便では、気持ちが舞い上がっているんだなあと感じてしまう人がいることもあります。

 えりか:リゾートといえば、国内に帰ってくる便の時は、日焼けした皮膚を機内でめちゃめちゃ剥いてる男性も見かけることもあります。

降りた後は座席の周りに焼けた皮膚が散らばりまくっていることも……掃除するのが大変でしたね(笑)。

 あい:機内食デザートのアイスを持っていった時に「食べごろに持ってきて」と言われて悲しくなったこともあります。

喜ばれると思ったことが、全く喜ばれないことがある。

 きぬ:だからこそ逆に、私たちや周りのお客さんに気を配ってくれる人がいるとすごくうれしいですよね。

周りにいる女性の荷物を上に乗せるのを手伝ってくれるとか。

目の前に背の小さい女性がいても手伝おうとはしない男性が多いから、それだけでもキュンとします。

単純に「優しい」ってだけでいい人って思っちゃう。

 えりか:ほとんどの人は言ってくれないですから、降りる時にありがとうって言われるだけでも嬉しいですね。

そういう人たちと仕事で接しているから、恋愛での理想も下がっていきますよ。

 ーー当たり前のことができる男性ってだけでレアってことですね……。

CAがキレイなのは「地味な努力を苦としない」からーーキレイな人が多いのに、出会いはないし異性ハードルも下がっちゃうって、なんだかもったいないですね。

それにしてもどうして、CAさんはみんなキレイなんでしょう。

不摂生になってしまう機会も多そうなのに。

 えりか:単純に女性職場だということは大きいかもしれませんね。

美容の情報は仲のいいスタッフ同士で交換します。

 あい:キレイな人が多いというよりは、美意識の高い人が多いって感じかもしれません。

確かに昼夜逆転することもよくあるし、忙しい仕事だからこそ、自己管理は徹底している人が多いですよ。

 きぬ:みんなステイ先にランニング用のウェアを持っていって走ったり、肌荒れしないためのサプリを研究したりとかは率先してやってますね。

それは努力っていうよりは、自己管理の一環で当たり前っていう雰囲気。

 えりか:それでも深夜便はやっぱりお肌くすんで見えますしね……。

でも、どれだけ忙しくて大変でも、仕事は好きでやってるって人も多いから、自分のためにできるだけやりたいって感じだよね。

 ーー昼夜逆転も忙しいシフトも受け入れてるから頑張れるんですね。

大変なことも多そうですが、CAというお仕事の一番の醍醐味ってなんですか? あい:やっぱり海外旅行がしやすいことじゃないですかね。

海外のステイ先で同僚たちとホテルに泊まる時とか、女子会のようなノリでちょっとした余暇を過ごすことができるのはすごく楽しいですよ。

 きぬ:乗る便によるけど、ステイ時間が長い時は近くを観光したり、世界各地のおいしいものを楽しんだりしてます。

旅行が趣味のCAも多いので、仕事という実益に、趣味を兼ねられるのはいいところだと思う。

 えりか:旅行好きが多いから、シフト調整で長期休暇を取る人が多いので、月に1回は必ず海外旅行に行くという人も多いです。

普段は忙しいけど、メリハリをつけながらプライベートは充実しやすいかなと思います。

 ーー忙しくても、趣味を兼ねられるから頑張れるということですね。

ありがとうございました。

【結果】CAへの偏見、崩れ去る実際に話を聞いてみると、合コンは行けないとか空港内でも出会いが少ないとか、婚期遅いとか……分かりやすい偏見だったがために、目からウロコなお話でした。

 CAさんに対して、キレイで優しそうな「すごい人達」という印象がありましたが、実際に話してみて、いい意味で「どこにでもいる普通の悩みを持つ女性たち」だということが分かりました。

 とくにサービス業に従事している人たちだということもあり、さまざまなお客さんと接している中で、男性の理想や自己肯定感も下がりやすいというところが親近感でした。

 キレイな人が多いからって、プライドが高そうなんて思ってしまうのは勝手な偏見。

CAさんも私たちと同じ、ハングリー社会を生きるために努力する女性たちなのでした。

(ミクニシオリ/ライター)(ハウコレ編集部)【今回座談会参加のCAについて】今回の座談会には、AskCAにご登録のCAさんに協力頂きました。

AskCAには沢山の現役CAの方がご登録されています。

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