好きな人と一緒に笑えてますか?
「話していて楽しい」この要素が、誰かを好きになり、そしてその人と付き合うことを決断する上で大切な要素であることは間違いありません。
会話というものが、交際のうちかなりの大部分の時間を占めることになるのですから、当然ですよね。
恋人同士というのは、たしかに手を繋いだり、キスをしたり、食事をとったり一緒にしますが、それでもやっぱり、会話している時間が一番長いのです。
だからぜひ、顔やスタイル、ステータスだけじゃなくて、会話がちゃんと楽しいか、会話がしっかり成り立つか、相手の言ってることが意味わかんないということがないか、この基本のキのレベルにしっかりと着目して男子を選ぶと、交際後のミスコミュニケーションも防げると思うんです。
今日は、会話についてとくに大切だと思うことを、「そんなの知ってるよ、当然じゃん」というレベルの初歩的なことをおさらいしてみたいと思います。
writer:遣水あかりmodel:佐々木みう同じところで笑えてる?大学生のときに付き合って、大学生のときに別れた同じ学校の人がいました。
別れてしばらくした後、ある講義を受けていたら、その教授が結構スベりキャラのおじちゃんで、まあ私は親父ギャグとか嫌いじゃないので、教授が寒いダジャレとか言うのに対していちいち地味に笑いを堪えてたんですよね。
そしたら、教室のもう一箇所でも声を殺して笑っている人がいるのに気がついて、誰だろと思ってみたら、元カレだったんです。
このとき、私はその人と別れたことを一番強く後悔しました。
振られたのだから仕方ないのですが、別れてだいぶ経っていたくせに、その日はやけに落ち込みました。
面白い、楽しい、可笑しいと思える瞬間を共有できる人と一緒にいるのって、すごく幸せなことだったんだなって。
そして、そんな大切な人を失ってしまったんだなって。
みなさんも、誰かと付き合っているとき必ず思ったことがあるはずです。
「好きな人と一緒に笑うことって、なんて幸せなんだろう」って。
手を繋いでいるときも、キスをしているときも、エッチをしているときももちろんすごく幸せ。
それでも、ご飯を食べたり、一緒にテレビを見ていたりしているときに、同じものに対してアハハと笑って、それでお互いの笑顔を確認するように見る。
たまにはケンカをすることだってあるかもしれませんが、それでも、どちらかが緊張を崩すつもりで下手な冗談を言ったり、どちらかが勇気を出して(思ってもないかもしれない)「ごめんね」を言ったとき、なんとなく二人とも気まずさをごまかすような笑顔になって、それから、安心したような笑顔になって、仲直りをするんですよね。
ふたりの笑顔は幸せの秘訣。
こんなの当たり前すぎて誰も今さら言いませんが、言って言い過ぎることがないくらい、大切なことだと思うので。
一緒にいるだけでたくさんの笑顔を共有できる人。
こういう人は、好きになっても絶対に損はないはず。
もしも相手があなたのことを好きで、反対に残念ながらあなたは彼のことを好きになれなくても、友達ではいてあげてね。
同じとき、同じ話題それからもうひとつ、私がとても大切だと思っていることがあります。
それは、あるタイミングで、どんな話題を話したがるか。
この好みが一致しているということです。
「共通の話題がある」というのはよく言われることですが、私はそれにプラスして、タイミングの一致も強調したい。
趣味の話が楽しめる。
これだけじゃなくて、趣味の話をしたいと思うタイミングが一緒、ということですね。
異性と話していると、”空気の読み方”が自分と全然違う人によくあいます。
呼吸が合わない人。
金曜日の夜にデートをしたとしましょう。
そのとき、あなたはもう週末のことで頭がいっぱいで、友達とお出かけに行くことについてたくさん話したいし、彼がどんなことをするのかも聞きたい(もちろんその週末ふたりでデートをするなら、ふたりのデートの話題をしたい)。
でも彼は、金曜日の夜は、というか平日の夜は、仕事のことでまだ頭がいっぱい。
その日の仕事の愚痴がたくさん溜まっていて、それをたくさん発散して元気になりたい、そんなメンタルかもしれません。
一晩寝れば、彼も元気になって週末に頭を切り替えることができるのかもしれませんが、あなたはそれまではちょっと待てない。
お互いに話したいことは共通しているのに、それを話すタイミングが違う。
このズレは、なかなか深刻です。
お互いに、自分が話したいタイミングで相手がそれを聞いてくれない。
どちらが悪いということはなく、ただ不運にも波長が違っただけ。
一回や二回では、あまり気がつかないズレかもしれません。
数回なら、相手の空気の読み方に合わせることができます。
ただ、たくさんいろんなシチュエーションでデートをしてみると、お互いの空気の読み方の素が出てきます。
その中で、付き合った後のことをシミュレートしてみながら、日常のコミュニケーションがギスギスしないか、ふたりが同じことを同じタイミングで話したいと思えるかを想像してみましょう。
(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)