付き合ってからしばらく経っての「落ち着き」が「冷め」か「成熟」かを確かめるコツ
どうもあかりです。
カップルによって個人差はありますが、付き合ってだいたい数か月から1年ほどが経つと、ふたりの間に自然と「落ち着いた雰囲気」が生まれてくると思います。
これは、付き合ってすぐの燃えるような「大好き!」の気持ちがお互いに少し落ち着いてくることによるものですが、それがふたりにとってよいものなのか、よくないのかは、結局、「成熟」なのか「冷め」なのかによるところが大きいでしょう。
みなさんも、「最近、彼となんだか落ち着いてきたな~」と感じたときには、今回ご紹介するコツを使って、それがどっちの意味合いを持つものなのか確かめてくださればと思います。
では、「落ち着き」の表れるシチュエーションごとに見ていきましょう。
writer:遣水あかり目次1.愛情表現の回数が減ってきた2.デートの内容がお決まり化してきた3.浮気される不安が小さくなってきた4.一緒に居ても別々のことをしている時間が増えてきた5.記念日のお祝いやプレゼントがテキトーになってきた6.おわりに愛情表現の回数が減ってきた付き合ったばかりのころは、あんなに毎回会うたびに「好き、好き」言ったり、キスやハグをしていたのに、いまではそんなことを言ったりしたりはめったにないし、というかなんか恥ずかしい……。
そんなふうに感じ始めてしまうというのは、典型的な「落ち着き」のひとつです。
ですが、こういう落ち着きが出始めたからといってすぐに落ち込む必要はありません。
愛情表現が「なくなった」のか「形が変わった」のか「好き」やキスやハグといった愛情表現は、ただの「愛情表現のひとつの形」に過ぎません。
これらの回数が減ったとしても、それによってイコール「お互いに相手のことを好きじゃなくなった」というわけではないのです。
そこで注目してみてほしいのが、『愛情表現が「なくなった」のか「形が変わった」のか』ということです。
たとえば、「好き」やキスといった愛情表現が減ったとして、それによって「最近、彼氏から愛情を伝えてもらっていないなぁ」と感じたり、逆に自分も「最近、彼氏に気持ちを伝えられていないなぁ」と感じてしまうようなら、きっとそれは「愛情表現がなくなってしまった」ということなのでしょう。
しかし、「好き」といったわかりやすい愛情表現は減ったとしても、それ以外の形でお互いに愛情を伝え合うことができていれば、それは単に「愛情表現が形を変えただけ」ですので、なにも心配する必要はないのです。
たとえば、会ったときに「好きだよ」と伝える回数は減ったけれども、おうちデートをするときにはふたりでいつもくっついて一緒にいるようになった、とか、付き合ってしばらくしたら、いつの間にかお互いをおもしろいあだ名で呼ぶようになった、とか、相手の好きな食べ物を買っておいたり、マッサージをしたりといった「好き」を表す行動が増えたり、とか。
こういったものは、まさに「好き」などの愛情表現が形を変えたものといえるでしょう。
わかりやすいものだけが愛情表現じゃないたしかに、「好き」やキスみたいな愛情表現は、「いかにも愛情表現です」というを形をしているので、それがあると安心できるし、逆に減ると不安になってしまうかもしれません。
ですが繰り返すように、こういったものはあくまで「愛情表現のひとつ」でしかありませんので、それが減ったとしてもあわてず、「別の形で気持ちを伝え合うようになっていないかな?」という見方でふたりの関係を考えてみてください。
デートの内容がお決まり化してきた付き合ってしばらく経つと、「最近おんなじような感じのデートしかしていないなぁ」みたいな感覚になることがあるはずです。
これもまたひとつの「落ち着き」ですが、「冷め」と「成熟」の違いはどこにあるのでしょうか?「ほかのことがしたくなくなった」のか「これが一番」なのかデートの一番の目的は、「いろいろなところに行くこと」ではなくて、「ふたりが一番楽しいと思える時間を過ごすこと」です。
そういった意味で、「デートがお決まり化してきたこと」自体を悲しがる必要はありません。
この「落ち着き」が出てきたときには、どうしてのデートがお決まり化してきたのかを冷静に振り返ってみて、「がデートに対するやる気を失ってそうなってしまっている」のか、それとも「いろいろなところに行くよりも、このデートをするのがなんだかんだ一番楽しいし幸せだからそうなっている」のかを考えてみてください。
例えば、交際期間が長くて、それこそもうすぐ結婚というゴールが見えてきたようなカップルであれば、「基本おうちデート。
たま~に外デート」みたいなパターンがとてもありがちですが、それは決して、お互いがデートをすることに飽きてしまっているというわけではありませんよね。
むしろ、「家だとのんびりできるし、好きなだけラブラブできるから最高」と思っているからこそそうなっているはずです。
「最近あんまりいろんなところに遊びに行ってないな。
大丈夫かな」と不安になってしまう前に、のデートがいい意味でお決まり化しているのかも、と考えてみてほしいのです。
浮気される不安が小さくなってきた付き合ってすぐのころはあんなにもお互いに浮気の心配をしていたのに、いまではそんな心配はどこへやら……。
気持ちは楽でいいのですが、それはそれで「お互いの相手に対する好きの気持ちが弱まってきたから?」なんて不安な気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
■「好きじゃなくなった」のか「信頼しているから」なのか浮気される不安が小さくなってきたという「落ち着き」が、「冷め」か「成熟」かを見極めるには、それが「相手のことを好きじゃなくなったこと」によるものなのか、それとも「相手のことを信頼できるようになったから」なのかを考えればいいのです。
「いいのです」と言っても、なかなかそれは簡単じゃないよ、と思われるかもしれませんので、とっておきの方法をご紹介しますね。
ズバリ、「彼に浮気されたら……」って妄想をしてみることです。
そしてそのとき「うわぁ、嫌だぁ」と本音で思えれば、あなたが彼の浮気を普段心配していないのは、単にあなたが彼のことを信頼しているからだということになります。
信頼しているから不安にはなっていない。
だけど、浮気されるのは当然嫌。
これなら、「好きだけど浮気は心配していない」という理想的な「成熟」と言えますね。
逆にこの妄想をしたときに、たいして嫌だと感じなければ、「信頼してるから」というよりも、「そもそも好きじゃないから不安じゃないだけ」ということになるので、「冷め」の可能性が高いです。
同じように、彼にも「私が浮気したらどう思う?」的な質問を明るいトーンでしてあげて、彼のリアクションを見てみると、彼側の気持ちも確かめられるでしょう。
一緒に居ても別々のことをしている時間が増えてきた「最近彼と一緒に居ても、お互いに別々のことをしている時間がほとんどですが、これってよくないことですか?」といった相談はとても多いです。
この「落ち着き」も、あるひとつの見方によって、「冷め」か「成熟」かを見極めることができます。
「暇」か「幸せ」かたとえばおうちデートで、彼氏が漫画を読んだりゲームをしたりしていて、あなたはスマホを触ったりして、別々のことをしている時間があるとします。
この時間に「暇」と感じている場合には、ただの「冷め」である可能性が高いと思います。
一緒に同じことをするわけでもないし、かといって別々のことをしながら一緒に居るのが楽しくもない。
そんなデートしかできないカップルがお互いのことを本気で想っているはずはありません。
しかし逆に、が別々のことをしながらも、「ああ、落ち着く」「幸せだなぁ」と感じてさえいれば、間違いなくの関係は「成熟」に向かっているといえるでしょう。
ひとりのほうがいい?もっとシンプルに言いかえれば、でいながら別々のことをしているというデートに関して、第三者から「そんなんだったら、デートする意味なくない?」と言われたときの気持ちを想像してみればいいのです。
そこで、「たしかにね……」と思ってしまうのなら、はそういうデートを「暇」だと感じている証拠です。
ですが、そこで「いやいや、別のことをしてたって、一緒にいたいんだよ」と言い返せるのであれば、にとってその時間は特別に「幸せ」なものなのです。
記念日のお祝いやプレゼントがテキトーになってきた誕生日や交際記念日に、おしゃれなレストランで食事をしたり、とっておきのプレゼントを買ってあげたりしなくなった、というのもありがちな「落ち着き」です。
そして、ここで一番大切なのは、「の気持ち」がどうかというポイント。
「ともそれで満足」か「片方が不満」か記念日などでのお祝いやプレゼントがテキトーになっていくとき、それが「冷め」によるものであれば、必ずどちらかが相手に対して不満を抱いているはずです。
たとえば3か月記念日は一緒にお祝いをしたけど、半年記念日は彼が「もういいでしょ」と言い出したので、全然お祝いをしなかった。
これに対して彼女が最初は「え~、お祝いしたいのに……」と心の中で感じているという場合には、少なくとも彼にとってはそれが「冷め」である可能性が高いと思います。
デートがいい意味でお決まり化していくのと同じように、「成熟」としての「落ち着き」というのは、必ず、の気持ちが同時に、自然とそういう方向に移ろっていくものです。
逆に、最初に片方が手を抜き始めて、相手が悲しい気持ちで諦める形で「落ち着き」ができあがっていく場合には、「冷め」であると考えるべき。
だから理想的なのは、「そういえばそろそろ2年記念日だね~」「そうだね~。
今年はとりあえず一緒にデートして、それでいいか」みたいなやりとりを通じて、にとってなんの違和感や悲しさもなく「落ち着き」が生まれてくることです。
そうである限りは、たとえ記念日のお祝いやプレゼントがいくらテキトーになっていても、の愛情が冷めたことを心配する必要はないでしょう。
おわりにこれらの見極め方を知らないと、本当は彼氏との関係が「ステージ2」に進んだだけなのに、それをあたかも「冷めきっちゃった……」と誤解して、なんだかの関係が終わりに近いような勘違いをしてしまうかもしれません。
とくに、ひとりの相手と長期間交際をしたことがない人は要注意ですね。
ぜひ、「いま、はいい意味で『落ち着き』の時期に入ったんだ」ということが実感できるようになってください。
(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)