かけがえのない「私の恋」を無駄に他人と比べてしまわないための思考術
どうもあかりです。
自分の恋を、周りと比べてしまうことってあるでしょうか。
私はあります。
しかもたくさん。
SNSを見ていたり、友達のノロケ話を聞いていると「うわ~いいな~ラブラブで。
それに比べて私と彼なんて……」みたいな卑屈な気持ちになっちゃいがちです。
きっと同じような経験、あるいは現在進行形でしているという人も多いはず。
でも心の中では絶対にわかっているはずです。
「自分の恋を人の恋と比べても仕方がない」って。
しかし、頭ではこう理解していても、なかなか気持ちがついていかないというか、どうしても「うわー、うらやましい!」みたいな本音がなかなか消えない。
そこで私は編み出しました。
「かけがえのない『私の恋』を無駄に他人と比べてしまわないための思考術」を。
この記事では、このとっておきの思考術について自分の恋をついつい他人と比べがちな瞬間ごとにご紹介していきます。
writer:遣水あかりVS「SNSで見かけるラブラブカップル」たちインスタやツイッターを見ていると、いかにもラブラブオーラをまき散らしたカップルの投稿を目にすることがよくあります。
そして決まって、「いいなぁ、ラブラブで」という気持ちになってしまう。
たしかにSNSという公共の場でラブラブ感を見せつけられるわけですから、きっとたしかにそのふたりはちゃんとお互いのことが好きなのでしょう。
でも、果たしてそういう公然と人前でチューをできちゃうようなノリのカップルが「本当に幸せ」かどうかは、まったくわかりません。
当たり前ですが、恋愛における幸せのレベルは、「周りにラブラブアピールや幸せアピールをした回数や頻度」で決まるものではありません。
むしろ私は、「そうやって周りに対して、『私たちラブラブです』というのをアピールしないといけないほど、何か不安なことでもあるのかな?」なんて勘ぐってしまうんです。
たとえばある女性が、お付き合いをしている男性から自分が本当に愛されているのかどうかが不安で、おまけに、「ひょっとしたら他の女性とイイ感じの雰囲気になっちゃってるんじゃないの?」みたいな危機感すら抱いていたとします。
そんな女性が、いわゆる「魔除け」「虫よけ」的な意味で、彼氏とのラブラブっぽいデートの写真をインスタに投稿しているのかもしれません。
**Facebookとかでもそうじゃありませんか?仕事やプライベートが本当に本当に本当にうまくいっている人って、なかなか「私、今こんなにいい調子で頑張ってます!」というのを投稿したりしません(仕事の関係上告知が必要な場合を除いて)むしろ「頑張ってるね!」「すごいね!」と知人に声を掛けてもらって「そうだ、私は頑張ってる。
私はすごい」という自己承認欲求を満たしたい場合の方が多いのではないでしょうか。
だって、本当の本当にうまくいっているのなら、それこそ仕事やプライベートに夢中で忙しくて、いちいち周りに報告をしようなんて気持ちにならないはずだからです。
誰かから「充実してるね」と言ってもらうまでもなく、自分でそのことを確信できているので、周りに知ってもらう必要性がまるでない。
これと同じように、恋愛において本当に幸せなのは、「まわりに自慢なんてする必要もなく、ふたりだけの世界で幸せが得られているカップル」だと思います。
世界の誰からも知られていないけれども、おうちの中でふたりきりでひっそりと暮らす、愛し合うふたりのはずです。
平凡で普通すぎて、ほかの人からの「いいね」なんて全然付かないかもしれないけど、そのふたりはお互いに対して最強の「いいね」を伝え合っている。
もしもあなたが、いま現在、彼とふたりきりの関係で「幸せ」を完結することができているのなら、いかにも「世界一幸せそう」に見えるどこぞのカップル(しかも、どんな狙いがあって)を見て「私たちは、こんなふうに周りに自慢できるようなラブラブさはないや」と落ち込む必要は一切ナシなのです。
VS「彼氏以外OUTOF眼中」な一途女子「彼氏一途」これはとても素晴らしいことです。
日々仕事で出会うさまざまな男性にも一切目移りすることなく「この世の男は彼氏だけ」と心から思えているのであれば、そう思えるような異性に出会えた幸運に感謝すべき。
でも、実際にはそうもいきません。
「私は、彼氏のことちゃんと好きだなー」と自分としては思っていても、職場の同僚に素敵な男性がいると「かっこいい……」と感じてしまうことって正直、多々あります。
では、それは「一途じゃない」ということなのでしょうか。
たまにリアルやネットで遭遇する「彼氏以外、マジで考えられない。
好きが止まらない」と一途オーラをバンバン放出しまくっている人と比べて、あなたの恋は不誠実で、曲がっているのでしょうか。
私はそうは思いません。
なぜなら、「ハマり方は人それぞれだから」です。
「彼のことが100%大好き」という状態になっても、ちゃんと周りを冷静に見ることができる人と、そういう状態では完全に「恋は盲目」になってしまう人がいるのです。
これは一途かどうかというレベルじゃなくて、単に性格の問題なのです。
自分が前者のタイプで、いくら彼氏のことがちゃんとめっちゃ好きでも、他の男性を見て「魅力的な人だな」と感じることはあったとする。
それでも、「浮気したい」とよこしまな気持ちが生まれさえしなければ、十分に一途です。
**またそもそも、「一途」というのは速度の問題じゃなくて、飛距離の問題です。
「彼氏以外男じゃない!」とマジで感じる女性はたしかに最大瞬間風速はすごいかもしれません。
でもその速度が短期間しか続かなければ意味ないし、実際、こういうタイプに限って熱しやすく冷めやすいというのはありがちです。
仮に速度はまあまあでも、「うさぎとかめ」のかめのように、長期間、彼をずっと好きでいられれば勝ち。
恋愛で幸せを勝ち取るには、速度よりも飛距離が圧倒的に大切なのです。
恋は短距離走じゃなくてマラソンなんですから。
VS彼氏&彼氏の元カノ「ほかの人と比べる」というのは、他のカップルと比べることだけに限りません。
実際、「自分と彼氏の恋を、元カノと彼氏との恋と比べてしまう」というのはありがちです。
彼氏から、元カノと付き合っていた頃のエピソードを聞いて「え~そんなに長く付き合っていたんだー。
私たちなんてまだ3ヶ月」「え、そんなにたくさんいろんなところに行って思い出作ったの?」「え、元カノめっちゃ美人じゃん」みたいに落ち込んだりしてしまうことは超あるあるですよね。
そして、「ひょっとしたら彼氏は、私よりも元カノの方が好きだったんじゃないの?」と思うことも。
「元恋人」というのはなかなかの強敵です。
だって、そもそも思い出というものは美化されるものだし、幽霊みたいに、直接手に触れることも目で見ることもできない。
だから想像が想像を呼んで、「元カノの方が私なんかより……」みたいに悪い方へ悪い方へ思考が向いていく。
こういう不安を持つ人に対して私が言えるのは「ばかやろう!」だけです。
本当にそれしかありません。
だって、「今」と「過去」という、比べられるはずがないものを比べている時点で、相当ばかやろうです。
彼氏と女友達の浮気を心配する方がよっぽど生産的です。
すこぶる愚直ですが、とにかく、自分と彼氏の元カノを比べてしまいたくなったときには、頭の中で自分を「ばかやろう!」と叱ってあげてください。
「そんな意味ないことしてるくらいなら、彼がかわいいって言ってくれそうな服や下着を選ぶとか、彼が好きそうなレシピを一個学ぶとか、せめてもうちょっと意味あることをしろこのー!」って。
まあ、根性論だけじゃあんまりですので、ひとつだけ救いになるお話をしておきます。
あなたの彼氏も、必ず、自分とあなたの元カレを比べて、あなたと同じように、「彼女は俺より元カレのことが好きだったりするのかな……?」と不安になっています。
必ず。
お互い様なんですよ。
自分だけじゃない。
そう思うだけで、少しは不安な気持ちが和らいでいきませんか?どうしても不満があるなら、別れてみる?今回紹介した思考術によって、あなたが自分の恋を他人と比べることが少しでも減ればいいなと思っています。
そういう意味では、私はどの思考術もすごく自信を持ってご紹介しました。
でも、「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、他人の恋愛は素敵に見えがちです。
本当に。
誰にとっても。
だからこれまで紹介してきたような瞬間に、あなたが自分の恋を他の人の恋と比べてしまうこと自体は仕方ないんだろうなと思います。
そういう瞬間に、私が編み出した思考術が全然効かず、あいかわらず「あの人の恋、いいな~」と思ってしまうことだってひょっとしたらあるかもしれません。
そうしたら、どうしましょう?「自分の芝生は青いんだ」ということを自分の目で確かめてみるしかありませんよね。
その方法は2つです。
1つが、「自分も彼氏とラブラブしてみること」です。
SNSでラブラブカップルを見ていたり、彼氏の元カノのことを考えたりして「私と彼って、本当にお似合いのカップルなの?」と不安に思うことがあったら、なるべく早く彼に会いましょう。
そして、ハグ・キス・エッチをしてみてください。
そこでちゃんとドキドキすることができれば、さっきまでの不安は全部吹っ飛ぶはずです。
「あ、私たちは私たちのままでいいんだ」ってね。
これが自分の芝生の青さを知るシンプルな方法です。
**それからもう1つ。
これは最終奥義として覚えておいてほしいのですが、どうしても他人の恋が魅力的に見えて仕方がないときには、「じゃあ、別れちゃう?」と自問自答してみてください。
それで「そうね、それもありかも」とつぶやく自分がいたら、おそらく隣の芝生は青く見えているだけじゃなく、実際に青いんでしょう。
本当にお別れするのもアリかもしれません。
でもそこで「いや、別れるのは嫌だな」と思うのなら、絶対に自分の芝生の方が青い。
冒頭でもお話したように、私もかなりの「隣の芝生は青く見え」がちガールです。
だから気持ちはよくわかります。
でもよく言うように、周りと比べる人って幸せレベルが低いのです。
意味ないことで悩んでばかりいるからね。
だから私は、たしかにいまでも簡単じゃないけど、今回ご紹介した方法で「比べる」という無駄なことをあまりしないで済むようになりました。
私の思考術が、みんなの幸せに少しでも役立ちますように!(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)