【恋愛相談】「彼氏がすぐに『もう別れよう』って言います。本気ですか?」
どうもあかりです。
今日はタイトルにもあるとおり、恋をする女性にありがちな、しかもなかなかひとりで答えを出すのが難しいお悩みについて考えていこうと思います。
では早速ではありますが、いってみましょう。
writer:遣水あかり「彼氏がすぐに『もう別れよう』って言います。
本気ですか?」「彼氏がケンカとかのときにすぐ『もう別れよう』みたいなことを言ってきます。
幸い、いつも必ずきちんと仲直りができるのですが、それでも、『彼は内心は本気で別れたいって思ってるんじゃないか?』って気がして、不安です」(飲食/22歳)とりあえず大丈夫です。
彼には『別れたい』という気持ちはいまのところありません。
しかし、この先も同じことが繰り返されるとしたら、それはちょっと問題かもしれません。
「別れよう」の真意男性がケンカのときに彼女に対して言い放つ「別れよう」「もう、終わりにしよう」「もういいよ」みたいなセリフは、どれも真意ではありません。
とくに、彼氏がケンカの"たび"にそういった発言をするのであれば、なおさらです。
ケンカのたびにいつもいつも「別れたい」と真意で言ってしまうような相手と、付き合い続けることなんてあり得ません。
「彼がいつも『別れたい』と言う」という事実そのものが、彼の「別れたい」発言が真意ではないことを示す証拠なのです。
「じゃあいいか」では済ませられないこう聞くと、「そっか。
じゃあ『別れよう』って言われても全然気にしなくていいんだ!」と思ってしまうかもしれませんが、問題はそう単純じゃありません。
また彼氏から「別れよう」と言われたら、「え、私たち別れるの?」と以前と同じように不安な気持ちになってしまうでしょう。
「別れよう」が真意じゃないと知っていても、それでも抑えきれない不安。
その実態を解き明かす必要がありそうです。
「別れよう」が"本気"になるかもしれないたとえ真意じゃないとしても、「別れよう」と恋人に言ってしまうこと。
その一番のリスクは、「将来、ふたりが別れやすくなってしまうこと」だと思っています。
まずは、彼女の立場を考えてみましょう。
ご相談者さまのように、彼氏から何度も「別れよう」と言われると、それが真意じゃないと仮に知った後でも、どうしても不安で嫌な気持ちになります。
「別れよう」というのは、要するに「もう好きじゃない」と言う意味なので、そんな言葉を「そっか、本気じゃないのね。
じゃあいいか」とサラっと受け流すことができないからです。
「別れよう」という言葉は、あまりにも強すぎる。
そうすると彼女は次第に、「いつか本気で振られるかも」という気持ちを抱えながら彼氏と付き合っていくようになります。
次は、彼氏の立場も考えてみましょう。
「別れよう」という自分の発言が真意じゃないことは、自分自身で一番わかっています。
ですが、自分で何度も「別れよう」という言葉を発し続けていると、自分自身でも「自分が本気で『別れよう』と思ってるのかどうか」がわからなくなるのです。
最初の頃は「別れるつもりなんてないのに、ついカッとなって彼女を傷つけるようなことを言っちゃった……」と、反省をしているはずですが、次第に「あれ、自分ではそんなつもりないけど、ひょっとしたら俺って心の中では本当は……」なんて疑心暗鬼になっていくんです。
「別れよう」という強すぎる言葉が、いわゆる言霊みたいになって、それを発した彼自身を呪うようになるのです。
こうして、「別れよう」という言葉は、次第に彼女と彼氏のふたりを縛り付けていきます。
そしてなんとなく、「別れる」ことがふたりにとって「あり得るかもしれない未来」に思えてきてしまう。
これが、たとえ真意じゃないとしても、「別れよう」と恋人に言ってしまうことの一番のリスクです。
「自分たちの関係はいつか本当に終わるのかも」「別れるかも」と思いながら付き合うカップルほど、もろい存在はありません。
「別れよう」って言うのやめてリスクが具体的にわかりましたが、そのリスクを取り除く方法は1つしかありません。
彼に「別れよう」と言うのをやめてもらうことです。
そのために彼女ができることも、また、1つしかありません。
彼氏に「本気じゃないのはもちろんわかってるんだけど、『別れよう』って言うのはもうやめて」と正直に伝えることです。
真剣さを出すために「傷つくから」「もうダメかもって気持ちになっちゃうから」などの言葉を添えてあげるといいでしょう。
「そんなことを言われると、いつかそれが現実になっちゃうかもしれないから」と言ってあげるのも効果的です。
「そんなので本気で解決できるの?」と思ってしまうほどシンプルな解決策ですが、仕方がありません。
本当にこれしかないのだから。
ですが、先程も指摘したようなリスクのことをちゃんと知らずに、本当に「ついカッとなって」というだけの軽い理由で「別れよう」と言ってしまっている男性が実際ほとんどなのです。
「そっか、本気じゃないとしても『別れよう』って言うのはよくないな」と彼が改めて考えてくれるようになるだけで、だいぶ状況は改善される可能性があると私は信じています。
「大人な女」って彼に思われたいです!「社会に出ると、外見も内面も大人で素敵な女性がたくさんいて焦ります。
私も、彼から『大人な女性だな』って思われたいです」(メーカー/23歳)「恋」以外にも興味を持ってみましょう。
それが「大人の女性」への唯一の近道です。
「大人な女性」って?とてもかわいらしい相談をありがとうございます。
先ほどのご相談には真剣にお答えしてしまいましたので、少し肩の力を抜いていきましょう。
私が思う「大人な女性」の特徴を一言で言い表すとするならば、それは「世界の広い女性」です。
少し例を挙げてみましょう。
昆虫採集にハマっている男の子。
ジブリにハマっていて、一日中ジブリのことばかり考えている女の子。
どちらも「子ども」な感じませんか?もちろん「好きなことにハマる」というのは素敵なことなので、子どもでいるのが悪いという意味じゃありません。
あくまで「大人とは何か?」を考えるための整理です。
恋でも同じことが言えます。
男性側から見て「幼稚」「子ども」に見えてしまう彼女というのは、たいてい「彼氏にどハマりしている女性」です。
会える日は全部会いたい。
会いたい人は彼氏しかいない。
彼氏のために、飲み会や友達の誘いは全部断る。
付き合ったそばから、絶対に彼氏と結婚するって決めている。
何度も言いますが、これを「悪い」というつもりはありません。
自分でもそれでいいと思っていて、彼氏もそういう自分を「いい」と言ってくれるのなら何も問題はありません。
だけど「大人な女性になりたい」というのであれば、克服していくべきはこういうポイントです。
実際、あなたの周りにいる女性のことを思い浮かべてみてください。
たとえば、いつも素敵であこがれちゃう、あの職場の上司の女性。
「彼氏のことしか考えられない。
仕事中もLINE来てないか、何度もスマホをチェックしちゃう……」「彼氏とケンカしたので、仕事休みます……」きっとその憧れの大人の女性は、こんなことは言わないでしょう。
むしろその女性は、恋愛に仕事に人付き合いに、なんでも興味関心をもって、楽しそうにやりがいをもって取り組んでいるはずです。
恋愛は恋愛で楽しんでいるけど、仕事でも「みんなで頑張ろ―!」と率先して頑張っているし、飲み会でも「つまんない。
彼氏に会いたい」と愚痴なんてこぼさず、その場にいる人たちと楽しい時間を過ごそうとしているのではないでしょうか。
実際、その女性は、彼氏もたしかに好きだけど、彼氏以外にも好きなことがたくさんある。
「大人な女性」になりたいということであれば、ぜひこういう方向性を目指してみてほしいと思います。
なんで「大人の女性」って愛される?ご相談者さまの場合には、すでに「大人の女性になりたい!」という目標をお持ちですから、私からわざわざ「大人の女性を目指すことのメリット」についてお話する必要はないかもしれませんが、せっかくなので書かせてください。
先ほど「大人の女性」とは「世界の広い女性」だと書きました。
「世界の広い女性」とはつまり、彼氏以外にもたくさん好きなことがある女性だとも。
語弊を恐れずにあえて言うのなら、彼氏以外にもたくさん好きなことがある女性というのは、「他にも好きな男がいる女性」と似たようなものです。
みなさんも、もしも「彼氏が元カノのことをまだ引きずってる」ということがわかれば、きっと一生懸命にあの手この手を尽くして、彼氏が元カノのことを忘れてくれるように、そして本当の意味で自分の方を向いてくれるように頑張るはずです。
反対に、もしもあなたが元カレのことを引きずってるとしたら、きっと彼は、やはりあの手この手であなたのことを振り向かせようとするでしょう。
これは、人には「恋人を独占したい」という気持ちがあるからですよね。
そして、「彼氏以外にも好きなものがある女性」でいることで、この「他にも好きな男がいる女性」と同じような心境を彼の中に生み出してあげることができるのです。
たとえば、彼女が仕事を楽しそうに頑張っていて、そのせいでたまにデートに遅刻してしまったり、あるときにはキャンセルなんてしようものなら、「俺より仕事が好きなのか」とやきもちを焼いてしまうでしょう。
また、仕事じゃなく、趣味や女友達の場合でも同様です。
そして彼は、「仕事よりも趣味よりも友達よりも、俺のことが一番だって言わせたい!」と勝手に燃えてくれる。
これが、「大人の女性」が愛される理由です。
「この恋は成功させたい!」と強く思えば思うほど、その恋にどんどんとのめり込んでしまいそうになりますが、むしろそういう大切な恋こそ、冷静に、「恋以外にもハマれること」をちゃんと持った状態で恋をすることで、結果的にうまくいく。
こういう「急がば回れ」的な考え方で恋をするのがいいと思います。
(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)