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1年以上の長続きカップルに学ぶ「恋人との適度な距離感」の保ち方

どうもあかりです。

交際は距離感が大切ですよね。

近すぎても、遠すぎてもいけない。

ただ、頭ではそうわかっていても、実践編となると、途端になにをどうやればいいかがわからなくなる。

そこで今回は、交際期間1年以上の長続きカップルから「恋人との適度な距離感」の保ち方について学んでいきましょう。

writer:遣水あかり「会う頻度」と「連絡する頻度」を反比例させてみる「たくさんデートしつつ、たくさんLINEもしてたら、息切れもするし、話題もネタ切れする。

なので私たちの場合は、毎週のようにデートできてるときは、あんまりLINEはしないし、逆にお互いに忙しくてあまり会えないようだと、LINEを多めにしてさみしさを慰めてる。

別に『こうしよ』って約束したわけじゃなく、いつのまにかそうなってただけだけど、自然とイイ感じのバランスになってるかなーと」(アパレル/26歳/女性)「適度な距離感」というのは、ずーっと平行線で同じ距離を保つという意味じゃありません。

どちらかと言うと、近づいたり、遠ざかったりを繰り返していく「波」のようなイメージです。

遠ざかった後にグッと近づくことで、会えたり、連絡ができた喜びがより強くなります。

そしてその分、離れているときでも「次会えるの楽しみだな♡」という気持ちでお互いに頑張ることができますね。

逆にこの女性のおっしゃるとおりで、毎週のように土日フルフルで会っているのに、平日までほぼ毎日LINEをしていたら、なんだか悪い意味で恋人のことを考えている時間が長すぎて窮屈だし、デートやLINEをしていても、話すことがなくなってきて「退屈だなー」と感じる原因にもなりかねません。

「いい恋は、会えない日を楽しむことができる恋」なんですよね。

そのためにも、「会う頻度」と「連絡する頻度」を反比例させてみるというのはとてもいいアイデアだと思います。

「LINE以外でつながる」方法を身につけよう「私と彼は、あんまり会えない日もLINEしないんだよね。

その代わりに、ふたりでデートしたときに撮った写真を見て、楽しい時間を思い出してる(笑)。

なんか、昼休みとかに写真を見るだけで『次会えるまでもうちょっと。

仕事がんばろー』って気持ちになれる」(Web系/25歳/女性)先ほど「会えない日を楽しむことができる恋」がいい恋だというお話をしましたが、そもそも「会えない日」って、「彼氏とLINEをする日」と「彼氏とLINEをしない日」の2種類だけじゃありません。

いまの時代に生きる私たちにとって、LINEという連絡ツールの存在感が大きくなりすぎて、会えない日に恋人とつながる方法が、LINE一択しかないって考えてしまいがちです。

だけど、「好き」で結ばれた者同士なら、言葉なんて使わなくても、気持ちを通じ合わせて「会えない日を楽しむ」方法なんていくらでもあるのです。

以下、いくつかその例をご紹介してみます。

モノでつながる「マジで気持ち悪いと我ながら思うけど、彼女の匂いが大好きだから、彼女の服を家に置いてもらって、さみしいときは一人でその匂いをかいで癒されてる。

それで匂いが消えてきたら、交換してもらう。

」(広告/27歳/男性)正直ちょっと気持ち悪いかもしれないけど、恋人同士ならありです!こうやって、お互いが相手のぬくもりとかを感じることができるグッズを持っておくというのは、素敵なつながり方のひとつですね。

デートで彼にUFOキャッチャーで撮ってもらったぬいぐるみとか、そういうのもいいです。

「私も彼氏の匂いが大好き!」とこっそり思った方は、彼に服をリクエストしてみるのもいいと思いますよ。

写真でつながるこれは、先ほどもあがった例です。

デートのときにお互いが相手の写真を撮っておいたり、あるいはふたりで撮ったツーショットをスマホに入れておいて、さみしいときに眺める。

見返したとき、まるでデートのときに時間が巻き戻ったかのような幸福感に包まれて「あ~、次会えるの楽しみ!」とポジティブな気持ちになれますよね。

もちろん、ふたりで撮った写真を待ち受けにしたり、あるいはいっそのこと印刷をして部屋の目立つところに飾っておくと、いつでも幸せな気持ちで「会えない日」を楽しむことができるようになるはずです。

約束でつながる「お互いに、次のデートまでにちょっとした宿題を出してる。

『今度旅行行きたいところ考えておくこと!』とか。

そうすると、ひとりの日もいい意味でやることができるので、さみしくないし、『ふたりで頑張ってる』感が出るのでオススメです」(公務員/24歳/女性)単にだらだらと連絡をするよりも、こうやってお互いが「ふたりのためにやるべきこと」を約束して、会えない日をその達成のために頑張るのって、とても生産的でモチベーションも出ますね。

ふたりで一緒に行動をしているわけじゃないけれど、ふたりが離れ離れでありながら、相手のことを考えながら「会えない日」を過ごしている。

「恋人のことは、正直そんなに詳しくない」くらいがちょうどいい「恋愛って、相手のことをたくさん知れば知るほどいいと見せかけて、実はそこまでよく知らないくらいが一番ちょうどいいっていう罠があると思う」(保険/25歳/男性)たしかによく言います。

「知れば知るほど、愛し愛される」って。

そして実際、私もその通りだと思います。

相手のことをよく知ることで愛着が湧いてきて、「好き」の気持ちにも深みが出てくるというのはたしかにある。

だけどここでいう「相手を知る」は、相手がなにをしているか、誰と会っているか、誰とLINEしてるか、という「行動」を知るという意味では決してありません。

「相手の性格や考え方を知る」という意味です。

そのためにすべきは、「会えない日」の相手の行動を把握することではありません。

デートの日に、彼と時間をともにしながらたくさんおしゃべりをしたり、彼の言動をよく眺めたりして「ああ、この人はこういう人なんだなぁ」と少しずつ知っていくことなのです。

逆に、相手の行動ばかり知ろうとしてしまうと、「誰となにしたの?」と質問をすること自体、相手に不快感と「自分って信頼されていないんだなー」という落胆を与えてしまいます。

また、そういう質問をすることによって、自分も自己嫌悪に陥っていき、そして知れば知るほど「え、またこの子と会ったの?この子、彼のこと好きなんじゃないの?」みたいな疑いが生まれてきます。

結局、彼が誰か女子とLINEをしているのがチラッと目に入ってしまったときに、「へー、そんな名前の友達いたんだねー」くらいの感じがちょうどいいんですよ、きっと。

デートにも、メリハリを「気合入ってるデートと、テキトーな感じのゆる~いデートと、交互にやっていくくらいがちょうどいいかなと思う。

毎回同じようなデートだと飽きる」(教員/27歳/男性)「適度な距離感」というのは、同じような距離をずっと保ち続けることじゃなくて、近づいたり遠ざかったりの「波」を意識することだと、先ほども書きました。

そしてこれは、「会えない日」と「会える日」の関係だけにとどまらず、「会える日」つまりデートの中でも意識してほしいことなのです。

毎回、似たようなデートを繰り返していると、距離がずっと同じで、マンネリも感じてしまう。

それよりも、今日はおでかけ、次はおうち、みたいにメリハリがついていると、常にどんなデートも新鮮味があって、きっちりめのデート、ゆるめのデートのどちらも全力で楽しむことができると思うんです。

デートにも、メリハリが大切ということですね。

ちなみにこれは、彼のお財布の面からも非常に有効な作戦です。

男子は、1か月のうち「デートに使うお金」が決まっていますから、毎回「どこかに連れて行って」とおねがいするよりも、おうちデートなど「安いデート」を挟んでいく方が、ふんぱつをしてくれるときのふんぱつっぷりが上がります。

そうやって適度に空気を読んであげると、経済的な意味でも「付き合いやすい」と感じてもらえると思いますよ。

なんでもかんでも笑顔で「いいよ」は、微妙な関係です「言うべきことはちゃんと言えるのが、適切な距離感だと思う。

相手に嫌われたくないから、言いにくいことは言わないとか、相手の機嫌ばっかり気にしてるようなのは、仲良しというよりもただの馴れ合いだと思うな」(飲食/23歳/女性)両想いだからって、お互いに相手の心を読めるわけではありませんから、付き合っていれば必ず相手の気に入らないことを言ったり、そういった行動をとったりしてしまう場面が訪れます。

自分も相手も。

そういうときに、きちんと「それはダメだよ」と言える関係性を築きたいですね。

「ダメなことをダメと言える」のって、なによりも信頼があるからこそ可能なものです。

「ダメなことをダメと言っても、きちんと誠意をもって伝えれば理解してくれるはずだ」という、相手と、それからふたりの関係性に対する信頼がある証。

逆にそこで相手の顔色を窺ってしまうのは、「相手のことを考えている」というよりも、相手の愛情と、ふたりの絆に不信感を抱いていることの証なんです。

たしかに、「それはダメ」「それは嫌」と言われるのは、特別気持ちのいいものではありません。

むしろ、その瞬間はイラっとしたりしてしまうかもしれません。

だけど頭を冷やすと、「ちゃんと、正面から気持ちを伝えてくれたんだな」と理解して、相手が自分との関係をそれほど真剣に捉えてくれていること、そしてふたりの絆を信頼してくれていることがわかってきます。

お互いに、嫌なことは嫌と言おう。

そういう約束はしておいて損はないと思います。

(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)

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