ハウレコ

嫉妬は恋愛の重要なスパイス!男心のくすぐり方と暴走の止め方

「嫉妬」という言葉に対してネガティブなイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。

嫉妬は恋愛を壊してしまうこともありますが、男性にとっては嫉妬や束縛を見せられることで「俺って愛されている」と彼女の気持ちを強く感じられる場合もあるのです。

嫉妬はときに恋愛において重要なスパイスにもなりますが、大事なのは使い方です。

今回は、嫉妬とどう付き合っていくか、うまく嫉妬を活かして男心をくすぐっていくかについて解説します。

writer:上岡史奈嫉妬とは嫉妬することはダメなように思われていますが、決してそんなことはありません。

恋愛以外でも嫉妬という感情は芽生えるもの。

仕事や勉強において同僚に嫉妬するときもあると思います。

嫉妬は男同士、女同士でも芽生えますが、その「なんで私じゃないのか」「私だってああなれるはず」という感情は向上心にもつながるんです。

私たちが恋愛以外で嫉妬する場合、外国人に嫉妬することは比較的少なめです。

たとえば、ある売れている歌手を見た時に「大して可愛くないのにズルい。

あの程度なら私だってなれる」と思って嫉妬することはあっても、アメリカの有名歌手を見て「私も同じようになれたかもしれないのに」とは思わないですよね。

というのも「そもそも生まれた環境が違うから」などの理由で、自分とは違う世界の存在だと思っているからです。

つまり、嫉妬は基本的に自分に近い存在、自分もそうなれるはず、と思っている相手にしか抱かない感情なのです。

嫉妬の意味「嫉妬」ってよく使われる言葉ですが、どこからどこまでが嫉妬なのかってわかりづらいですよね。

「嫉妬」と「やきもち」の違いも気になるところ。

ここで「嫉妬」という言葉の意味について改めて考えてみましょう。

辞書的な意味だと、「他人が自分より恵まれていたり、すぐれていることに対して、うらやみねたむこと」「自分の愛する者の愛情がほかに向くのを恨み憎むこと」とされています。

「嫉妬」は日本人特有の感情ではありません。

英語だと「envy」と「jealousy」の2つに訳されます。

envyは人の幸運、能力を見て自分も持ちたいとうらやむ気持ちで、jealousyはそれらが自分にないのは不当だとして相手を憎悪する気持ちと定められていますが、どちらも「自分が欲しいものが手に入っていない」と不足が強い感情なのでしょう。

嫉妬とやきもちの違い嫉妬とやきもちの違いについてですが、辞書的な意味だと、嫉妬とやきもちは同じだとされています。

というのも、やきもちを焼くというのは、「妬く(やく)」と「気持ち(きもち)」をかけあわせ、語呂の良い「やきもち」になったとされているからなんです。

ただ、嫉妬とやきもちの意味の違いはなくても、なんとなく「やきもち」のほうが語感がやわらかくて可愛らしい感じがしますね。

恋愛ドラマや漫画などでも「嫉妬をぶつける」より「やきもちを焼く」というほうがドロドロしていない印象を受けるのではないでしょうか。

嫉妬とやきもちの違いはほとんどありませんが、私たちは雰囲気で使いわけているというところなのでしょう。

嫉妬してしまうのはなぜ恋愛の映画を観ていると、必ずといっていいほど嫉妬に身を焦がした登場人物が暴走してしまうシーンが出てきますよね。

好きで好きで、自分の心も体もコントロールできなくなるほど好きになってしまう気持ちは、本能に基づいたもの。

「好き」という感情を意識してストップできないのと同じで、嫉妬する気持ちを意図して止めるのは無理です。

「ほかの人に取られたら自分の立場が危うくなる。

愛情を独占したい」という気持ちは、人間ならだれしも持っている正常な感覚。

好きになるのに理由がないのと同じで、人が嫉妬するのに理由はないのです。

だからこそ嫉妬しない方法を見つけるのは難しいのですが、自分が嫉妬してしまう心理の仕組みをよく理解すれば、ある程度はコントロールできます。

この後詳しく説明していきますね。

女が恋愛で嫉妬してしまう心理恋愛においてどちらかというと受け身になりやすい女性は、男性の振る舞いによって嫉妬する人になるかどうか左右されます。

彼が誠実で、不安にさせないようなお付き合いをしてくれる人ならあまり嫉妬を感じることもないはず。

女性が恋愛で嫉妬してしまう心理を詳しく見てみましょう。

自分に自信がない女性が恋愛で誰かに嫉妬を感じるときは、ほぼ間違いなく自分に自信がないときです。

「こんな私が彼に愛される自信がない」と思ってしまうからこそ、彼の気持ちも疑ってしまうのです。

だからこそ他の女性に取られてしまうのではないか……という気持ちから、彼を激しく束縛することになり、それを窮屈に感じた彼に本当に浮気されてしまうというケースもあります。

愛されている実感が足りない付き合っている彼に浮気の影がなかったとしても、彼が「愛している」「好きだ」などとはっきり言葉に出してくれない場合は嫉妬の気持ちが湧き出てしまうことがあります。

彼の気持ちが恋愛だけではなく仕事や趣味など自分以外のことに向いていることにさえ嫉妬してしまうことがあるのです。

愛されている実感が足りないと、彼が夢中になっているものに嫉妬してしまうのが嫉妬する心理のひとつです。

過去の裏切りがトラウマ嫉妬する理由のひとつに「裏切り」があります。

もともと嫉妬するタイプではなかった女性でも、元彼が浮気し、疑って傷つけられた日々を送ったせいで嫉妬深い性格になってしまうこともあります。

逆に元カレが全く浮気せず、信頼しあえた付き合いを経験してきた女性は、嫉妬する感覚があまりわからない場合もあります。

女の嫉妬心の強さは、過去の恋愛によって影響されているともいえます。

男が恋愛で嫉妬してしまう心理他の男に負けた気になる恋愛ソングなどでは嫉妬心をあらわにする歌詞も多くありますが、実際の男性は「嫉妬を見せたらかっこ悪い」と思っています。

でも、内心では自分が一番でいたい、負けたくないという気持ちが強いのです。

万が一、ほかの男性に魅力で負けたりしたら耐えられないくらいプライドが高いので、彼女の気持ちが他に向くことは絶対に許せないと思っています。

芸能人などを「あの人かっこいいよね」と冗談で言っただけでも、彼は負けた気になって嫉妬することがあるので、ほかの男性の話題は出さないほうが正解なんです。

独占欲や支配欲恋愛における男性の嫉妬は、種の保存の本能からくる独占欲や支配欲が主になっています。

というのも、自ら妊娠することができない男性は、妻や彼女にほかの男が近づくことは自分の遺伝子を残せる可能性が低くなるということ。

だからこそ自分は浮気しても女の浮気は絶対に許さないという男性は多いのです。

「裏切られた」と彼に思わせるようなことはしないほうがいいでしょう片思いの恋愛で上手に嫉妬心をくすぐるには彼を立てつつたまに他の男に頼る嫉妬を片思いの彼にうまく使うには、「この子は俺が守ってあげる」と思ってもらうことや「ほかの男には取られたくない」という感情を抱いてもらうことがポイントになってきます。

そのためには、ほかの男性の存在をチラッとにおわせることも必要です。

ふだんの会話や接し方では彼を立てて、「この子は俺がいないと困るんだろうな」と思わせておきつつ、たまにはほかの男性にも頼りましょう。

そうすると、男性の本能が刺激されて「ほかの男に取られたくない」という気持ちが強くなります。

他の男の話をしてでも〇〇君は特別と本人にいう他の男性の存在をにおわせて、彼の嫉妬心を刺激するときに大事なポイントがあります。

それは「あくまでもあなたは特別な存在です」と彼が一番であることをしっかりアピールすること。

チャラチャラした女性ではなく、真面目で一途な女性であると思われているからこそ効果があるのです。

その上で、「でも、この子はモテるんだな、放っておいたら他の男に取られてしまうかも」と危機感を持たせましょう。

隠し事はしないけど話さない部分をもつ恋愛で男性から嫉妬されにくい女性って、なんでもかんでもペラペラ話してしまって「この子のことをもっと知りたい」という部分が少ないんです。

でも、自分のことを言い過ぎないでいると男性が勝手に「俺と会っていないときに他の男と会っているのかもしれない」と男の独占欲をつのらせる結果になります。

あまり自分のことを話しすぎないようにすることで、気になる片思いの彼の嫉妬心をうまく煽ることができれば、しっかりと心を掴むことができるでしょう。

嫉妬で暴走しそうな気持ちを止める方法過剰な嫉妬は彼に嫌われるのを理解するまず、いまの自分はなぜ嫉妬しているのか?について考えてみましょう。

それは、彼の心を自分だけに向けたい、愛し、愛されているという感覚を実感したいからではないでしょうか。

しかし、嫉妬のあまりに彼を疑い、試すようなことを言ってしまったり行動を束縛するようなことをしたら、彼の気持ちは離れてしまいます。

そうなりたいわけではないですよね。

女の嫉妬が恋愛を壊すことがあるということは忘れないでおきましょう。

嫉妬に支配されると視野が狭くなるのを自覚する私たちの心が嫉妬に支配されているとき、彼の行動すべてが怪しく見えてしまうのではないでしょうか。

本当は彼は浮気などしていないかもしれないのに、嫉妬のせいで事実が歪んで見えてしまうことがあるのです。

結果、彼を責めてウンザリされてしまいます。

それって自分で恋愛を壊す方向に動いていることになって、すごくもったいないですよね。

友達や男友達に気持ちを話す嫉妬しない方法が見つからない場合、ほかの人の力も借りてみましょう。

誰だって一度くらいは嫉妬した経験があるはず。

彼本人に嫉妬や疑いをぶつけるのではなく、女友達や男友達に聞いてみると、なにか良い方法が見つかるかも知れません。

また、吐き出して聞いてもらうだけでも気持ちも軽くなるでしょう。

過去に嫉妬で失敗したことを思い出すいま、嫉妬に苦しんでいるあなたはこれが初めての体験ではないのではないでしょうか。

過去の恋愛でも、同じように嫉妬に苦しんできたけれど、そこで解決策を見つけられなかったからこそ同じことを繰り返しているのかもしれません。

いまが、自分のなかで嫉妬してしまうきっかけや嫉妬する理由を改めてよく考えてみるタイミングなのでしょう。

嫉妬の感情をなくすには自分磨きで自分に自信を持つ自分への自信を持てないでいると、彼氏への依存心がどんどん高まります。

本当は、愛されたから自信を持てるというのではなく、自分で自信を持ってしまえばいいのです。

ただ、そのためには少しの努力も必要です。

メイクやファッションを変えてみる、違う趣味を持つなど自分磨きで自信を取り戻しましょう。

好きな気持ちを分散する嫉妬する心理に囚われているとき、彼以外のことがおろそかになっているのではないでしょうか。

嫉妬から抜け出せないときは、恋愛以外の他のことでもなんとなくうまく行かないことが多いはず。

そんなときは好きな気持ちをほかに分散することも有効です。

仕事や自分磨きなど、恋愛以外のことに分散してみましょう。

そうすれば彼に対して当たり散らすような事態は避けられるはずです。

恋愛上手は嫉妬を上手く使うが嫉妬に支配されない今回は嫉妬という感情の付き合い方、男心のくすぐり方、嫉妬で暴走しそうになってしまいそうなときの感情のコントロール方法について解説してきました。

恋愛をしていくなかで、嫉妬は避けられない感情のひとつです。

また、嫉妬心をうまく使うことによって愛が深まる場合もあります。

嫉妬しない方法を考えるよりも嫉妬とうまく付き合っていくこと、「嫉妬という感情を飼いならす」くらいの気持ちで自分の気持ちと付き合っていくほうが自然体で恋愛ができるでしょう。

(上岡史奈/ライター)(ハウコレ編集部)

続きを見る