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恋のPDCAを回しているつもりがDDDDだった【トイアンナのしくじり恋愛】

こんにちは、トイアンナです。

「PDCAサイクル」という言葉もずいぶん普及したなあ……と最近思います。

もともとは一部の業界用語だったPDCAサイクルも、いまや恋愛コラムへ登場できるフレーズになりました。

しかし、今更振り返ると結局PDCAが何かしっかり思い出せないものですね。

「計画して、やってみて、振り返って、改善する」のがざっくりとした日本語訳でしょうか。

ああ、恋愛でそもそも計画的に動けたら苦労はしないぜ。

というわけで私の恋愛PDCAサイクルはPの段階でガッタガタでございます。

writer:トイアンナどうやったら「CとA」ができるのよ「恋愛でPDCAサイクルさえ回せば婚活はうまくいくはずだ」と、頑張る女性も増えました。

けれど私たちってどれほど冷静に自分のPDCAサイクルを回せるものでしょうか? 特にC(振り返る)とA(改善する)が曲者です。

たとえば「過去の男は身長180cm以上でクズばかりだった! だから次の彼氏は身長170cm台ならきっといい男!」なんて振り返りをしていたら、ちょいとお待ちよと言いたくなるはず。

けれどいったいどこを振り返れば正しくて、どこは放置してもいいのかなんて冷静に考えられますか? 私にはその自信がありません。

PDCAのはずが、DDDDサイクルになっているたとえば、私はモラハラ男を捕まえるのがもはや特技です。

そのたびに、いろいろなC(振り返り)をしてきました。

私が「きっとこれなら次はモラハラ男を掴まないだろう!」と試行錯誤したのがこのチェックリストです。

・親から愛されて育ったと証言する男性なら大丈夫では?・私が相手の希望を拒絶してもキレない男ならいいのでは?・好きならもはやモラハラもモラハラと感じないのでは?・モラハラの症状を自覚している男性なら改善するのでは?・情緒が安定した男性ならモラハラみがないのでは?結論ですが、すべてダメでした。

情緒が安定している男性も、ふとした仕事のストレスがかかればモラハラとして新登場。

「お前は俺の彼女で光栄に思え」「なんでそんなにバカなの?」と連発する哀れな魂となりました。

親から愛されて育とうが、モラハラする男はします。

生育環境は言い訳になりませんでした。

PDCAサイクルを回しているつもりで、私はDDDD(付き合う・付き合う・付き合う・付き合う)サイクルをやっていたわけです。

ハムスターが回し車をカラカラ走っているのと変わりません。

「試行錯誤」といえば聞こえはいいですが、ようはダメンズの堂々巡りですよ。

PDCAのためには、友達の手を借りよう恋愛でPDCAサイクルを回すなら、仕事と同じようにチームワークを発揮すべきだと気づいたのは30歳を迎えてからでした。

自分ひとりでうんうん分析しても独りよがりな意見を出してしまうだけ。

それよりも、友達へ率直に「なんでだろうね?」と訊いてみる。

そして一緒に過去の男を振り返り合う方が冷静に分析できるはず。

女子会を生産性高く進めるときが来てしまいました。

恋のPDCAサイクルは、チームワークが鍵。

というわけで離婚したてのわたくしは、今日も女子会のアジェンダ(議題)を片手に居酒屋へ向かうのでした。

(トイアンナ/ライター)【トイアンナのしくじり恋愛】(ハウコレ編集部)

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