「彼氏に合わせてばかりで、疲れたかも」そんな自分に気づいた時に考えたい4つのこと
突然の暴露をしますが、私は10代のころ、14歳年上の人と付き合っていました。
これだけ年上の人と付き合っていると、発生するのが“ジェネレーションギャップ問題”。
小さい頃に見ていたアニメ、読んでいる漫画、聴いている音楽、考え方。
どれも、当時付き合っていた彼とは合わなかったんです。
だから、がんばったんです。
「彼に合わせて、少しでも年齢差を埋めよう」と。
自分をある程度押し殺して、趣味から性格から、何から何まで彼に合わせていました。
しかしある時「なんか、私ばっかり合わせてない?」と疑問に思いました。
これはあくまでも一例ですが、好きで彼と一緒にいるはずなのに、つい「合わせてしまう」ことに悩んでいる女性は多くいるはず。
今回は、そんな女性が、彼に合わせてばかりのお付き合いから少しでも脱却するにはどうしたら良いかを徹底的に考えてみたので、心して読んでね!writer:ヤジマユウキmodel:井上怜愛◇知ってた?実は彼氏も、あなたに合わせているところがあるの「私、彼に合わせてしまっている…」という女子に知っておいてほしい現実があります。
それは、彼もあなたに合わせているということ。
「え、そんな風に見えないけど…」と疑いたくなる気持ちも分かります。
でも、こんなところで彼があなたに合わせている可能性があるのです。
・彼女であるあなたと会う頻度・彼女が話す、近況報告・デート中に食べるもの・デートのために着るファッション…など例えば、会う頻度の場合。
実は「本当は友達ともたくさん会いたいけど、彼女と定期的に会わないと何言われるか分からないし」と、本音を隠してあなたに会っている可能性があります。
もっと言ってしまうと「いや、ぶっちゃけ友達と会っている時の方が楽しいんだよな」と思っている節があります。
このように、あなたが「彼に合わせなきゃ」と思っているように、彼もまた「彼女に合わせなきゃ」と思っているのです。
何となく安心するような、でもちょっと複雑になるような…何とも言えない気持ちになりますよね。
でも、この可能性をしっかり認識しておくことが、解決への第一歩なんです。
◇「破局サイレン」を無視して彼氏と付き合い続けると、別れることに?先ほど話したように、あなたは彼に合わせ、彼もあなたに合わせる関係。
この関係の「危うさ」を認識せず、いつまでもお互いが恋人に合わせ続けた先には“破局”が待っています。
いつしか「相手の好みや要望に合わせて動いたのに、上手くいかなくなった」となってしまうんですね。
とはいえ、いきなりバーン!と爆発をして、破局するわけではありません。
何かしらの“合図”というものが存在します。
私の場合、冒頭で話した14歳年上の彼と付き合っていく中でこう思うことがありました。
「なんか、付き合っているのに全然楽しくない…」「というか…この人と付き合うのめんどくさい…」相手に合わせた付き合いを続けたことによって、本来の恋愛で感じるはずの“好きな人と付き合えて楽しい!”という気持ちや“私、今とても幸せ!”という感情がどんどんすり減っていきました。
恋愛で手に入れたい「本当の幸せ」が分からなくなってしまったんです。
今思い返してみると、これが破局の合図=“破局サイレン”だったようです。
こうなると、最後にお別れをする時、「私はこんなに相手に合わせていたのに、全然上手くいかなかった」と、彼との関係に対して、強い苛立ちを覚えるようになりました。
好きで付き合った人なのに、その感情を否定するようになるなんて、悲しいですよね。
ただ、この経験のおかげで私は「相手に合わせて築く恋愛関係ほど、つまらなくて寂しいものはない」ということに気づきました。
あなたも、無意識に出ている“破局サイレン”に気づけないでいると、どんどん「つまらない」という感情が強まり、別れにつながってしまいます。
彼と付き合っていて「いつも私が合わせちゃう」と悩んでいるあなたは、本当に今の状態が楽しいのか、彼と一緒に居て幸せなのかを考えてみましょう。
考えていく中で、あなたが見過ごしていた“破局サイレン”を見つけることができるはずですよ。
◇恋人も赤の他人。
「合わないのは当然」という気持ちがストレス軽減に!では、お互いが合わせすぎることなく、いい関係で付き合い続けるにはどうすればいいのでしょうか?まず、認識してもらいたいのは、「恋人は、好き同士で付き合ったとはいえ、元々は“赤の他人”」ということです。
「いくら好き同士でも、合わない部分があるのは当たり前なんだよね!」こう開き直ることで、あなたが彼と付き合っていく中で抱える“合わない”ことへのストレスを軽くすることができます。
また、あなたが「合わない部分があるのは当たり前!」と思うのであれば、同様に彼から「合わない」と思われることも当然だという“認識”を持つようにしましょうね。
そうすることでお互いが対等な立場で付き合いを続けることができますし、何よりあなた自身が“自分の素”を出せるようになります。
◇開き直りの心は、相手といい関係を築くための「視点」も身につくまた、この開き直りの気持ちは「合わせて付き合う」ことを回避するだけでなく、あなた自身が自分の恋愛に対して「冷静に見つめる力」をつける手助けをしてくれます。
「開き直りの恋愛」について、より分かりやすくするために、まずは対照的な「相手に合わせよう」とする人の例から見てみますね。
合わせてしまう人は、何か問題が起きた時に無自覚のまま「自分の考え方や型に相手を無理やりはめ込もうとする」ようになります。
なにかトラブルが起こると「私が浮気って疑ったんだから認めてよ!」「私は別に傷つけたつもりないんだから、それくらい分かってよ!」といった風に、冷静な判断ができなくなり、ケンカに発展しかねない主張をしてしまうことに。
こうなる原因のひとつには、「普段、私が合わせているんだからこういう時ぐらいは理解してほしいの!」という心理が働くことが挙げられます。
しかし、彼からしたら「そんなの知ったこっちゃない!」状態。
ズルズルと険悪な雰囲気を引きずって「やっぱり合わなかったんだ」と、冷静さを欠いたまま悲しい判断をするようになります。
そこで、「合わない部分があって当然!赤の他人だし!」と開き直ることができれば、何となくすれ違いそうになっても「彼はそんな風に思っていないのかもしれない」「私は全然大丈夫だけど、彼が大丈夫じゃないんだろう」と、相手との考えが違うことを前提に、別視点で状況を把握できます。
そうなるとケンカに発展する前に彼と話し合いをすることができますし、あなたが悪いと自覚した場面ではしっかりと謝ることもできます。
“開き直り”はあなた自身の精神的負担を軽くするだけでなく、彼と円満な関係を築くための“冷静な視点”を持つキッカケを作ってくれる、必要不可欠な要素なんですね。
◇カップルの仲に効果大。
「マイ妥協案」を持っておけばもっと絆が深まる「開き直りをした方が気持ちが楽になって冷静な視点が身につくのは分かったけど…根本的な改善には繋がらないんじゃない?」こんな鋭い疑問を抱いた読者の方もいるでしょう。
もちろん、開き直りだけで終わらせるつもりはありません。
合わせないための根本的な改善策は、お互いが納得できる“マイ妥協案”を持っておくということ。
やっぱり開き直っていても、どこかの場面で限界が訪れる可能性があります。
その限界と無縁になるためには、マイ妥協案が大切。
「これだけはどうしてもダメ。
何故ならこうに思うから」と真面目に話し合って、お互いのダメなところを最低限は把握しておくこと。
これは“大前提”です。
「実はずっと言えなかったことがあって…引かないで聞いてくれる?」と前置きをしっかりしておけば、彼だってあなたの話をきちんと聞いてくれるはず。
もしこの時点で折り合いがつけられないのであれば、あなたにとっての本当の幸せが何なのかを考えて、彼との付き合いを見つめ直してみる勇気を持ちましょう。
◇マイ妥協案には「楽しめる要素」をプラスすると、よりよい雰囲気に!では具体的に譲っても良いと思える部分をどうやって二人で決めていくかというと、“ゲーム感覚での譲り合い”を視野に入れてみてほしいです。
例えば…女性「ねぇ、イタリアンが食べたい!」男性「えー俺は今日、居酒屋でご飯が食べたいんだけど」女性「それじゃああっち向いてホイ3回やって2回勝った方のご飯を食べよう!」このように、お互いが楽しく妥協できるマイルールを決めてみるのもひとつの手。
こうすることで…・相手に合わせずに済む→あなたの今の悩みが解消される・“文句”と捉えられる言い方をせずに済む→意見を言う時に不穏な空気にならない・お互い楽しく妥協ができる→今まで以上に距離が縮まるこういったメリットが発生します。
今、悩んでいる彼との付き合い方も、マイルールを定めることによって解消されるはずです。
◇まとめ:「彼氏に合わせてしまう」お付き合いから、少しでも脱却する4つのポイントさて今回は、付き合っていく中で彼と合わせてしまう…という悩みを抱えている女性がより良い関係を彼と築く上で考えたい大事なポイントを書いてきました。
今日話した…♡あなたが彼に合わせているように、彼もまたあなたに合わせている♡実は気づいていないだけで、あなたの無意識が“破局サイレン”を鳴らしている♡「赤の他人だから分かり合えないこともある!」と開き直ることで、あなたの精神的負担を軽くしながら冷静に彼を見つめる力がつく♡妥協できる部分は“お互いが楽しくなるマイルール”で妥協をしあうこの4つを、ぜひ覚えておきましょう。
そうすれば、今彼に合わせっぱなしで付き合い方にモヤモヤしているあなたがこの先、どんな判断・行動をしたら良いかが見えてきます。
「人を愛する」ということは、相手の望み通りに全て動くことではありません。
むしろ、人を愛する上で、自分で考えずにただ好みに合わせるだけの行動は“失礼”にあたる場合もあります。
本当に彼を愛しているのであれば「自分の思っていることをきちんと伝える」ことも、考えなくてはならない時がやってきます。
今、彼との関係でモヤモヤしているのであれば、「その時」がやってきている証拠。
あなたの選択次第で、彼との関係が大きく変わってきます。
だからこそ、この4つのポイントを覚えておいて、あなたと彼、2人が幸せになれる選択をしてください。
そうすればきっと、彼に合わせることなくあなたの“ありのままの姿”をみせることができるはずですよ。
(恋愛コラムニスト・官能小説家/ヤジマユウキ)(ハウコレ編集部)(井上怜愛/モデル)