【彼氏へ】「彼女を幸せにできるかな」という不安こそ、二人の幸せへの第一歩なんだぜ
この記事を読んでいるのは「彼女」さんの方だと思うんですね。
ただ、この記事に書かれていることがあなたの「彼氏」さんに届いたらいいなと思って書いています。
彼女さんは「なかなか愛情表現してくれない彼氏の頭の中も、こんな風になってるのかもしれない」と思いながら読んでもらえたらいいかなと思います。
もし、この記事を彼氏さんが読んでいるなら、あなたにとって勇気を出すための力になったら嬉しいです。
writer:川口美樹男性が結婚に踏み切る手前で抱えている「不安」あるある男性が「二人の将来」を考えたときに抱える、「ちゃんと家族を食べさせてあげられるだろうか」といった不安や「自分の至らなさで不幸にさせてしまうことがないだろうか」といった不安って、「大黒柱になることへの責任感」からきてるんですよね。
夫婦共働きが当たりの時代になったからといって、精神的なプレッシャーはどうしても感じてしまうもの。
そのプレッシャーから「ずっと一緒にいよう」と言い出せない気持ち、よくわかります。
▼筆者が結婚に踏み切ったとき僕も結婚を決める前には同じような不安を抱えていました。
決して収入は「多い」とは言いがたかったし、なんなら彼女の方が収入が多かったですからね。
「こっちからプロポーズを切り出すわりには、彼女に助けてもらう形になるのがものすごくダサい」というプライドが邪魔をして、なかなかその一言が言えませんでした。
でもあるときふと、「これだけ悩むってことは相手との未来を真剣に考えてる証拠だな」と思ったんです。
その不安が「覚悟」に切り替わった瞬間でした。
▼あなたのその不安の覚悟の源泉不安というものは恐怖心からくるわけですが、その恐怖心自体は「幸せにしよう(なろう)」という責任感から来ています。
「なんとなるっしょーwww」というお気楽な発想だったら抱かない感情なんです。
まずは、それだけ彼女のことを想っている自分を誇ったらいい。
そして、その不安があるからこそ人は努力するし覚悟できるようになるんです。
不安からくるストレスは敵に回さずに、味方につけてしまおう米スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル教授は、著書や講演の中で『ストレスを「有害なもの」と感じている人は、ストレスが「ポジティブな力になりうるもの」と感じている人よりも、気持ちが落ち込みやすく、また病気になりやすい』ということを繰り返し伝えています。
プレゼンの前や面接の時などに、鼓動が早くなったり汗をかいたりすることで、「緊張している!」と思うと余計に緊張してしまいパフォーマンスが落ちますが、「これは武者ぶるいだ!」と思うとパワーがみなぎってパフォーマンスが上がる、ということが実験を通じてわかっています。
同様に、「彼女のとの未来を思うと気が重いぜ」と考えてしまうと、余計に気分が塞がってしまいますし、それが(有害な)ストレスだと認識してしまうと、ずっと意思決定できないまま引きずって自己嫌悪になってしまいます。
そうではなく、「不安に思うってことは、それだけ責任を感じている証拠だし、その恐怖心があるから頑張ろうと思えるんじゃないか」と認識するんです。
そうすると、その不安自体が幸せへの原動力になるんです。
(むしろ不安を感じていない方が怖いくらいです)男性は「幸せにする責任」を必要以上に背負っている彼女さんへ。
ご覧いただいたように、彼氏が何も言ってくれないのは、あなたとの未来を描いていないからじゃないんです。
あなたとの未来を真剣に考えているからこそ、「無責任なことを言いたくない」んです。
親世代からの教育や世間の風潮で、「男がしっかりせにゃならん」「家族の幸せは男の責任」という無意識下のプレッシャーを感じて生きて来たんです。
だから「一人で抱え込むものではなく、二人で一緒に築き上げていくものなんだよ。
頼っていいんだよ」って言ってあげてください。
実際に僕もその言葉で救われた部分があります。
頭ではわかっていても、彼女から直接言われると安心できるもんです。
近いうちにぜひ二人で未来のことについて話しあってみてください。
それは彼女さんにとっても新しい発見のある有意義な時間になるはずですよ。
(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)