「感情」に左右されない彼女でいよう!メンタルを上手にコントロールする方法
こないだある人に「川口さんはなんで恋愛のことで一喜一憂しないんですか?」と聞かれました。
僕が「一喜一憂はしてるけど、その感情にはあまり影響を受けない」という回答をしたところ、その人から「どうしたらそんなことできるんですか!?そうなりたいんです!」と質問攻めにあいました。
・傷ついたら傷つきっぱなし・幸せすぎて仕事も集中できない・彼から言われた言葉をずっと引きずってるなどと、感情に左右され続ける方には、きっと興味のあるテーマではないでしょうか。
とうわけで本日お届けするのは、「恋愛感情を思いっきり味わいながらも、感情でメンタルをズタボロにしない方法」です。
writer:川口美樹感情はコントロールできないが、行動はコントロールできるそもそも感情というのは勝手に湧き上がってくるものなので、感情自体をコントロールすることはできないと僕は考えています。
それは好きな人に対して「好きだと思うのをやめろ」と言っているようなものなので、喜怒哀楽の感情は全て「自分のコントロールの外側にあるもの」だと捉えています。
しかし、その感情によって自分が起こす“行動”に関しては「自分のコントロールの内側」にあるものだと考えています。
たとえどんなに「イラッ」としても、どんなに「辛い、悲しい」と感じたとしても、それで誰かに八つ当たりしたり、感情のままに思ってもないようなことを口にしたりはしないようにできる、と思っているのです。
あなたにも「本能君」と「知性さん」が同居しているもうちょっというと、僕は脳の中に「本能君」と「知性さん」が同居していて、本能君がわーきゃー騒いでいるのを、知性さんが「よしよし」となだめてくれているイメージを持っています。
本能君は「今、自分が本当に欲していること」を教えてくれます。
これは知性さんにはできないことです。
知性さんは「すでに分かっていること」を分析することは得意ですが、「よくわからないこと」に関してはものすごく弱いので、本能君がその「よくわからないこと」を感情というツールを使って教えてくれます。
とはいえ人間は極めて社会的な生き物なので、本能君に暴走させると今度は「自己中」「身勝手」と言われ、まともな暮らしが送れなくなってしまいます。
そこで今度は知性さんが本能君がぶちまけた感情を受け止め、理解し、「じゃあどうしようか?」ということを考えてくれるわけです。
感情を論理で抑え込もうとすれば、いずれ本能君の制御不能の大反乱が起きますし、論理を無視して感情で突っ走ると心身ともに致命傷を受けるハメになります。
この二つは役割分担をしていて、どちらがかけてもうまくいきません。
仲良く手を取り合って行くことが大事なのです。
恋愛では「感情」と「思考」の役割分担が大切ここまでは抽象度の高い話でしたので、少し具体的な話をしましょう。
たとえば僕の奥さんに浮気が発覚したとしましょう。
そりゃもう一喜一憂どころの騒ぎではありません。
僕の中の本能君が泣き叫ぶことは必須です。
僕は本能君の暴れている様子を特に抑えようとは思いません。
思いっきり泣き、思いっきり自己嫌悪に陥り、思いっきり憤るでしょう。
しかし暴れさせておくのはおそらく長くて1日です。
そのあとは知性さんが「あなたはどうしたい?どうするべきだと思う?この後あなたになにができるかな?」という問いを投げ続けてくれます。
そこで紙とペンを使って、感情を書きなぐりまくり自分の感情を可視化して整理した後に、「あぁ自分はこんな風に感じたんだ」「これぐらい好きってことだったんだ」「自分にも反省すべきところがあるな」といった具合に思考を整理していきます。
そして、その後に「じゃぁどうしようか」という具体的な行動に移るわけです。
実際に浮気されたわけではないので、この通りに進むかどうかはわかりませんが、同レベルの裏切り?的なものは過去に経験しており、その時はこの方法で乗り越えたので、仮に現実になったとしてもおそらくこのやり方で乗り越えられると予想しています。
上手なコントロールをするには、練習と実践が必要とまぁ、さも簡単に出来るかのようにサラッと書きましたが、僕もこうなるまでにはいくつものトライアンドエラーがありました。
しかし、一度身につけると人生がものすごく楽になるのでオススメです。
日常の些細なイラつき程度であれば、本能君が暴れるのは2秒で済むようになるし、「ウジウジ悩んでいる時間」を圧倒的に減らすことができるようにもなります。
こうなってからの人生は本当に平和で、ものすごく楽しいです。
もし自分の感情に揺さぶられそうになったら、この記事を読んだことを思い出して少しずつでもいいから実践してみてください。
もしこれが出来るようになったら、もうあなたは「ハウコレを読まなくてもいい人」になったということ。
それはそれでちょっと寂しいですけどね。
(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)