【あるある】恋愛で「思ったことが現実になる」パターンを知っておこう
かの成功哲学の祖ナポレオン・ヒルが書いた世界的な名著『思考は現実化する』。
その本で言われていることを一文で要約すると「あなたの思っていることがそのまま現実になっているよ」ということ。
これは心理学的にもある程度実証されていることで、その一つに予言の自己成就という現象があります。
writer:川口美樹予言の自己成就とは?予言の自己成就とは、「たとえ根拠のない予言(=噂や思い込み)であっても、人々がその予言を信じて行動することによって、結果として予言通りの現実がつくられるという現象のこと」(コトバンクより引用)例えば、ある銀行に「破産寸前だ」という嘘の噂がたつと、それを信じた預金者がこぞって預金を下ろしてしまい、結果本当に破産してしまう、といったものです。
(日本でも豊川信用金庫事件、という事件が実際に起きました)ポイントは「その予言を信じて行動する」というところ。
「思考が現実化する」否定派の人は「思ったことが現実になるなら、今頃私は億万長者じゃ!」という反論をしますが、そもそも自分が億万長者になることを信じていないので、億万長者になるための行動をしないが為に、億万長者になっていないのです。
この予言の自己成就によって「思考が現実化」する現象は、恋愛における様々なシーンで起こっています。
彼氏の浮気を疑うと彼氏が本当に浮気する女の勘はよく当たる、と言いますが、見方を変えると「その予感が浮気を生んでいる」とみることもできます。
つまり、「彼は浮気をしているんじゃないか」という予言を信じた彼女が、彼氏のスマホをのぞいたり、異性と話しただけで不穏な雰囲気を醸し出すようになったりすることで、彼氏が息苦しさを感じて実際に浮気をしてしまうという仕組み。
彼女は「やっぱり浮気してたんだわ、キー!!」と怒るようですが、実はその浮気は彼女の思考が作り出していたのです。
(もちろん全ての浮気がこのケースではありません)出会いがないと嘆く人に限って、出会いのチャンスを逃している「いい出会いがない」と思い込んでいる人が合コンに行った時、そのメンツがイマイチだと「やっぱりいい出会いがない」と思い、その場を適当に過ごして終わります。
一方で「いい出会いに恵まれている」と信じている人は、同じ合コンに参加しても「こいつらの友達にいい男がいるかもしれない」と考え、合コン中に「いい出会いのタネ」を(無意識的に)探します。
結果、前者は出会いのキッカケを知らずしらずのうちに失い、後者はいろんな人のネットワーキングを伝って「いい出会い」にまでたどり着きます。
この場合、どちらも予言の自己成就をしています。
結婚の話を切り出すのが怖くて、気づいたら別れてた長年お付き合いしていたカップルが別れて、片方が次の恋人とあっさり結婚するケース。
女性側は「てっきり彼もそのつもりだと思っていた」とか「なんとなくその話をすると嫌がられる気がして話し出せなかった」と言いますが、これは「嫌われたくない」という思いからくるもの。
ある種「すがるような」その態度を、彼氏は確実に感じ取っています。
彼氏はその「意思決定を依存されている感じ」に嫌気がさして別れを切り出すわけです。
彼女側には「結婚の話を切り出して別れることになったらどうしよう」と思っている訳で、結果的に結婚よりも今の現状に優先度が置かれています。
つまり、口では結婚したいと言っていても、今の関係を崩してでもしたいとは思っていないんです。
だから結婚に至らない。
モロに思考が現実化しています。
逆に、本気で結婚を決めている人なら「結婚の話を切り出して別れるなら、そもそもそういうことだ」と割り切ってさっさと結婚の話を切り出します。
結果、その人と別れることになっても次か、次の次ぐらいで結婚することになります。
いつもうまくいかないと思うひとが、いつもうまくいかない理由予言の自己成就による「思考の現実化」の仕組みがなんとなくわかってきたのではないでしょうか。
恋愛がうまくいかないと嘆いている女性(男性もですが)の原因は、まさにその「うまくいかない」という予言にあるのです。
「どうせ私なんて」という思いが卑屈な態度を取らせ、「大して可愛くもないし」という思いが化粧やオシャレをサボらせ、「彼がわたしの思いを汲み取ってくれない」というわがままな考えが彼の思いを汲み取ろうとする意欲を失わせているのです。
まずはその「うまくいかない」という思い込み(予言)を捨てることです。
そして自分が叶えたい現実のため予言を積極的に選択し、それを信じて行動することです。
もし、「いや、わたしには当てはまらないんじゃないか?」とか「こういうケースはどうなんだろう?」と思ったら、気軽にTwitter(@Kawaguchi_AAA)へDMを飛ばしてくださいね。
ディスカッションしましょう!それでは!(川口美樹/ライター)