2人でいるときが一番幸せ!彼が深く愛したくなるのは「理屈を言わない彼女」です
よく言われるように、男子って、女子に感情的になられるとすごく困る生き物です。
女子が感情的になったら理屈を言ってくるから困るんです。
そもそも「感情的」と「理屈」って相反するものなんじゃないの?と思っている人もいるかもしれませんが、それは勘違い。
たとえば「だってあの時あなたはこう言ったじゃない」というのが、理屈。
あの時はあの時で、今は今、というのが普通の考え方でしょ?人は日々変化している生き物なのだから、あの時と今とで考え方が変わってもちっともおかしくないですよね。
むしろ、日々変化しているにもかかわらず、あの時と今とで考え方が変わっていないor変わったことに怒るほうがどうかしている、とは言わないけれど…。
でもまあ、変化して普通なわけです。
writer:ひとみしょうmodel:あかねぴ■彼が深く愛したくなるのは、理屈を言わない彼女「理屈を言う」というのは、なにも何かを論理的に喋るとか、そういうことじゃあないんですよね。
論理的に話すことを「理屈を言う」と、ふつう人は言わないですよね。
理屈は理屈です。
たとえば、お泊りデートの夜、彼の前でハダカになる前に「今日は食べ過ぎてお腹が出てるし……ちょっと太ったみたいで……だから電気消してよ……暗くしてくれないと絶対に脱がない」みたいなことを「理屈を言う」といいます。
食べたらお腹が出るのは、わかりきっていることだし、それに、お互いにハダカになってその後なにをやるのかわかっているのだから、黙って脱ぐ。
これが男の発想です。
すでに暗黙のうちに合意していることに対して、あれこれ言わない。
脱ぐなら黙って潔く脱ぐ。
彼が深く愛したくなる彼女とは、理屈を言わない彼女です。
理屈を言う彼女に対して、彼は「めんどくさいな」と思います。
今夜はハダカになると前もってわかっているのに、今さらそこから話を始めないといけないの?みたいに、めんどくさく感じるのです。
そして、理屈じゃなくて正論を言う彼女に対して、彼はさらにめんどくさいなあと思います。
なぜなら恋愛の本質は正論なんて通用させてくれないからです。
たとえば、「ふたりで気持ちよさを追求する行為」をしているカップルって多いはずだけど、その行為のどこが「正しい」んですか?そもそも恋愛における正しさって何?■理屈を言わない彼女とは、「素直」である理屈を言わない彼女とは、素直な彼女です。
あなたが素直かどうかは、今あなたが「素直って何?」と思ったかどうかです。
素直って何?と思った人は根が素直じゃない。
反対に、「ああ、素直に『はい』と言ったほうが彼もわたしもお互いに気持ちよくなる時ってあるよなあ」と思った人は、根が素直にできています。
生まれた時にすでにネットがあった人はとくに、何でも言葉で(=理屈で)説明してもらいたがる傾向があるんですよね。
だから、なんの悪気もなく「素直って何?」「素直ってどういう状態のこと?」と聞いてくる。
でも、「素直とは何か?」という問いに対して、おそらくほとんどの人が言葉で十分に説明できないはずなんです。
そもそも、素直とは何か?という問いって、辞書的な意味はすぐに分かるけど、その本質は一生をかけて追及することなわけだから。
そんなものがすぐに言語化できるはずがないのです。
■うまくいかないカップルは「理由を求めすぎ」ているうまくいっていないカップルって、この「言語化できない問い」に対して、理屈の応酬をしているからうまくいかないんです。
「なぜわたしとエッチしたいと思ったの?」「なぜわたしと手を繋いでくれないの?」「なぜ告白なしにわたしと寝たの?」――どれも女子的には、真剣に答えが欲しい疑問であるはずです。
答えを得ないと、彼の真意がどこにあるのかわからないから、切実に答えが欲しいでしょう。
でも、恋愛の本質はじつは言葉で説明しきれないことで満ちているんですよね。
たとえば、「なぜ告白なしにわたしと寝たの?」という問いに対して、「男子の下半身はサル同然だから」という答えが、ネット上では幅をきかせているけれど、それだけが答えではないんです。
男子は男子なりに何十時間も、場合によっては何百時間も考えた結果、告白なしにあなたと寝たのです(何百時間も考えた結果がこれか!という女子のツッコミはさておき!)。
*「はい」という言葉って、「は」は葉っぱの「は」で、「い」は命の「い」だとする説があります。
つまり「はい」とは「いったんリセットして、新しい命を生み出す準備をする」という解釈があるそうです。
恋愛とかあなたの彼氏って、命とかリセットとか、そんな大げさなものではないと思うけど、カップルでお互いに「はい」と認め合う精神って、なんかとってもポジティブだし、爽やかでいいと思いませんか?(ひとみしょう/作家)『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)