モテるのに結婚できない人と、モテないのに結婚できる人の違い
世の中には、モテるのに全然結婚できない人と、モテないのにあっさり結婚できる人がいます。
モテる人は交際の数が多いのに、結婚に至らない。
一方で、モテない人は「ついに彼氏ができた!」と喜んでいたかと思ったら、すんなり結婚へ。
おかしいな〜?と思ったことはありませんか?実は、結婚(やそれにひもづくパートナーシップ)とモテは全然違ったルールでできてるんですよね。
writer:川口美樹モテる人はなぜモテるのか?女性も男性も、異性にモテるのはそんなに難しいことはありません。
現実問題として、見た目の差は確かに存在するにせよ、どんな人でも見た目をきちんと整えて、人間心理を少し学べば交際相手に極端に困ることはありません。
モテる人というのは、異性がどんなニーズを持っているのかを理解しており、自分をどう演出すればそのニーズに当てはまるのかがわかっています。
男性なら、決してガツガツせずに爽やかに紳士的に振る舞い、愚痴をしっかり聞き、優しくエスコートできればモテますし、女性なら、やわらかで可愛い服装にナチュラルメイクを施し、男性のストレスを包み込むように、かつ適度に甘えてしまえばモテることができます。
モテない人はなぜモテないのか?と、サラッと書かれている文章を読んで、「それができないんだってばよ!」と思うひとは、おそらくそこまでモテた経験がないはず。
別に見下したいわけでもバカにしたいわけでもありません。
むしろ長い目で見ると、モテたことのない人の方がモテていた人よりも幸せな人生を送れるのではないかと思っています。
なぜなら、モテない人は「大衆ウケ」を狙って、本当の自分を演出しない人たちだからです。
モテる人がなかなか結婚できない理由モテは一体多数のコミュニケーションです。
アイドルがファン投票で投票数を集める行為と似ています。
ですからモテるためには「見栄」「ええかっこしい」「八方美人」などのスキルを必要とします。
しかし、結婚はファン投票ではありません。
(婚活にはその要素はありますが、結婚生活にはありません)結婚は一対一のコミュニケーションです。
「見栄」も「ええかっこしい」も「八方美人」も全て捨てて、がっぷり四つ(お相撲さんがお互いのまわしをがっちり掴んでいる様子)で取り組まなくてはならないものです。
モテる人は得てして、この「がっぷり四つ」が苦手です。
なぜなら、そんなことしなくてもモテるにはモテるので、その努力をしないで生きてきてしまったんですね。
モテない人があっさり結婚できる理由一方でモテてこなかった人たちは、モテない分一人と向き合うコミュニケーション能力を磨く機会に恵まれます。
モテないことを知っているか、そもそもモテるつもりがなかったかは人によりますが、いずれにせよ、だからこそ「目の前の人との関係を大事にしよう」と思うのです。
そして目の前の人と向き合うことは、必ず自分自身と向き合うことにつながります。
自分自身のことがよくわかるようになると、結婚すべき相手が目の前にきた時に「あ、この人だな」というのがなんとなくわかってしまうんですね。
そして類は友を呼ぶため、その相手も自分のことをよくわかっている人になることがほとんど。
だからあっさり結婚できるわけです。
大事なことは「自分」をよく理解しているかどうかモテてきた人は、八方美人でいる時間が長いため、自分自身と向き合う時間を作れていません。
だから自分自身のこともよくわからないまま、相手をなんとなくの肩書きや条件だけで決めてしまい、3年以内に離婚するような事態に陥ってしまうのです。
もちろん、モテる人の中でも幸せな結婚をする人、モテない人の中でもご縁に恵まれない人はいます。
大事なことは「自分をどれだけ理解できているか?」ということ。
自分がどんな人間でどんな価値観をもち、何が好きで何が嫌いか、得意不得意は何か、を理解することで、自立した生活を送ることができます。
そして、自立した大人同士が結ばれて初めて夫婦というパートナーシップが機能するのです。
そこにモテていた、モテていなかった、という経験の有無は一切関係ないんですよ。
(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)