デートで彼のテンションが上がるのは「素直に弱さを出せる彼女」
むっつりした表情でデートしているカップルもいれば、めちゃ楽しそうにデートしているカップルもいて、ひと口にデートと言っても、いろんなデートがあるのだなあと思います。
さて、どうせデートするなら彼と楽しくデートしたいですよね。
今回は、彼は彼女のどんなところを見て、デートのときテンションあげあげになるのかについて、一緒に見ていこうと思います。
writer:ひとみしょう■「言わないほうがいいかもしれないこと」がデートを台無しにしている女子もそうなのかもしれないけど、男子ってデートのとき「言わないほうがいいかもしれないこと」にかなりヤラれます。
たとえば、デートの途中のランチで、彼女がパンケーキを食べたいと言いました、彼はラーメンを食べたいと言いました、その時彼女の表情が曇りました、という状況があるとしましょう。
曇った彼女の表情を見て「パンケーキでいいよ、ラーメンなんていつでも食えるし」と即座に言える彼、これは「正解」です。
なんならもうひと言加えて笑いをとると「大正解」です。
でもそんなふうに即座に気の利いたことを言える男ばかりではないわけで、中には彼女の曇った表情を前に、なにを言えばいいのか皆目わからなくなる男子がいます。
そういう彼には、これまた空気を読みすぎる彼女がなぜかくっつくもので、カップルでふたり揃って「やっぱり彼が食べたいものに合わせたほうがいいのかな、でも合わせたいとかと言わないほうがいいのかな」とか「やっぱり彼女が行きたいパンケーキ屋に1時間並んだほうがいいのかな、でも男がパンケーキを食べるってどうなのよ?と彼女に聞きたいけど聞かないほうがいいのかな」と、心のなかで逡巡するだけで、いっこうに会話が生まれないカップルっていますよね。
お互いに「言わないほうがいいかもしれないこと」をみずから作り出して、それにつまずいているカップルって、見ているだけで息が詰まってきますよね。
■男子にとって理想のデートとは男子にとって理想のデートとは、思ったことをすべて口にできるデートです。
どこにデートに行くとか、何時に待ち合わせるとか、そういうことはいわば些末な問題であって、思ったことをすべて口にできるデートが男子にとって理想のデートです。
分かりやすい例を挙げるなら、彼はたとえばあなたと食事をしながら「このあとホテルに誘ってもいいのかな?」と思っていたりします。
で、「ホテルに誘ってばかりだとカラダ目当ての男に思われそうだから言うのをやめよう」と思ったとします。
あなたはあなたで「彼がわたしのことをホテルに誘わないってことは、もうわたしのこと好きじゃなくなったのかな」と不安な面持ちで食事をしていたり……。
そんなデートなんて楽しくないですよね。
■彼のテンションが上がりっぱなしの楽しいデートにする方法よく言われるように、男子って女子に比べて口下手なので、できれば女子が彼が勝手に抱えてしまっている「言わないほうがいい(と思っている)こと」を減らすようにしてあげてほしいのです。
言わないほうがいいのかなと迷う時って、相手に遠慮している時だけど、じつは自分の弱さやズルさをうまく隠そうとしている時なんですよね。
ラーメンを食べたいのに彼女にパンケーキと言われ、それに対してYESと言えず沈黙しちゃう彼というのは、彼女のリクエストを受け入れることのできない小さな器しかないじぶんを隠そうとしています。
エッチしたいのに「したい」と素直に言えない彼は、たとえば「今日のデートで彼女に会うまで寂しかった」という寂しいじぶんを隠そうとしています。
つまり、じぶんの弱いところを相手にオープンにするとデートのとき会話が盛り上がって楽しくなるのですが、それを男子に期待しても彼らはなかなかできないから、できれば女子から先にじぶんの弱さを見せてあげてください。
そしたらそれにつられて彼もじぶんの弱さを見せるようになって、彼のテンションが上がりっぱなしの楽しいデートになります。
(ひとみしょう/作家)『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)