彼の本性が出るのは「失敗したとき」と「辞めるとき」
恋愛でも仕事でもそうですが、その人が普段何を考えているかを見極めるなんて、超能力者かメンタリズムを極めた人でないと難しいことです。
ただ、一般人の僕たちでも、その人の本質を見極められるチャンスが2つあります。
それは人が何かを「失敗したとき」と「辞める」ときです。
writer:川口美樹まず謝る人なのか、まず言い訳する人なのか彼氏がよく起こす失敗としては、軽い例だと「ちょっとした約束を忘れていたとき」から、重たい例だと「浮気がバレたとき」まで様々ですが、問題を起こしたときに謝罪から入るのか、言い訳から入るのかは人の本質を見抜くときに非常に有用なポイントになります。
言い訳から入る人の本質まず言い訳(もしくは責任転嫁)から入る人は、自己保身が最優先事項にあります。
彼女の気持ちを考えること、これからの二人の関係性をどうするか、などの「自分以外の人」に関係することに頭が回りません。
自分のミスを認めてしまうことを極端に恐れているので、「自分が悪かった」という事実を受け入れられないんです。
そのため、「自分以外の何か」にその原因を求め、言い訳や責任転嫁が始まってしまうのです。
つまり、普段から「何かあったときには真っ先に逃げよう」と思っている人だということです。
謝罪から入る人の本質一方で謝罪から入る人は、自分のことだけではなく、その瞬間から問題の解決へ頭が向いています。
経験上か、あるいは反面教師からか、「ここで言い訳するとろくなことにならない」ことを知っているので、「まず自分が謝るのが最善策だ」と即座に判断できるんですね。
そう書くと誠意がないように聞こえるかもしれませんが、「ヤベッ」と思ったときに反射的に謝ることは、誠意がないと中々できないことなんですよ。
ただすぐに謝るからといって信用できるかはまだわかりません。
そのあとに「どのように行動すれば信用を回復できるのか」を真剣に考え、実際に行動に移すまでがセットです。
そこまで見えたら、まぁ一度ぐらいには大目に見てやるかぐらいは思ってもいいのではないかと思います。
きれいに立ち去る人なのか、散らかして立ち去る人なのか昔から「立つ鳥跡を濁さず」とはよく言ったもので。
仕事なら退職するとき、恋愛ならお別れするときにもその人の人間性が出ます。
何かを始めることは誰にでもできることなのですが、「キレイに終わる」ことは誰しもができることではないんですよね。
なぜならどこかしらのコミュニティを抜けるときや、特定の人とのお付き合いを辞めるときには、それまでに築いてきた人との関係性が如実に出るからなんですね。
元いた場所や付き合っていた人から「祝福されるように」追い出される人と、「逃げるように」離れた人、この二人には人間力という点で天と地ほどの差があります。
これは「角の立たない上手な辞め方」とか「未練の残らない別れ方」といったその場しのぎのノウハウではどうにもならないので、その人の本質を見抜く上で非常に参考になるんです。
もちろんその元いた場所や付き合っていた人が、ブラック企業や人間的にどうなんだという場合は「逃げるように離れた」方が正解なのですけどね。
その人の本性が知りたかったら、失敗談・転職話・別れ話を聞け人の本性というのは、普段の生活からは見えて来にくいものです。
しかし、その人の何か決断を迫られる瞬間、ないし、本人の身に危険が及ぶ瞬間にどんな行動を取るかは、冷静な判断がしにくい分、その人の本性が現れやすいときです。
そのときにその人がとった行動に「ん?それって人としてどうなん?」って思うことがあれば、その予感は間違いなく的中していると思ってください。
特に恋愛は盲目的になりやすいもの。
外見に惑わされずに、本質で人を見抜けるようになりたいですね。
(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)