「『かわいい』を計算する女子ってどう思う?」男子諸君に本音を聞いてみた
「計算高い女」これって、いかにも性格が悪くて、男子をだますことしか考えてなくて、本当に自分さえかわいいと思われればそれでいい!みたいな、そんな恋愛おばけみたいなイメージを持たせる言葉ですよね。
だけどこれって、とくに女子が女子を揶揄するときによく使われるフレーズっていう気もして、じゃあいったい男子のほうは「『かわいい』を計算する女」に対してどういう本音を抱いているのか。
今日はそこんところ白黒つけてぇ!と思いましたので、男子に意見をいただき、それを私なりにまとめてみましたよ。
writer:遣水あかり■「気持ち」は誰でも嬉しいのでは?「女子から計算ぽいかわいいをされて嫌だって思う男子は普通あまりいないのでは。
さすがにこのご時世、計算でかわいいされて、『この子、あざと、性格悪そう!』なんて思う神経過敏な人はいないでしょ」(公務員/26才)まず、計算の裏にある「かわいいと思われたい!」という女子の気持ち。
これを好意的にとらえる男子は基本的に多いです。
思えば男子は、女子が「かわいこぶる」よりもはるかに「かっこつける」ことをする生き物。
「好きな人の目の前でよく思われたがる」ことについてすごく当たり前と感じているし、自分がそれをされたとき、「自分を特別に思ってくれているってことかな」とポジティブをとらえることができると、そういうことなのでしょう。
また、こんなことを言う男子もいます。
「自分はデートしたり付き合ったりするんなら、『かわいいと思われようとする努力』をしてくれる子のほうが絶対にいい。
『ありのままの私を好きでいてほしい』って子は、気持ちはわかるんだけど、『それ、自分で言うことじゃなくね?ちょっと傲慢じゃない?』って思ってしまう」(教員/26才)「よく思われたい」これは相手のことを好きと思っているからこその感情で、逆にこれがまったくない、「計算なんて不要。
ありのままの自分を愛してくれる人がいい」というのってたしかにたまにいますが、そういう人と付き合うと、必ず「あなたが好きなのは私じゃなくて、自分なのね」なんて感じてしまうんですよね。
■だから「気持ち」が希釈されちゃうのは……「男子が女子の『計算』をディスるタイミングがあるとすれば、それは八方美人化しちゃったときだと思う」(不動産/24才)前述のように「好きな人にはよく思われたいって当然だろ?」とは共感してくれる男子。
一方で、そうだからこそ、手当たり次第に、見境なく計算で作ったかわいいを振りまく女子に対しては少し視線が冷たくなりだします。
「好きな人だから」という限定がなく、「みんなにかわいいと思われたい」ってレベルまでいってしまうと、「好きなら当然でしょ」というシンパシーをもはや感じられることができなくなり、「それってただのぶりっ子じゃね?」と感じてしまう。
もっともっとわかりやすい例でいうと、私が以前男友達から聞いたこんな話がちょうどいいかもしれません。
「男子は飲み会で自分の隣にきた女子が、『○○くん~』みたいな感じで色目使われてもまったく悪い気がしないし、むしろその子のことがその瞬間に少し気になりだしちゃう男子すらいると思う。
だけど次の席替えで、その子が別の席に行ってしまって、なんかさみしいから目で追っていたら、別の男子にもまったく同じことをしていた。
これを見た瞬間、そいつの『好意』は『恨み』に変わる」「俺だけ特別」と思っていたのにそうじゃなかった。
この計算の裏にある気持ちが多くの男子に拡散して、希釈してしまう状態を作ってしまうと、計算で作るかわいいがうまくいかなくなりはじめます。
■計算、いいんじゃない?私は「計算」超賛成派です。
そうすると彼氏も喜んでくれていることが多い気がするし、そもそも、「素でかわいい」って思ってもらえる自信なんてないからいろいろテクとかを学んで使っていくしかないので。
英語と同じだと思うんですよね。
「英語が話せる」=「モテる」だとして。
当たり前だけど、「私、何もしなくてもいいです。
十分です」と言えるのはネイティブだけ。
話せない人は、話せるように努力するわけだし、そういう人を見て「アホくさ。
英語なんて日本に住んでたらいらないでしょ」とか言ってる人って、「英語がない世界」=「モテない世界」で生きていく宣言をしているだけなので、「ふーん」って言っときゃいいんです。
(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)