エキサイト

赤ちゃんの胆道閉鎖症の原因と症状、治療法は?【うんちの症例写真つきで小児科医が解説】

目次・赤ちゃんの胆道閉鎖症とは?・胆汁の流れる胆管が閉じている病気です・赤ちゃんの胆道閉鎖症の原因は?・諸説ありますが、まだはっきりわかっていません・赤ちゃんの胆道閉鎖症の症状とは?・黄疸が生後1ケ月以降も続きます・黄疸に加えて白っぽいうんちが出たら、要注意!・赤ちゃんの胆道閉鎖症の診断方法は?・さまざまな検査結果から総合的に診断を下します・赤ちゃんの胆道閉鎖症の治療法は?・肝臓と腸をつなぐ手術を行います・赤ちゃんの胆道閉鎖症の生存率は?・早期発見&治療するほど生存率が高いことが明らかです・母子手帳の「便色カード」でうんちの色チェックを習慣にしましょう月齢の低い時期の赤ちゃんに起こる病気で、注意したいものに「胆道閉鎖症」があります。

これは、胆管が詰まってしまい、命にかかわることもあるこわい病気です。

早期発見・早期治療が大切な「胆道閉鎖症」について、是非知っておいてください。

赤ちゃんの胆道閉鎖症とは?胆汁の流れる胆管が閉じている病気です私たちの体は、肝臓で「胆汁」という消化液を作って十二指腸に送っています。

胆汁には、脂肪分の吸収を助けたり、胆汁に含まれるビリルビンという色素がおしっこやうんちの色のもとになったりする役目があります。

胆道というのは、肝臓で作られた胆汁を十二指腸に送り込む管で、これが閉じてしまっている病気が「胆道閉鎖症」です。

胆道閉鎖症の多くは生後1~3ケ月ごろ発病しますが、もう少し後になって発病することもまれにあります。

日本小児外科学会によると、発病するのは赤ちゃん10,000人に1人の割合で、女の子のほうが男の子の2倍多いことがわかっています。

赤ちゃんの胆道閉鎖症の原因は?諸説ありますが、まだはっきりわかっていません胆道閉鎖症の原因については、ママのおなかの中で一度作られた胆管がウイルス感染などによって炎症を起こして閉塞するのではないか、などさまざまな説が考えられています。

ただ、まだはっきりとした原因はわかっていません。

赤ちゃんの胆道閉鎖症の症状とは?胆道の閉鎖状態や程度は、赤ちゃんによって個人差がありまちまちです。

胆道閉鎖症になると、赤ちゃんの体内でいろいろな症状が起こりますが、外から見てもわかるサインがあります。

胆道閉鎖症は早期発見が大事な病気なので、ママが早く気づけるように病気のサインを知っておきましょう。

黄疸が生後1ケ月以降も続きます「黄疸」とは、胆汁に含まれるビリルビンという色素が体外に排出されないため、皮膚や粘膜に沈着した状態です。

体外に排出されないビルビリンは皮膚や粘膜に沈着するので、肌の色や白目の部分などが黄色っぽく見えるようになります。

ただ、赤ちゃんは新生児期から生後1ケ月くらいまでは、心配のない生理的な黄疸になることがよくあります。

たとえば新生児期には、「新生児黄疸(生理的黄疸)」といって、ビリルビンのできるスピードが速いため、肝臓の処理スピードが追いつかなくて黄疸になる赤ちゃんも珍しくありません。

この場合は生後2週間過ぎくらいから徐々によくなっていくので様子を見るケースも多いのですが、治療が必要なときは光線療法を行います。

… : 新生児黄疸の検査をする赤ちゃんまた、母乳の赤ちゃ…>>1234>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンクおしりよければ産後ヨシ!★産後編第3回★「産後ダイエットは、自分を追い込まないことから始まる!」

続きを見る