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とろみ、温感…「効いている気がする」はホント?「基礎化粧品の注意点」

なんとなく効いている気がする……そう感じる化粧品もありますよね。

でもそれは、「使用感が良い」だけの話かもしれません。

もちろん使用感は非常に大切ですが、効いている気がするという感覚だけを頼りにするのは心もとないかも。

ともすれば自己満足になっているそのスキンケア、卒業しませんか?サラッとした使用感が、必ずしも浸透力が高いとは限らない!?目次・サラッとした使用感が、必ずしも浸透力が高いとは限らない!?・とろみが気持ち良い…これって本当に効いてるの?・じんわりと温かい…これってどういう仕組みなの?・使用感を大切にしながら、配合成分をチェックすることが大切化粧水を肌に塗ったときに、サラッとした使用感のものがありますよね。

一般的に化粧水は、保湿成分が角層に水分を与え、うるおいのある肌を保つものです。

アラサー女性になると特にうるおい重視に移行していく人も多いでしょう。

うるおいを与えるという認識から、浸透力が高いほうが良い気がしますよね。

塗ってすぐに肌がサラッとする化粧水は、よく浸透している気分になります。

しかし、本当に浸透している場合もあればアルコールで揮発している場合もあるのです。

使用感のみで浸透していると判断せず、うるおい成分がきちんと配合されているかどうかをチェックしてみて。

保湿成分にはさまざまなものがありますが、特にオススメなのはセラミド。

肌本来の水分保持力を高めてくれます。

うるおい成分に迷ったら、ぜひ試してみて。

とろみが気持ち良い…これって本当に効いてるの?上記とは逆に、とろりとした使用感の化粧水もありますよね。

とろみがあるとリッチな感覚になって、なんだか効いている気分になります。

しかし、とろみと効果はイコールではありません。

成分の中に、「増粘剤」と呼ばれるものがあります。

その名の通り、粘度を高めてくれる成分です。

増粘剤を化粧水に配合すると、塗るときにポタポタと滴るのを防ぐこともでき、使用感が良くなります。

乳液に配合すると、乳液が分離してしまうのを防ぐ作用もあります。

重要な成分なのです。

増粘剤はとろみを出すため、高級感を感じることがあります。

しかし、だからといって自分に合った美容成分が配合されているかどうかは別です。

うるおいを与えたいのであれば保湿成分が入っているかどうか、美白したいのであれば美白成分が入っているかどうかを確かめるようにしましょう。

ちなみに、美白成分で代表的なものに「アルブチン」が挙げられます。

アルブチンには「α-アルブチン」と「β-アルブチン」があり、一般的にはβ-アルブチンを指します。

しかし、α-アルブチンはβの10倍ほど、メラニン抑制効果があるとわかっています。

特に美白に力を入れたいかたはα-アルブチンと明記されたものを選ぶようにしてみて。

じんわりと温かい…これってどういう仕組みなの?肌に乗せたとき、じんわりと温かさを感じる化粧品はありませんか?これも使用感が良いとよくいわれる化粧品のひとつです。

なんだか効いている気分にもなりますよね。

これはどのような仕組みなのでしょうか。

温かさを感じる化粧品は「温感化粧品」と呼ばれます。

これによく使用されているのが「グリセリン」。

グリセリンは水と混ざると発熱する性質を持っているのです。

この発熱性が、じんわりと温かく感じる正体です。

グリセリン自体には保湿効果もあり、温感化粧品でなくてもよく使用されています。

ただし、温かさと保湿力の高さがイコールではないことに気をつけましょう。

温感にするのは、使用感重視である場合もあるため、他に配合されている成分もきちんとチェックして。

また、グリセリン以外にも温感化粧品に使用される成分があり、それに必ずしも保湿効果があるわけではありません。

温かいから効いていると安易に考えないようにしましょう。

ただし、温かくすることで血行を促進したり毛穴を開いたりという効果は期待できます。

毛穴汚れが気になるときのホットクレンジングなどは有効的といえるでしょう。

使用感を大切にしながら、配合成分をチェックすることが大切なんとなく効いている気がする使用感を挙げてみました。

その使用感が、自分の求めている効果と必ずしもイコールではないことがおわかりいただけたかと思います。

例えば「美容液」と謳っていると、美容効果が高いように感じますよね。

しかし、美容液は何かの成分配合量が定められているわけではありません。

メーカーごとでさまざまなので、「美容液だから」と飛びつくのは考えものです。

浸透している気がしたり、とろみで高級感を感じたり、じんわりと温かさを感じたり……。

化粧品の使用感はそれぞれです。

毎日使用するものだからこそ、好みの使用感であることは重要。

だからこそ、「使っていて気持ち良い」という感覚は大切にしたほうが良いでしょう。

ただし、どんな効果を求めたいかは人それぞれですよね。

使用感だけに頼らず、化粧品の成分を見てみるようにしてみましょう。

成分表を全て見るのは大変かと思うので、パッケージにピックアップされている成分をインターネットで検索してみるのもひとつの方法です。

どういった効果があるのかを、簡単に調べることができます。

「効いている気がする」といた漠然としたイメージではなく、自分が求めているものかどうかを確かめながら化粧品を選ぶようにしてみてくださいね。

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