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命と人生の大切さ~妊娠前にできるチェック~【不育症シリーズ#10】

目次・▼自分の体質を知っていたなら・▼プレコンセプションケアとは・ ・▼“命”と“人生”について考えるsource:https://www.shutterstock.com/妊娠はできるけれども、流産や死産を繰り返してしまうことを「不育症」と呼びます。

2度の流産・子宮内掻爬(しきゅうないそうは)手術を経験し、「不育症」と診断された過去をもつ保育士の筆者が、不育症について自身の体験エピソードをもとにお伝えしていく連載。

最終回は“命”と“人生”です。

▼自分の体質を知っていたなら最初の流産から9ヶ月。

不育症検査を受け、つらい体験の原因がわかりました。

筆者の場合は、原因と思われるところが見つかりましたが、”異常なし”と診断される方も多いそうです。

つまり、たまたま胎児側の問題によって流産を繰り返してしまった方も多いということ。

でも、「異常がみつからないことが多いから、検査はしなくて大丈夫」と言い切れるのでしょうか。

不育症と呼ばれる体質の方は少数ですが、流産・死産は当事者にとって大変な体験となります。

「まさか、自分がこんな経験をするなんて思わなかった」と驚くことがほとんどでしょう。

筆者も、普通に妊娠して、普通に出産できると漠然と信じていました。

検査結果を知って、「私のせいだった……」と自分を責める気持ちもありました。

「私の体質のせいで、小さな命を2人殺してしまったのではないか」と考えてしまったこともあります。

source:https://www.shutterstock.com/原因は体質なので、自分にできることといえば検査を受けることくらいでした。

もし、家族計画をたてる前に知ることができていたら。

希望者のみでも、将来子どもを持ちたい人は、学生の時に安く検査ができないものか。

男女共に自分のからだのリスクを知っておけたら……。

リスクばかりに気を取られて、結婚・妊娠・出産に消極的になってしまうことも良くないことですし、費用もかかることなので、難しい問題だと思いますが、そんなことを考えました。

そして、産後に知ったことですが、プレコンセプションケアという妊娠前にできることを支援してくれるものがあるそうです。

(※1)▼プレコンセプションケアとは将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと。

source:https://www.shutterstock.com/2006年からアメリカを中心に始まり、WHO(世界保健機関)… : などを中心に啓発活動が行われているそうです。

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