佐野史郎、連ドラ初主演作をクランクアップ「限界ギリギリだった」
オトナの土ドラ「限界団地」寺内誠司役・佐野史郎クランクアップ(C)東海テレビ俳優の佐野史郎が、現在放送中の東海テレビ・フジテレビ系オトナの土ドラ『限界団地』(毎週土曜後11:40)をクランクアップした。
意外にも連ドラ初主演作で、悲哀に満ちた最狂の老人・寺内誠司を演じた佐野は「全シーン神経を張り詰めていたので、一度、心神喪失のような状態になってしまい、撮影していて記憶がおぼろげなシーンが1、2シーンありました。
こんなことは初めての経験でした。
言い訳になりますが、連日の撮影で出演シーンもかなりあり、限界ギリギリだったのかもしれません。
ですが、連ドラ初主演はそういった過酷さも含めてとても楽しかったです」と充実の表情で語った。
撮影は、寺内と江理子(足立梨花)が、あやめ町団地の幽霊部屋で、まさにふたりの将来を暗示するシーンで終了。
スタッフからのねぎらいの言葉と拍手に佐野は「何より無事終えられたことがうてしいですし、本当に素晴らしいスタッフ、共演者のみなさんに恵まれ、心より感謝しております」と胸をなで下ろす。
足立は涙ぐみながら「江理子を演じたことで、世間の皆さんが思う、私のイメージがかなり変わるのではと思っています。
でも、それをとてもいい風に仕上げてくださったのは佐野さんです。
私の芸能生活のターニングポイントとなった役だと思います」と手応えをにじませた。
同ドラマは孫娘へ注ぐ異常な愛情、古き良き団地への執着を持つ寺内の恐ろしい本性が次第に周囲を巻き込み、不穏な方向へ転がっていく心理サスペンス。
佐野は「寺内のセリフに、『この団地をより良い住まいにして、次の世代に引き継いでいってもらいたい』(最終話)というのがあるのですが、僕も60歳を過ぎ40年以上俳優の道を歩んできたなか、それでも大先輩たちから見ればまだまだ小僧ですが、先輩たちから学んできたことを若い世代の俳優さんたちに伝えておきたいという気持ちが正直あります」としみじみ。
続けて「ただ、それはセンチメンタルでノスタルジックな想いではなく、それぞれの時代の俳優さんたちの立ち姿、声の出し方などを手がかりに、なぜそうだったのかを紐解きながら、ならば今の僕らはどうしてこのような取り組み方をしているのかを皆さんと分かち合いながら現場にいたかったんです」と思いの丈を吐露。
「佐野は現場でいつもしちめんどくさいこと言ってたなと、いつか思い出してくれたらうれしいですね。
それは、団地とはどうあるべきか?という、ドラマを作る過程とも重なっていたはずですし、これからの時代をどう生き抜くかという問いかけともなっていたと思います。
ドラマ、団地を通して、僕ら自身がどう生き抜くかという思いが込められた作品だったと思います。
特に江理子とのラストシーンでは、僕も足立梨花さんも、そのことを強く意識させられていたような気がします」と噛み締めていた。
14日放送の第6話では、団地が老朽化のために取り壊されることを聞いた寺内は、住人を説得して反対の署名運動を始める。
そんな折、寺内家では、孫娘の穂乃花(渡邊詩)が亡くなった両親に話しかけるそぶりを見せた後、ひと言も話さなくなる。
動揺した寺内は江理子を呼び出し「穂乃花の母親になってほしい」と懇願。
こうして奇妙な“家族ごっこ”が始まるが…。
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