「インパクトは強くないけれど…」奈良の食材×東京の“スペイン料理店”
レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。
今回ご紹介するのは、『TOKi(トキ)』の奈良×東京×スペイン料理です。
コロナ禍前まで「地方レストラン」は、おいしいもの好きを惹きつけ大人気。
ところがコロナ禍に巻き込まれ苦戦。
それでも、ようやく地方から都会に!という新しい動きが出てきた。
それが8月、新橋に移転オープンした奈良まほろば館だ。
1階は奈良の特産品販売や観光案内など情報発信の場。
そして2階にレストラン&バル『TOKi』。
なんと奈良を代表するレストラン『アコルドゥ』の川島宙シェフプロデュースのレストランだ。
モダンスパニッシュと奈良素材の組み合わせ、さらに東京らしさを取り入れてというコンセプトで、昼も夜もお任せコースのみ。
スペシャリテは奈良が誇る「大和牛」だ。
その名は鎌倉時代末期の文献『国牛十図』にも見られ、現在も厳しく品質管理されている。
そのイチボに低温で火を入れ、藁で香りをつける。
するととろける柔らかさなのに、後味はスッキリ上品。
「奈良の食材はインパクトは強くないけれど調和力があるのが特徴」とは東京で現場を仕切る長谷川豊シェフ。
そうめん、奈良漬、大和野菜、柿をはじめとする果物など、興味深い素材にはこと欠かない。
: 奈良産和紙、ヒノキなどを多用した空間も奈良の空気を感じる。
…>>12>>次へ関連リンク週末限定“フライドチキン”に食通たちが虜! 名ホテルのレストランがリニューアル東京の下町に出現! パリのビストロ料理を楽しむ、小さな美食堂一貫80円から楽しめる! 昔ながらの“町寿司”が話題に有名シェフ公認&応援! 人形町のフレンチ『アルス』を要チェック東京なのに畑は歩いて数分! 農園レストランで旬野菜をいただくこの食コラムに関連するレシピレンジナムル素麺ランチレンジタラコパスタランチミート素麺素麺の赤出しつぶし素麺素麺チヂミシャキシャキジャガ素麺サルサ素麺もずく素麺素麺汁今あなたにオススメ