「ひじき」で貧血予防は、ウソ!?
9月15日は、「ひじきの日」です。
栄養が豊富なひじきを食べることによって、健康に長生きしてもらいたいという願いを込め、当時の敬老の日に制定されました。
そう、このように、ひじきは健康食材です。
ただ以前は、ひじきは鉄分が多いとされており、貧血予防にひじきが役立つといわれていました。
でも現在では、ひじきには鉄分がほとんど含まれていないことがわかっています。
これはなぜでしょうか?それは、昔のひじきは鉄釜で製造されていたのですが、現代のひじきはステンレスの釜で製造されるのが主流だからです。
つまり、ひじき自体に鉄分が多く含まれているのではなく、鉄釜の鉄がひじきに付着していたから鉄分が多かったのです。
ただ、現在でも昔ながらの鉄釜で製造している商品もあり、それであれば多くの鉄分が含まれています。
<鉄分の量(100g当たり)(※)>・ステンレス釜で作られるひじき…0.3mg・鉄釜で作られるひじき…2.7mgステンレス釜で作られたひじきは鉄釜に比べ、鉄分は1/9。
よって貧血を予防するとは言い難いですが、ひじきの栄養は鉄分だけではありません。
たとえば、ステンレス釜で作られたひじき(※)のカルシウム量は96mg。
これは牛乳の110mgに匹敵する量です。
さらに、食物繊維は3.7gで、この量はキャベツに含まれる食物繊維の2倍にもなります(それぞれ100g中の成分値)。
またべータカロテンやビタミンKといったビタミン、カリウムやマグネシウムといったミネラルも多く含まれるので、やはりひじきは健康食材だといえるでしょう。
(※)ひじきの成分値は「水戻し後、茹でたもの」を参考我が家では、ひじきを醤油と酒で煮て、どんなメニューにも使いやすい「万能ひじき」として作り置きをしています。
たとえばサラダのトッピング、納豆やオムレツ、ごはんに混ぜたりなど。
薄味ですが軽く味がついているので、どんなメニューにも合うんですよ。
ひじきを食べると、その黒い見た目も影響していると思いますが「栄養とった!」と満足感に浸れるところも気に入っています。
そんな「万能ひじき」のレシピはこちらです。
■万能ひじきレシピ制作:管理栄養士 長有里子<材料 作りやすい量1回分>ヒジキ(乾燥) 15g水 100mlしょうゆ 大さじ1酒 大さじ1<作り方>1、ヒジキは水で戻す。
2、フライパンに材料をすべて入れ、汁気がなくなるまで火にかける。
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