ゴーヤの保存方法を徹底レクチャー!保存期間やおすすめレシピも紹介
「夏野菜の王様」としても知られるゴーヤ。
たくさんのゴーヤが店頭に並び始めると、夏が来たな、と感じます。
せっかくだから夏の雰囲気を食卓に取り入れようと、ゴーヤを購入したものの、意外と日持ちがしないので、扱いに困ってしまったという経験はありませんか?今回は、そんなゴーヤを長持ちさせる保存方法と、長期保存にピッタリなゴーヤの常備菜レシピをご紹介します。
©️https://www.photo-ac.com/目次 [開く][閉じる]■ゴーヤに適した保存方法とは?■ゴーヤを常温保存する方法■ゴーヤを冷蔵保存する方法■ゴーヤを冷凍保存する方法■ゴーヤのその他の保存方法■ゴーヤの保存におすすめのレシピ■お好みの保存方法で、日持ちしにくいゴーヤを長く味わおう!■ゴーヤに適した保存方法とは?・ゴーヤは日持ちしない?©︎https://pixabay.com/沖縄野菜の代表格であるゴーヤ。
暑い気候でも、たくましく育つイメージがあるので、購入後はそのまま常温で保存しても問題ないだろう、と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、ゴーヤは劣化のスピードがとてもはやい、繊細な野菜なのです。
私たちが普段目にする緑色のゴーヤは、未熟状態で収穫されたもの。
そのため、暑い場所で保存しておくと、どんどん熟成が進んでしまい、あっという間に変色したり、味が落ちてしまったり…おいしく食べることが難しくなってしまいます。
・ゴーヤは種とワタから傷むゴーヤは、表面ではなく、内部の種とワタから傷みはじめます。
すぐに食べる予定がなければ、ゴーヤの鮮度をキープするためにも、はやめに種とワタを取り除いてしまうことが大切です。
・新鮮なゴーヤの見分け方©️https://www.photo-ac.com/品質の良いゴーヤであればあるほど、長期間保存をしても、おいしさや鮮度が保たれやすくなります。
新鮮なゴーヤの特徴を知って、普段の買い物に活かしてみましょう。
【新鮮なゴーヤの特徴】緑色が濃いずっしりと重みがあるイボの大きさが均一で、すき間なく並んでいるイボの形がきれい(つぶれたり、ヨレたりしていない)全体的にハリとツヤがある反対に、鮮度がないゴーヤは、黄色っぽく変色していたり、表面のイボにしわが寄っていたりします。
店頭でゴーヤを選ぶ際には、ぜひ一度確認してみてくださいね。
■ゴーヤを常温保存する方法©︎https://www.pakutaso.com/先ほども紹介したように、ゴーヤは傷みやすいため、常温で日持ちさせることが難しい野菜。
購入後に、そのまま常温で保存するような方法は、あまり向いていません。
しかし、ちょっとした工夫をすれば、ゴーヤの常温保存自体は可能です。
その日や翌日の献立で使う予定がある場合には、手間のかからない、こちらの方法が役立ちます。
・保存方法①1本ずつ新聞紙で包むゴーヤを1本ずつ、丸ごと新聞紙で包みます。
新聞紙の代わりに、キッチンペーパーを使用してもかまいません。
②14度以下の冷暗所で保存新聞紙で包んだゴーヤは、14度以下の冷暗所で保存するようにしましょう。
風通しがよく、日光の当たらない場所であることが重要です。
ゴーヤは暑い場所に置いておくと、足がはやくなってしまいます。
特に夏場であれば、冷房がきいている部屋で保存するようにしてください。
・常温での保存期間ゴーヤを常温で保存できる期間は、およそ2日。
常温保存の場合、ゴーヤはみるみるうちに鮮度が落ちてしまいます。
できればその日じゅう、または翌日までには使い切るようにしましょう。
■ゴーヤを冷蔵保存する方法©️https://www.photo-ac.com/ゴーヤを日持ちさせるためには、冷蔵庫で保存することが基本です。
購入した状態のまま冷蔵庫に入れるのではなく、下処理をしてから保存するようにしましょう。
傷みやすいゴーヤの鮮度を、より長く保つことができますよ。
・保存方法①種とワタを取り除く包丁で、ゴーヤを縦半分にカットします。
スプーンなどを使って、中の種とワタをやさしくかき出すように取り除きましょう。
前述のとおり、ゴーヤが傷み始めるのは種とワタから。
ここで種とワタをしっかりと取り除いておくことが、劣化をさせないための大切なポイントです。
白いフワフワとしたワタの部分が残らないように、表面の緑色がうすく透けてみえてくるくらいまで、くりぬいてあげると良いでしょう。
なお、ゴーヤは水気にも弱いため、表面の汚れが気になる場合は水で洗わず、キッチンペーパーで軽くふき取るようにしましょう。
②キッチンペーパーとラップで包む乾燥を防ぐため、切り口をおおうように、ゴーヤをキッチンペーパーで包みます。
キッチンペーパーをかぶせたら、上からラップでしっかりと包みましょう。
③切り口を下にして冷蔵庫へ水分が切り口から逃げないように、切り口を下にして冷蔵庫にしまいます。
・冷蔵での保存期間ゴーヤを冷蔵保存できる期間は、およそ1週間~10日。
常温保存よりも、長く保存することができますよ。
料理で使ったあとに余ったゴーヤも、かならずキッチンペーパーで切り口を包んでからラップをし、乾燥から守るようにしてくださいね。
■ゴーヤを冷凍保存する方法©️https://www.photo-ac.com/ゴーヤが大量に手に入り、1週間ほどで使い切れないという場合には、冷凍保存を活用しましょう。
ゴーヤは薄くスライスしてから冷凍保存をするため、調理で使うときには包丁いらず。
面倒な下ごしらえの手間が省け、時短アイテムとしても活躍してくれます。
・保存方法①種とワタを取り除く冷蔵保存の方法と同じように、ゴーヤを縦半分にカットしたら、種とワタをスプーンなどでやさしく取り除きます。
②薄めにスライスする種とワタをくりぬいたゴーヤを、切り口を下にして、まな板に置きます。
包丁やナイフで、食べやすい薄さにスライスしましょう。
スライスしたゴーヤから出てきた水分を、キッチンペーパーでふき取ります。
5~8mmほどの厚みにすると、火の通りも良くなり、料理に使いやすいのでオススメです。
噛んだときに感じる苦みが苦手な方は、5mmよりも薄くスライスすると、比較的食べやすくなりますよ。
③重ならないように保存袋に入れる冷凍用保存袋の中にスライスしたゴーヤを入れます。
保存袋の封を閉じたら、冷凍庫で保存しましょう。
保存袋の中に入れる際、ゴーヤ同士が重ならないように気を付け、薄い板状にしてから封をすることがポイント。
薄く平らな形にすることで、ゴーヤの凍るスピードがはやくなり、品質が損なわれにくくなりますよ。
また、ゴーヤ同士がくっつくことを防げるので、料理で使うときに手際よく保存袋の中から取り出すことができ、ストレスフリーです。
・苦みが気になる場合は?ゴーヤの苦み成分「モモルデシン」は、水にさらすと抑えられます。
苦みが気になる場合は、茹でたり、塩もみをしたりと、水分に苦み成分を逃がすような処理をしてから、冷凍庫で保存すると良いでしょう。
①茹でる鍋にお湯をわかし、スライスしたゴーヤを10~20秒ほどサッと茹でます。
茹でたら冷水で冷やし、すぐに水分をふき取りましょう。
長時間お湯につけた状態でいると、苦み成分だけでなく、ビタミンCなどの栄養も一緒に溶け出てしまいます。
そのため、できるだけ栄養をキープしたままゴーヤを食べたい、という場合には、サッとお湯で火を通す程度にしておきましょう。
②塩もみする©︎https://www.photo-ac.com/ゴーヤ1本につき、塩小さじ1程度を準備します。
ボウルにスライスしたゴーヤを入れて、塩をもみこみます。
約10分放置したら、水気をしぼりましょう。
茹でる方法でも、塩もみする方法でも、かならず水気をキッチンペーパーなどでしっかりふき取ってから、冷凍用保存袋に入れてくださいね。
水気が残ったまま冷凍してしまうと、霜ができやすくなったり、冷凍庫内のにおいがついてしまったりと、解凍後のゴーヤの品質が損なわれてしまいます。
・冷凍での保存期間ゴーヤを冷凍保存できる期間は、およそ1ヶ月。
冷凍保存は、ゴーヤを長期保存するのに、とても適した保存方法です。
とはいえ、冷凍期間が長くなりすぎると、冷凍焼けを起こしてしまい、おいしさや鮮度が落ちてしまうことも。
冷凍保存の場合でも、できるだけはやく使いきってしまった方が、よりおいしいゴーヤを楽しむことができますよ。
・冷凍したゴーヤの解凍方法©️https://www.photo-ac.com/冷凍したゴーヤは、凍ったまま調理に使ってしまうのが、一番お手軽です。
調理の際に、使う分だけ袋から取り出し、フライパンや鍋にそのまま入れてしまいましょう。
もちろん、自然解凍も可能です。
半日ほど前から冷蔵庫に移し、解凍しましょう。
自然解凍をすると水分が出てきてしまうため、よく絞ってから調理に使ってくださいね。
■ゴーヤのその他の保存方法©︎https://www.photo-ac.com/ゴーヤには、冷蔵保存・冷凍保存のほかにも、一風変わった保存方法があります。
いつもの保存方法にちょっとアレンジをくわえてみたいな、という場合には、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
・乾燥させて保存乾燥させたゴーヤは、独特な噛み応えが出て、生のゴーヤとはちがった食感が楽しめます。
また、乾燥させるとカサが減るので、冷蔵庫や冷凍庫のスペースの節約にもなりますよ。
調理に使用する場合は、20~30分ほど水で戻してから使いましょう。
スープやみそ汁の具材にしたい場合には、乾燥したまま加えてもかまいません。
ゴーヤのうまみがアクセントとなり、おいしくいただけますよ。
①種とワタを取り除く冷蔵保存・冷凍保存のときと同じように、ゴーヤを縦半分にカットしたら、種とワタをスプーンなどで取り除きます。
②5mmの厚さにスライスする切り口を下にしてまな板に置き、およそ5mm幅の厚さにスライスします。
出てきた水分は、キッチンペーパーでしっかりとふき取りましょう。
③天日干しする©️https://www.photo-ac.com/通気性の良いざるや、干しかごの上に、スライスしたゴーヤを重ならないように気を付けて、並べます。
水分が完全になくなるまで、たまに裏返しながら1~3日間ほど天日干ししましょう。
天日干しが終わったゴーヤは、湿気から守るために、密閉できる保存袋や容器に入れて、冷蔵庫で保存してください。
なお、雨の日や湿度の高い日など、条件が悪いとカビが発生してしまう原因に。
天気の良い日が続くタイミングを狙って、乾燥ゴーヤを作るようにしましょう。
夕方以降も湿度が高まるため、少し手間ですが、かならず室内に取り込んで冷蔵庫へ。
翌朝、ふたたび同じように天日干しをおこないましょう。
・調味して保存©️https://www.photo-ac.com/時間に余裕があるときには、常備菜として調味してから保存しておくのはいかがでしょうか。
普段のお食事に一品足したいときや、お弁当のスペースが余ってしまったときなどに大活躍してくれます。
ゴーヤチャンプルーやゴーヤカレーなど、定番料理しか使い方が思い浮かばない…という方にも、うってつけです。
■ゴーヤの保存におすすめのレシピ・かつお節香る!ゴーヤの佃煮甘辛い味付けで独特な苦みがまろやかになるため、家族みんなで楽しむことができる一品です。
材料(2人分)ゴーヤ1本三温糖60g酢大さじ1しょうゆ大さじ1.5かつお節3g白ゴマ少々作り方手順1:ゴーヤは縦半分に切って、スプーンで種とワタを取り除く。
幅7~8mmの半月切りにして熱湯でゆで、ザルに上げて水気をきる。
手順2:鍋に(1)のゴーヤ、<調味料>の材料を加え、弱めの中火で煮汁がほとんどなくなるまで煮る。
約20~30分位で煮上がります。
手順3:かつお節、白ゴマを加えて混ぜ合わせる。
きれいな保存容器に入れて冷蔵庫保存してください。
レシピかつお節香る!ゴーヤの佃煮ゴーヤを甘辛の佃煮にしました。
苦みを抑えて食べやすいです!35分149Kcal・ゴーヤのピクルスゴーヤが使いきれそうにない場合には、ピクルスにするのも良いですよ。
長期保存が可能なうえに、さっぱりとした味わいが暑い夏の季節にもピッタリです。
材料(2人分)ゴーヤ1/2~1本塩小さじ1リンゴ酢100ml白ワイン100ml砂糖30g塩小さじ2赤唐辛子1本粒コショウ2~3粒ニンニク1/2片ショウガ1/2片下準備ゴーヤは縦半分に切って種とワタを取り、幅1cmに切る。
塩で軽くもんでおく。
<ピクルス液>の赤唐辛子は軸と種を取って半分に割り、その他の<ピクルス液>の材料と小鍋に合わせ、ひと煮たちさせて冷ましておく。
作り方手順1:たっぷりの熱湯にゴーヤを塩ごと加え、サッとゆでてザルに上げる。
手順2:熱いうちに(1)を<ピクルス液>に加えて漬け、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存する。
翌日から食べられます。
(ヒント)漬ける時間は調理時間に含みません。
レシピゴーヤのピクルスどっさりとれたゴーヤは新鮮なうちに保存食にしてしまいましょう!ゴーヤのほろ苦さとさわやかな酸味が合…15分-■お好みの保存方法で、日持ちしにくいゴーヤを長く味わおう!©️https://www.photo-ac.com/「安売りをしていたから、ついつい大量に買ってしまった」「グリーンカーテンからたくさんのゴーヤが収穫できた」なんていうときでも、4種類もの保存方法があれば安心ですね。
とくに乾燥してから保存したり、調味してから保存したりすれば、生のゴーヤとは異なる味わいを楽しむことができ、ゴーヤ料理の幅が広がります。
ぜひ、お好みの保存方法を試しながら、夏野菜の王様・ゴーヤを堪能しましょう!この記事もおすすめ【鎌倉】美しい庭園でお茶を味わう、国指定重要文化財〈一条恵観山荘〉へ。
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