ハンバーグの冷凍は生か焼いてからか?コツや美味しい焼き方を解説
玉ねぎを炒めたり、お肉をこねたり…作るのが意外と大変なハンバーグ。
老若男女問わず大人気のおかずですが、気軽な気持ちで食卓に出せないのが正直なところです。
そんな手間のかかるハンバーグは、まとめて作って冷凍しておくのがおすすめ。
冷凍ハンバーグのストックがあれば、忙しい日でも温めるだけで、あっという間にごちそうメニューが完成します。
また、冷凍ハンバーグはアレンジも自在なので、さまざまな料理にリメイクするのも楽しいですよ。
この記事では、ハンバーグを冷凍・解凍するときのポイントやコツ、さまざまなリメイクレシピまでたっぷりとご紹介します! ©︎https://www.photo-ac.com/目次 [開く][閉じる]■ハンバーグの冷凍は生か焼いてからか?■ハンバーグをタネのまま冷凍するときのポイント■ハンバーグを焼いてから冷凍するときのポイント■タネのまま冷凍したハンバーグの解凍方法■焼いてから冷凍したハンバーグの解凍方法■よりおいしくハンバーグを冷凍するコツ■冷凍したハンバーグを使ったおすすめレシピ■ハンバーグはまとめて作って冷凍しておくと便利!■ハンバーグの冷凍は生か焼いてからか?ハンバーグを冷凍するとき、タネのまま冷凍した方がいいのか、それとも焼いてから冷凍した方がいいのか、迷ってしまったことはありませんか? ここでは、それぞれの冷凍方法について詳しくご紹介します。
時と場合に応じて、よりよい冷凍方法をチョイスしてみてくださいね。
・タネのまま冷凍する©︎https://pixabay.com/ハンバーグをタネのまま冷凍する1番のメリットは、「解凍後、さまざまなひき肉料理へのアレンジが可能である」ということ。
火を入れずに冷凍しているので、煮たり焼いたり、解凍後の料理の幅は広がります。
また、冷凍前に焼いたり、冷ましたりする必要がないので、冷凍するまでの手間暇がかかりません。
ただし、タネのまま冷凍したハンバーグは、ジューシーさが損なわれてしまいやすいとも言われています。
解凍時にドリップが発生し、さらに焼くタイミングでも肉汁が流れてしまうからです。
「解凍後に冷凍ハンバーグを色々アレンジしたい」「冷凍の際に、焼いたり冷ましたりしている時間がない」そんな場合は、タネのまま冷凍するのがいいでしょう。
・焼いてから冷凍する©︎https://unsplash.com/ハンバーグを焼いてから冷凍するメリットには、「肉汁の流出を防ぎやすい」「解凍後、手軽に食べられる」ということがあげられます。
すでに焼いてから冷凍してあるので、解凍時のドリップの心配がなく、タネのまま冷凍したものよりもジューシーな味わいを楽しむことができると言われています。
また、冷凍前にすでに火を通してあるので、レンジで温めるだけですぐに食べられるのもうれしいポイントです。
焼いてから冷凍する方法は、焼いたり、しっかりと冷ます必要があったりと、冷凍するまでには時間と手間がかかります。
「冷凍庫から出した後、できるだけ手間暇かけずにハンバーグを食べたい」「少しでもジューシーなハンバーグを味わいたい」そんな場合にはぜひ、焼いた後にハンバーグを冷凍する方法をためしてみてください。
■ハンバーグをタネのまま冷凍するときのポイント©︎https://unsplash.com/ハンバーグをタネのまま冷凍する際は、生のひき肉を冷凍することになるので、衛生面には特に注意するようにしましょう。
ぜひ下記ポイントを参考にしてみてくださいね。
・1個ずつラップに包む冷凍ハンバーグは、1個ずつしっかりと空気を抜き、ラップに包んでから冷凍してください。
乾燥と酸化を防げます。
解凍の際にタネがくっつき、再度成形するはめになることも避けられます。
・金属トレーに乗せて冷凍するハンバーグは、熱伝導率のよい金属トレーに乗せて冷凍することをおすすめします。
すばやく冷凍することで、肉汁の流出を防ぐ効果が期待できます。
冷蔵庫に急速冷凍機能があれば、それを活用するのもいいですよ。
金属トレーには、ハンバーグが重ならないように並べてくださいね。
ハンバーグが完全に凍ったら、冷凍用のフリーザーバックに入れて保存してください。
・玉ねぎをしっかり炒める©︎https://unsplash.com/タネのまま冷凍する場合、ハンバーグには、生の玉ねぎを混ぜないようにすることをおすすめします。
生の玉ねぎを使うと、冷凍・解凍の際に玉ねぎの水分が出てしまい、焼いたときにハンバーグが割れて肉汁が流れる原因になってしまいます。
玉ねぎはしっかりと炒めて水分を飛ばしてくださいね。
玉ねぎを炒める時間を節約したい! という人は、炒めずに玉ねぎをレンジで加熱する方法や冷凍したみじん切り玉ねぎを炒めるという方法をお試しください。
時間を大幅に節約することができます。
・素手でこねない雑菌の繁殖を防ぐため、素手でひき肉をこねることは避けましょう。
素手でこねると手の雑菌がひき肉に移り、ひき肉が傷んでしまいます。
食中毒を引き起こしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
ひき肉をこねる際は、ビニール手袋を使うのがおすすめです。
手を汚すことにもならないので、調理もスムーズにすすみますよ。
また、手の温度でひき肉が温まらないようにボウルに氷水をあてるなど、できるだけ手やひき肉を冷やしながら、手早くこねるようにしてくださいね。
・保存期間の目安タネのまま冷凍した場合のハンバーグの保存期間は、2週間程度です。
冷凍庫の中でも劣化は進むので、保存期間内でも酸っぱい匂いや変色があれば、食べるのは控えるようにしましょう。
■ハンバーグを焼いてから冷凍するときのポイント©︎https://www.photo-ac.com/ハンバーグを焼いてから冷凍するときのポイントを説明します。
できるだけ焼きたてハンバーグのおいしさを損なわないよう、下記ポイントを押さえて上手に冷凍保存しましょう。
・しっかりと冷ます焼いた後のハンバーグは、しっかりと冷ましてから冷凍庫に入れるようにしてください。
冷めていないままだと、ラップに水滴がつき霜の原因に。
霜はハンバーグの風味を損なわせる可能性があります。
・1個ずつラップに包みすばやく冷凍タネのまま冷凍する場合と同じように、ハンバーグは1つずつラップに包み、金属トレーに並べてすばやく冷凍させてください。
金属トレーがない場合は、ラップの上からアルミホイルで包むことで、金属トレーにのせるのと同じ急速冷凍効果が期待できますよ。
・用途に合わせた大きさで冷凍すると便利解凍後の使用用途に合わせた大きさで、ハンバーグを焼いて冷凍しておくと便利です。
たとえば、小さなミニハンバーグを作っておけば、お弁当のおかずに大活躍。
朝レンジで温めればいいだけなので、お弁当作りをぐっと楽にしてくれますよ。
・煮込んでからの保存もおすすめ©︎https://unsplash.com/ハンバーグを焼かずに、煮込みハンバーグとして冷凍するのもおすすめです。
煮込みハンバーグを作ったら、ソースごと保存容器にいれてそのまま冷凍してください。
冷凍用のフリーザーバックにいれても冷凍保存可能です。
食べる前日に冷蔵庫に移して自然解凍しておくと、あとは食べる前にレンジで温めるだけ。
温めた冷凍煮込みハンバーグは、ソースがよく絡み、コクのある深い味わいになっていますよ。
・保存期間の目安焼いてから冷凍した場合のハンバーグの保存期間は、1ヶ月程度です。
タネのまま冷凍したものと同様に保存期間に関わらず、早めに食べるようにしてください。
冷凍庫内では、温度変化の多いドア付近での保存は避けるようにしましょう。
■タネのまま冷凍したハンバーグの解凍方法©︎https://pixabay.com/ハンバーグをおいしく解凍する方法をご存じでしょうか? おいしいハンバーグの特徴は、肉汁たっぷりでジューシーな味わいであることです。
ここでは、タネのまま冷凍したハンバーグの肉汁をできるだけ逃がさず、ジューシーなおいしさに仕上げる焼き方をご紹介します。
・自然解凍してからフライパンで焼くタネのまま冷凍したハンバーグは、できるだけ自然解凍してから焼くようにしてください。
凍ったまま焼くよりも焼き時間が短くなり、流れ出てしまう肉汁の量を減らせます。
時間に余裕があるときは、食べる数時間前に冷凍したハンバーグを冷蔵庫に移し、自然解凍しておきましょう。
・フライパンで焼くときのポイントタネのまま冷凍したハンバーグを、フライパンでおいしく焼く方法です。
まず、焼く前にタネの真ん中をへこませておいてください。
中心まで火が通りやすくなり、加熱ムラを防げます。
フライパンで油をしっかり熱してから、ハンバーグを入れるようにしましょう。
ハンバーグを入れたら、フタをせず、中火で両面に焼き色をつけて肉汁を閉じ込めます。
焼き色がついたら水を入れてフタをし、蒸し焼きにして中まで火を通します。
水の代わりに白ワインを使うとより風味がアップしますよ。
水がなくなったらフタをあけて、残っている水分を飛ばせばジューシーなハンバーグの完成です。
ハンバーグを焼いた後のフライパンに調味料を加えて煮詰めると旨みたっぷりのソースができあがります。
フライパンに残った肉汁までおいしくいただけるので、ぜひソース作りまでトライしてみてください。
・凍ったままフライパンで焼く方法©︎https://pixabay.com/自然解凍してから焼くのが望ましいですが、解凍する時間がない場合は、凍ったままのハンバーグをフライパンで焼くことも可能です。
凍ったままのハンバーグを焼くときのポイントは、「火をつける前のフライパンにハンバーグを入れること」です。
油をひいたフライパンに、冷凍ハンバーグを入れてから火をつけてください。
強火で両面に焼き色をつけ、自然解凍後のハンバーグのときよりも少し多めの水を入れ、じっくりと蒸し焼きにしましょう。
生焼けが心配な場合は、ハンバーグの中央に竹串を刺してみてください。
透明の肉汁が出てくることを確認できれば、中まで火が通っています。
■焼いてから冷凍したハンバーグの解凍方法©︎https://www.photo-ac.com/ハンバーグを焼いてから冷凍した場合の解凍方法をご紹介します。
電子レンジでもフライパンでも解凍できます。
・食べる1日前に冷蔵庫にうつす©︎https://www.photo-ac.com/タネのまま冷凍したものと同様、肉汁をできるだけ逃さないために、自然解凍してから加熱するようにしてください。
自然解凍する時間のない場合は、電子レンジの解凍機能を活用してみてくださいね。
・レンジで加熱する焼いた後に冷凍したハンバーグを温める一番お手軽な方法です。
ただし、加熱のしすぎには注意しましょう。
肉汁が逃げてしまい、硬くてパサついた食感のハンバーグになってしまいます。
ハンバーグの大きさによって適切な加熱時間が変わってくるので、様子をみながら加熱時間を調整してみてくださいね。
・フライパンで焼く焼いた後のハンバーグも、フライパンで焼いて温めることができます。
焼くときに、お酒や白ワインを振りかけて蒸し焼きにすると、ふっくらジューシーに焼きあがるので、ぜひお試しください。
冷凍の際についてしまった霜は余計な水分ですので、あらかじめ取り除いてから焼くようにしてくださいね。
■よりおいしくハンバーグを冷凍するコツ©︎https://pixabay.com/おいしく冷凍ハンバークを食べるためには、「肉汁を逃さないこと」を意識しながらハンバーグ作りをしてみてください。
冷凍しない通常のハンバーグ作りに役立つテクニックもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・脂肪分が多いひき肉を使う冷凍ハンバーグを作る際は、脂肪分の多いひき肉を使うことをおすすめします。
脂肪分には、乳化してハンバーグ全体を覆い、肉汁を閉じ込めてくれるはたらきがあります。
そのため、冷凍・解凍過程で肉汁が流れてしまい、パサついた仕上がりになりがちな冷凍ハンバーグも、ふっくらとジューシーな食感に仕上がりやすくなります。
・しっかりとこねる©︎https://unsplash.com/ひき肉をこねる際は、塩を加え、粘りがでるまでしっかりとこねるようにしてください。
これは、おいしいハンバーグを作るうえでの最も重要な工程と言っても過言ではありません。
冷凍しない場合でも、ぜひ実践してみてください。
しっかりこねることにより、肉同士が密着し、ハンバーグの中に肉汁が閉じ込められます。
こねる際は手の温度で脂肪を溶かしてしまわないように、手やお肉を冷やしながら、手早くこねるようにしてくださいね。
・割れないように成形するハンバーグを成形する際は、表面に割れ目ができないように注意しましょう。
焼いている途中に、ハンバーグが割れてしまうと肉汁が流れ出てしまいます。
手にサラダ油をつけて成形すると肉が手につくのを防げるので、ハンバーグの表面をなめらかにすることができますよ。
成形後は、タネを両手でたたきしっかりと空気を抜いてください。
ハンバーグが膨張して割れてしまうことを防げます。
・小さめのサイズのハンバーグを冷凍する©︎https://pixabay.com/冷凍ハンバーグを作るときには、解凍しやすいように小さめのサイズで成形しておくのもおすすめです。
ハンバーグは大きければ大きいほど、中心部に火が通りにくくなるので加熱ムラができやすくなります。
そのため、おいしく解凍することが難しくなってしまうのです。
また、ハンバーグを小さめに作っておくと、リメイクする際のアレンジの幅が広がるので、使い勝手もよくなりますよ。
■冷凍したハンバーグを使ったおすすめレシピ冷凍したハンバーグは、アレンジのバリエーションも豊富であることをご存じでしょうか? そのまま焼いたり煮込んだりしてももちろんおいしいのですが、ここではそれ以外のおすすめアレンジレシピをご紹介します。
ぜひ冷凍ハンバーグをあらゆる方法で楽しんでみてくださいね。
・ロールキャベツ©︎https://www.photo-ac.com/冷凍ハンバーグを使えば、手間のかかるロールキャベツも簡単に作れます。
肉タネを作る手間がはぶけるので、あっという間に完成してしまいますよ。
ここではコンソメスープで煮込むロールキャベツの作り方をご紹介します。
〇材料冷凍ハンバーグ(半解凍~解凍しておく)キャベツコンソメ塩コショウ水〇作り方容器に並べたキャベツにふわっとラップをかけ、レンジで加熱してやわらかくする冷凍ハンバーグをキャベツで包み、鍋に並べるお水、コンソメを入れ、煮込む最後に塩コショウで味を整えたら完成!・ハンバーガー©︎https://www.photo-ac.com/温めた冷凍ハンバーグをバンズにはさめば、簡単に手作りハンバーガーができてしまいます。
手作りのハンバーグで作ったハンバーガーは、とてもジューシーでボリューム満点の大満足な一品です。
野菜やチーズなどのお好みの具材とバンズを準備して、おうちでハンバーガービュッフェをするのはいかがですか? ホームパーティにもぴったりですよ。
食パンやロールパンに温めた冷凍ハンバーグをはさんでサンドイッチにすれば、食べごたえ抜群の朝ごはんやブランチにもなります。
・ロコモコ丼©︎https://www.photo-ac.com/ハンバーグはパンだけでなく、ご飯との相性もばっちりです。
冷凍ハンバーグを使ったロコモコ丼はいかがでしょうか? 焼いて冷凍しておいたハンバーグさえあれば、あっという間にロコモコ丼が完成します。
作り方は簡単、レンジで温めた冷凍ハンバーグと目玉焼きをご飯にトッピングするだけ。
目玉焼きも電子レンジでつくれば、火を使う必要もありません。
お好みで、アボガドやレタスなどをトッピングするとさらに本格的になります。
ロコモコソースの代わりに、焼肉のタレをかけてもおいしくいただけますよ。
・ミートソース©︎https://pixabay.com/冷凍ハンバーグは、ミートソースにも変身します。
冷凍ハンバーグで作ったミートソースはお肉の存在感たっぷりでリッチな味わい。
調理に時間のかかるミートソースも、冷凍ハンバーグを使えばあっという間にできてしまいます。
ぜひ休日のランチなどにためしてみてくださいね。
〇材料冷凍ハンバーグ(半解凍~解凍しておく)トマト缶(トマトジュースでも可)ケチャップソース塩コショウ水〇作り方小なべに解凍した冷凍ハンバーグを入れて崩す水、トマト缶(トマトジュースも可)、ソース、ケチャップを入れて煮詰めるお好みで塩コショウで味を整えたら完成!■ハンバーグはまとめて作って冷凍しておくと便利!©︎https://www.photo-ac.com/いかがでしたでしょうか? 手間暇かかるハンバーグだからこそ、時間のあるときに多めに作って冷凍してしまうのがおすすめです。
ポイントを押さえて冷凍・解凍すれば、ジューシーで、まるで焼きたてのようなハンバーグを味わうことができますよ。
また、冷凍ハンバーグはアレンジも自由自在なので、飽きることなく楽しめます。
献立に困ったときのごはん作りにも役立ってくれますよ。
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