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小学6年生著の「文房具図鑑」に親はどう関わった?

「文房具図鑑」という本を知っていますか?この本は、当時小学校6年生だった山本健太郎くんが、夏休みの自由研究として学校に提出したものが話題となり、そのまま書籍化されたものなんです。

その原本を見てみると、168個もの文房具アイテムが実物大の手描きで模写され、一つ一つの長所・短所が、健太郎くんの言葉で細かく解説されています。

健太郎くんのお母さんに、いったいどんな関わり方をしたのか、お話を伺いました。

お母さん図鑑の元となったノートは、絵が好きだった健太郎に「何か描けば」と言って渡した何も描いてない白いノートなんです。

ノートに描いているときの小さな背中を見ながら、すごいパワーだなと思いました。

夢中になると、何時間も描き続けていました。

お母さんは、健太郎くんが小さいころから自由に行動できる手助けをいっぱいしていたそうです。

例えば「おつかいセット」。

虫めがねとメモ帳を一緒に持たせて、興味を持ったものをすぐに観察して書けるようにしたそうです。

また、お母さんは、健太郎くんが言ったおもしろい言葉や行動を、生まれたときから「コドモノコトバノカケラノート」に書き留めていました。

例えば、食事のときに小さなアリがいるのを見て、「ママ大変!アリさんだ。

ここがレストランだと思ってきたんじゃない?」と言ったそうです。

お母さんすべてのことは一瞬にして過ぎ去ってしまいますよね。

子どもの言葉に「あっ」と思ってノートに書くときは、そこに子どもの可能性が潜んでいると感じていました。

とても宝物なノートなんです。

子どもが持っている「好き」は日常生活にたくさん潜んでいるはず。

子どもをおもしろがって見てみると、新しい発見が見えてくるかもしれません。

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