医師が伝授「朝にカーテンを開けよう。“冬うつ”の倒し方」
やることは山ほどあるのに、一日中、なんだか眠くてやる気が出ない。
布団から外に出たくない。
冷え込みが激しいこの季節、気分の優れない「憂うつ感」に襲われる人が増えてくる。
「冬の時期、ほとんど太陽が出ない北欧などで患者が増える“冬うつ”は、最近日本でも見られるようになりました。
“冬うつ”とは“季節性感情障害”の通称で、憂うつ感に加えて食べすぎ、寝すぎで体がだるい、体重が増えるといった症状が出てきます。
厄介なのは、不眠や食欲不振などを訴える典型的なうつとは正反対の症状が出るため、うつであると自覚しにくいところ。
放置していて症状を悪化させてしまう人もいるので、早めに気づいて適切な治療を受けることが大切です」そうアドバイスするのは、パークサイド日比谷クリニックの立川秀樹院長。
季節に敏感な人に見られる冬うつは、男性よりも女性のほうが多く、ある研究データによると患者数は男性の1.5倍に上るという。
主婦のなかでも、自宅にこもりがちになっても大きな支障をきたすことがない人は、症状に気づかず潜在化しやすいので注意が必要だと立川院長は話す。
治療は、症状が軽めの人は生活改善などの指導を受けることで少しずつ改善されるが、症状の重い人は投薬治療が中心になる。
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