中高生では遅い。子どもが体験すべき「小さな危険」と「小さないたずら」
目次・子どもを遊び場の「つくり手」にしてあげる・子どもが体験すべき「小さな危険」と「小さないたずら」・子どもの興味関心の「ツボ」を感じる「遊び」というと大人にとっては悪いこととも思われるものですが、子どもを健やかに育てるためにはとても重要なもの。
そして、子どもがしっかり遊べるように、遊びを大事にする大人を増やそうと活動しているのが、2010年に設立された「一般社団法人TOKYOPLAY」。
その代表理事・嶋村仁志さんは、当然ながら「遊びの達人」。
子どものときにどんな遊びを経験しておくべきなのか、その遊びへの親の関わり方も含めて教えてもらいました。
構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)冒頭写真提供:嶋村仁志子どもを遊び場の「つくり手」にしてあげる遊びが子どもにもたらす効果を最大限に引き出すために、どういう遊びをさせればいいかということも親御さんたちは気になるところでしょう。
でも、そもそも遊びは子どもが主体的におこなうものです。
であれば、子ども自身の発想や想像力に委ね、自由にやらせるべきものです。
つまり、「どういう遊びをさせればいいか」というのは、ちょっとナンセンスな疑問とも言えるかもしれません。
ですが、大人がちょっとしたきっかけを与えることはできます。
子どもが楽しく感じる、ドキドキする要素というものがあるのです。
家庭では難しいものですが、例を挙げましょう。
わたしも関わっている川崎市子ども夢パークの滑り台は38度という角度にしています。
これは一般的な滑り台に比べて、ちょっと急な角度です。
わたしの考えでは、滑り台にはドラマを生む角度というものがあるんです(笑)。
その角度は、登れなくはないけど、普通に登ろうとしても簡単には登れない角度。
失敗した子どもは、今度は後ろのほうから助走して挑戦する。
あるいは、滑り台の上にいる子どもに引っ張り上げてもらおうとする。
そういう角度が子どもにとって面白い。
しかも、川崎市子ども夢パークの場合は、「つくるプロセス」も子どもたちと一緒に進めました。
遊具をつくる作業をしていると、近所の子どもたちが「なにやってるの?」と見に来ます。
「一緒にやろうか!」と、子どもたちと手づくりしました。
そういう過程を経ていますから、子どもたちはただのサービスの受け手ではなく、遊び場自体のつくり手でもあるわけです。
そんな遊び場が、子どもたちにとって面白くないわけがないですよね。
こんな大掛かりなものではなくても、子どもと一緒に遊び場をつくってみればいい。
… : そういうことなら、家庭でもできるものかもしれません。
…>>1234>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンクまいにち親子ヨガ-Beginners-【第3回 コブラのポーズ(ブジャンガーサナ)】背すじを伸ばすと気持ちいい!自宅でできる簡単運動プログラム【第2回】<ジャンプ力>正座から片足立ち体力の向上だけではない外遊びのメリット! 子どもが外遊びで伸ばせる力5つ自宅でできる簡単運動プログラム【第7回】<バランス感覚>時計のバランス一生に一度のゴールデンエイジに運動能力を一気に伸ばす! 幼児期に重要な3つの外遊び。