薬物治療の進歩などで6割が寛解「関節リウマチ」治療最前線!
「関節リウマチ」と聞いて、「治療が極めて難しい病気」と思っている人も多いはず。
しかし今、症状の重さに差はあるが、早期発見できれば、怖い病気ではないという――。
「現在、関節リウマチの患者数はわが国で70万~100万人と考えられています。
いわゆる“お年寄りの病気”と思い込んでいる人も多いのですが、患者数は40~50代が山。
全体の8割は女性なんです」そう語るのは、関節リウマチ治療の第一人者で、東京女子医科大学医学部膠原病リウマチ内科学の山中寿教授。
手足など全身の関節の中にある薄い膜「滑膜」が炎症を起こし、痛みや腫れが生じる関節リウマチ。
山中教授が病気のしくみと危険性について解説する。
「本来なら自分の体を守るはずの免疫が誤って、自分の『滑膜』を攻撃してしまう“免疫異常”による病気です。
進行すると『関節破壊』を起こし、骨や軟骨が壊れていく。
その症状が火事のように体の中に広がっていって、手足の指が変形したり、場合によっては歩行困難を招くことも。
さらに心臓、肺、腎臓、神経など全身に炎症が起こり、生命にかかわるケースもあります」徐々に進行することが多いため、症状がひどくなってから治療を受ける人もいるという。
… : 「症状の強さや進み方には個人差があり、発症前と同じような生…>>123>>関連リンクイチロー診たトレーナーが警鐘「我慢ストレッチが関節壊す」股関節の専門家が伝授!衰えを防ぐ「おしりエクボ体操」木村拓哉の“人間宣言”に大反響!同年代男性も共感の理由