昭和から平成へ時代を越えて愛される恵比寿『とよかつ』名物まくらと国産ワインの名ペアリングに酔う
幸食のすゝめ#081、まくらの真ん中には幸いが住む、恵比寿。
「なんだかさぁ、暑い暑いって言ってたのに急に寒くなっちゃってさ。
家の中でみんなゴホゴホしやがって、うつんなくてよかったよ、まったく。
ま、おいら馬鹿だから、風邪は元々ひかないんだけどね」。
「何言ってんの!馬鹿じゃなくて、馬鹿正直だろ。
ウチの死んだ親父がいつも言ってたよ、風邪なんかひく奴は根性曲がってんだ、って」。
客の話にこたえながら焼き台に立つマスター、長島太一さんの周りで、常連さんたちの話が明るく弾んでいる。
目の前に置かれている赤ワインはボトルと言っても一升瓶だ。
「この前のテレビ撮影の時もさ、いい感じでオーダー入ったでしょ」、カウンターの女性が話に入る。
「あの辺りで女性グループが一升瓶頼むと、絵的にいいかなと思った訳よ」、「その際は、ほんと気使って貰って、どうもね」、ママの正子さんが笑顔でこたえると、すかさずマスターが「おいら、そんなこと頼んでないから!」。
ここにはいつも、昭和の東京、人がいつも朗らかに暮らしていた時代の風景がある。
戦後まもなく昭和21年に創業した『とよかつ』は、当初の8年間は定食屋としてスタート。
: その後、当時まったくの素人だった初代の勝子さんが手探りの中…>>1234>>次へ関連リンク早くも話題殺到!今年行きたい、2018年都内にオープンした注目フレンチ6選スパイスの香りが食欲そそる!「大阪発」の人気カレー店まとめ【都内】わずか3カ月で予約困難店の仲間入り!すぐに行くべき話題の日本料理店『山﨑』が西麻布にオープン2018年オープン店の人気記事TOP5!早くも行列必至の人気店が勢揃い【東京】名物「鴨せいろ」が超おいしい!和の一流料理人が開いた十割そば店『神宮の蕎麦』今あなたにオススメ