離乳食のせいで下痢することもある?原因と対策は?【小児科医監修】
目次・離乳食で下痢をする原因は?・食物アレルギーで下痢の症状が出ることも・食べたものを消化しきれないことも原因に・実は多い!?野菜ジュースや果汁の与えすぎによる下痢・離乳食による下痢の治療法は?・下痢が2週間以上続くときは小児科を受診しましょう・下痢の原因に応じた治療をおこないます・離乳食による下痢の対処法は?・食物アレルギーの場合は原因となる食べ物を除去します・離乳食の与え方にも注意が必要・離乳食による下痢を防ぐための対策が知りたい!・ステップアップするときは様子を見ながら慎重に「離乳食を進めたら、うんちがゆるくなった」「初めての食品を与えたら下痢をした」などという経験はありませんか?消化機能が未熟な赤ちゃんは、離乳食のせいで下痢をすることもあります。
その原因と対処法を知っておきましょう。
離乳食で下痢をする原因は?食物アレルギーで下痢の症状が出ることも離乳食による下痢の原因のひとつとして、「食物アレルギー」があります。
食物アレルギーとは、食べたものを体が「異物」と判断して攻撃するために、さまざまな症状が起こることをいいます。
食物アレルギーによって起こる症状には、じんましんや湿疹、かゆみ、便秘、嘔吐など、さまざまなものがありますが、下痢をすることもあります。
アレルギーの原因となる食品として、乳製品や卵、小麦などがあげられます。
赤ちゃんは、食べ物を消化する働きが未熟なため、たんぱく質をうまく分解することができません。
そのため、卵や牛乳などを食べたり、飲んだりしたときに、体がそれを「じゃまなもの」と判断し、下痢などの症状を起こすのです。
食べたものを消化しきれないことも原因にまた、離乳食を早く進めすぎたときに、赤ちゃんの消化機能の発達が追いつかないために下痢をすることもあります。
例えば、にんじんなどの食材を煮込む時間が足りずに硬かったり、切り方が大きすぎたりして消化しきれないことで下痢をします。
赤ちゃんが食べた、にんじんなどの野菜がそのままうんちに出てくることもありますが、うんちの硬さや回数がふだんと変わらないなら、それは「不消化便(消化しきれずに食べたものがそのまま出てくる便)」で、下痢ではありません。
赤ちゃんの体重が増えていて、食欲があって機嫌もよいなら、あまり心配することはないでしょう。
下痢とは、うんちがいつもよりユルユルにやわらかくなり、量も回数も増える状態をいいます。
不消化便。
機嫌が悪くないならあまり心配いりません。
実は多い!?野菜ジュースや果汁の与えすぎによる下痢野菜ジュースや果汁などには多くの糖分が含まれています。
糖分には腸内の浸透圧(濃度を一定に保つために水分が移動する力)を上げる作用があるため、糖分を多くとって腸内の浸透圧が上がると、体がその浸透圧を下げようと腸内に水分を引き込み、便が水分を多く含んでやわらかくなるのです。
このような下痢を「浸透圧性下痢」といいます。
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