山崎育三郎「心情を音楽で表現」 アルバム『ILAND』に込めた思い
ドラマやバラエティ番組にも活躍の場を広げている、ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さん。
≪ミュージカルポップス≫という新しい音楽を聴かせたい。
山崎育三郎さんは、ソロシンガーとして約2年かけて完成したはじめてのオリジナルアルバム『ILAND』をリリースした。
「いままで2作のカバーアルバムを制作しましたが、その中で自分でも楽曲を作りたい、オリジナル楽曲を届けたい、という気持ちが高まっていました。
ここに満足できる作品が完成し、大きな目標に到達できたので、感慨深いものがありますね」『ILAND』は、山崎さんが自ら作詞作曲した楽曲も含め、全て書き下ろしのオリジナルアルバム。
そこには彼本人のリアルな体験や心境が伝わるナンバーもあり、いままでの彼の作品、ミュージカルのCDやカバーアルバムとは違うものだ。
「ミュージカル俳優としてデビューして20年になるんですが、ミュージカルは決まった歌詞、メロディに自分の感情をどうのせていくか、ということが大事。
それとは全く違い、自分でゼロから曲を作り上げることをやってみたかったんです。
基本的に、ミュージカル俳優はポップスを歌わないんです。
先輩たちを見ても、出されるCDはミュージカルの楽曲か、カバーアルバムです。
誰もゼロから作る方はいなかった。
だからこのアルバムは、ある意味≪挑戦≫でしたけどすごく楽しかった」アルバムの1曲目は、山崎さんが詩を共作したタイトル曲「ILAND」。
ミュージカル仕立てのサウンドアレンジで、彼らしい世界に即、誘われ、ワクワクするはじまりだ。
だがそれだけではない。
プライベートな経験から生まれた温かい言葉が並ぶ「ヒカリ」や、人生を変えたほどの大切な経験を切々と歌い上げ、聴く者の胸をキリキリとさせるような「Turningpoint」など、全ての曲でリアルな思いが綴られる。
どれも山崎さんにしか歌えない言葉。
「ゼロから音楽を作り上げたい」という言葉に納得させられる。
いままで“ミュージカル”というある種ファンタジーの世界でファンを酔わせてきた彼とは正反対の、自分自身を正直にさらけ出す楽曲の数々。
その大きな隔たりに果敢にチャレンジしたことに驚かされる。
「リアルに僕の心情を音楽で表現するというのは、いままでしていなかったことです。
でも歌手・山崎育三郎としては、何か真実がないと伝わらないと思いますし、新しい表現にチャレンジしたかった。
チャレンジしながら歌っていると全く違う感情が生まれたり、よりグッと歌に入っていけたり、そんな気持ちに自分自身ワクワクしています」カテゴリー分けするなら『ILAND』はポップアルバム、だろう。
しかし既成のカテゴリーに収まりきらない、ユニークなパフォーマンスを感じずにはいられない。
「そう言われると嬉しいですね。
僕は≪ミュージカルポップス≫と呼べるような、新しいジャンルを自分で作り上げたいと思っています。
J-POPでも、ミュージカルソングでもない僕のオリジナル作品、ですね。
まだ誰もやってない新しいジャンルがあってもいいでしょう」OriginalAlbum『ILAND』【初回限定盤CD+DVD+GOODS】¥4,300最新シングル「Keepintouch」など11曲収録。
DVDには『ILAND』のMVとメイキングが。
【通常盤CD】¥3,000(UNIVERSALMUSIC)やまざき・いくさぶろう1986年1月18日、東京都生まれ。
‘07年『レ・ミゼラブル』でミュージカル俳優としてデビューし、その後も数々の名作に出演。
2019年1月から「山崎育三郎LIVETOUR2019~ILAND~」の開催が決定。
※『anan』2018年8月1日号より。
写真・内山めぐみ文・北條尚子(byanan編集部)この記事もおすすめ「松田翔太&秋元梢、そろってフジロック参戦ブラックコーデでおそろい「最強にかっこいい夫婦」」>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで! いろいろ揃ってます。
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