チケット高額転売規制法案、異例のスピードで成立
参議院本会議で「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が可決成立スポーツやコンサートの入場券の高額転売を規制する「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が、12月8日未明に参議院本会議で可決成立した。
ライブ運営にまったく関与していない第三者が、インターネット上で人気のチケットを大量に買い占め、ファンが不当に高額なチケットを購入。
上乗せされた金額は、アーティストサイドに入ることもなく、ファン、アーティスト双方が不利益を被る事態が起こっていた。
こうしたダフ屋行為は、リアルな公共の場でのそれは都道府県条例によって規制されるが、ネットダフ屋に対して規制する法律はなかった。
今回の法整備はその抜け穴をふさぐものと言える。
法制化にあたっては、業界4団体(日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンピュータ・チケッティング協会、コンサートプロモーターズ協会)の積極的な活動も目立った。
チケット高額転売問題が世の中の注目を集めることになったのは、2016年8月23日の朝日新聞、読売新聞朝刊に掲載された全面広告だろう。
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