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池田エライザ、私生活では「引きこもり生活が充実」?

幽霊と交流できるこじらせ女子が、一歩を踏み出すまでの物語を描いた映画『ルームロンダリング』。

出演する池田エライザさん、伊藤健太郎さんに話を聞きました。

これからの映画界を担う期待の2人に聞く、人生の分岐点とは?池田さんはクランクインの数か月前から、役について考える日々。

自分を見つめ直すことも多く、しんどい部分もあったと振り返る。

「私にとってお芝居は、自分の脳にたくさんの素材を詰め込んで、そこから監督に提示していくという作業。

でも、今回演じた御子(みこ)ちゃんは、天涯孤独という役で、想像力だけでは補えないものがありました。

だから、普段は意識しないようなことも意識しましたね。

だって、私がすっと通過できることでも、御子ちゃんなら、立ち止まるかもしれないので」内気なサブカル女子役は、意外にも、素の自分に近いとも。

「読書したり、絵を描いたり。

家の中でやっていることが似ていて。

引きこもり生活が充実している部分はそっくりです(笑)」幽霊との交流で、御子は自分を見つめ直し変化する。

一方、池田さんのターニングポイントとは?「昔マネージャーさんから、『あなたが着ている服は、どこで誰が作ったものかわかるの?』と言われたこと。

自分が携わっている仕事に関心がなかった時期で。

その言葉で好奇心がぶわっと湧いたんです。

本屋でいろんな本を買っては勉強して。

でも今度は、アウトプットができなくてモヤモヤ。

そこで、『私、上京する』と宣言して、福岡から東京に出たんです」そこからの活躍は周知の通り。

トレンドを牽引する存在になり、ファンにはサブカル女子も多い。

「実は映画が嫌いな時期があったんですよ。

とにかく本が好きだったし、映画は未知の世界だったから。

でも今は大好きです。

役のために学んだことが、気づくと私にも返っている。

お芝居をすることで、自分が人として少しだけ豊かになれているなって感じます」ある殺人事件を防げなかったことで、罪悪感を抱えて生きる亜樹人(あきと)を演じた伊藤健太郎さん。

「表には出さないけれど、亜樹人は自分の中に正義感を持っている男。

挙動不審ですが(笑)、御子ちゃんとの交流で男らしさも出てきます。

自分を変えるきっかけを見つけることはすごく難しいけれど、亜樹人のように素直に生きていれば、そういうポイントを見つけることができると思います」それは、モデルから俳優に転身した彼が経験したこととも重なる。

「最初は、楽しかったら続けてみようと思って俳優を始めました。

でも、お芝居で人生がガラリと変わった。

あのときの“楽しそう”という素直な気持ちに従ったから、変われたと思います」人との交流が苦手な亜樹人は、素の伊藤さんとは真逆の性格。

「役を考えるときは、今まで出会った人の中から役とリンクする何人かをイメージして、ぎゅっとまとめます。

あと、自分がもらった役だから、僕が一番その役を好きでありたいとも思っています。

それがどんなにヒールでも」今回思い出深いのは、監督と池田さんと話し合った橋のシーン。

「電車が通ったり、風が強いこともあって、お互いのセリフはほぼ聞こえなくて(笑)。

カメラの動きを見ながら演技をしたのですが、ワンカットでの撮影だったので、みんなで集中したのが印象的です。

この作品は、本当にあたたかいんです。

辛いことを抱えた人でも、一歩を踏み出してみることで、何かしら幸せを感じることができる。

そんな希望を感じるはずです」伊藤さんの一番の幸せとは?「寝るとき。

お芝居中もすごく幸せだけど、それが終わってから、帰って眠る瞬間が一番幸せです」『ルームロンダリング』雀洋一らの下で助監督を務めてきた片桐健滋の長編映画監督デビュー作。

事故物件で暮らす八雲御子(池田エライザ)が、幽霊や隣人・亜樹人(伊藤健太郎)との交流で自分と向き合い成長する。

上映中。

いけだ・えらいざ1996年4月16日生まれ、福岡県出身。

モデルとしても活躍。

8月以降も『SUNNY強い気持ち・強い愛』『億男』と出演映画の公開が続く。

いとう・けんたろう1997年6月30日生まれ、東京都出身。

8月に写真展『G健太郎』を開催。

10月期スタートの新日曜ドラマ『今日から俺は!!』に出演する。

池田さん/ワンピース¥27,000(ヴェルニカTEL:03・6323・9908)その他はスタイリスト私物伊藤さん/シャツ¥27,000(copano86/MilokTEL:03・6455・1440)パンツ¥19,000(EGOTRIPPINGTEL:03・6434・9929)※『anan』2018年7月18日号より。

写真・佐藤航嗣スタイリスト・福田春美(池田さん)池田友紀(BeGlad/伊藤さん)ヘア&メイク・豊田千恵(池田さん)伊藤ハジメ(伊藤さん)取材、文・野村紀沙枝この記事もおすすめ「カイリー・ジェンナー「唇のフィラー除去」を告白」>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで! いろいろ揃ってます。

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