80代の「お隣さん」が無言で渡してくれた手紙。私が入院って悪くないと思う理由
目次・入院が嫌いじゃない・初めての「お隣さん」は70代のファッションデザイナー・メイクもファッションも社会的な地位も関係ない・この病棟、なんか活気がある?・震えた文字で書かれた手紙・「数値どうでした?」で通じる仲に中学1年生の時に腎臓病になり、36歳で末期腎不全になってしまった、ライターのもろずみはるかさん。
選択肢は人工透析か移植手術という中で、健康な腎臓を「あげるよ」と名乗り出たのは彼女の夫でした。
今回は、入院中に出会った人たちとのエピソードをつづっていただきました。
入院が嫌いじゃない中学1年生の時に「IgA腎症」という糸球体腎炎になった私は、腎臓の様子をチェックする腎生検に、異常なIgAを増やさないための扁桃腺摘出手術、ステロイド治療など、夫の腎臓をもらうまで25年の間に7、8回入院をしています。
入院なんてできればしたくない、というのが普通の感覚でしょう。
ところが、私は昔から入院が嫌いではありませんでした。
医師に「入院ですね」と言われると、「やれやれまたか……」と思う反面、「今度はどんな“お隣さん”と出会えるかな」とワクワクする自分がいました。
不謹慎だと怒られてしまうかもしれませんが、入院生活は、世代を超えた“お隣さん”(患者友達)ができるし、みんなで合宿しているようで楽しいと思っていたのです。
初めての「お隣さん」は70代のファッションデザイナー初めてのお隣さんとの出会いは、23歳の時、腎生検を行うための検査入院の時でした。
… : 不安と暇を持て余し、ベッドの上でじっとしていた私に、70代…>>12345>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで! いろいろ揃ってます。
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