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重すぎるランドセル……小学生の「置き勉」問題を考える

小学生のランドセルが重すぎる、という意見を受けて文科省が全国の教育委員会などに「置き勉」を認めるよう通知を出しました。

さて、どういうことなんでしょうか。

「置き勉」問題を考えてみました置き勉問題とは目次・置き勉問題とは・文科省が動き出した・置き勉問題を解決するいくつかのアイディア・親にできることは?まずは「置き勉」の何が問題とされているかを整理しましょう。

「置き勉」とは、教科書やノート、ワーク等の勉強に必要な用具を学校に置いておくこと。

多くの小中学校ではその「置き勉」が禁止となっています。

教科書やノートを置いていったら家庭学習できないというのがその理由です。

すると子どもたちは毎日教科書・ノート・資料集・ドリル・プリントその他のフルセットを学校から家に持ち帰り、翌朝持っていくということになります。

当然、ランドセルは重くなります。

時間割通りに揃えれば軽い日もあるでしょうけれど「忘れ物をするくらいなら全部入れっぱなし」と考えてしまう子どもも少なくありません。

ランドセルメーカーのセイバン(兵庫県)が今年3月、調べたところによると、週のうち最もランドセルが重い日の荷物は平均で約4.7キロ。

ランドセルの重さも含めると平均約6キロを背負っているという結果が出たそうです。

中には10キロ以上もの重いランドセルを背負っている子も。

小学生のランドセルは重いもの、でもそれは「子どもにとって重い」であって、客観的に子どもの体重の20~30%もある荷物を持たせるのはどう考えてもちょっとまずいんじゃないかと思います。

育ち盛りに、そんな重いものを毎日持ち運んでいたら、骨や関節に悪い影響が出るんじゃないかと心配です。

登下校中に事故や不審者に遭遇した場合に素早く動けないのもよくないですし、心情的には必要ない荷物を運ばされる子どもがかわいそう。

重くて学校に行くのが嫌になるということもあるでしょう。

ところで、置き勉問題、このまま学年が進むとどうなるかというと、個人的な例ですが、うちの娘たちの中学時代のカバンはなんと15キロもありました。

中学3年生の2学期には学校指定のカバンが重さに耐えかねて壊れるレベルの重さ。

高校生になると逆に電子辞書、タブレットなどの活用で少しは軽くなります(といっても5キロ以上の荷物を持ち歩いていましたけどね)。

いずれにしても重い問題です(うまいこといった!)文科省が動き出したこれまでも置き勉に対するアクションは父母会やPTAが学校に働きかけて「置き勉OK」とした学校や、市町村議員が調査するなど、あちこちで起こっていましたが、9月6日、文部科学省が全国の教育委員会に対し、通学時などの持ち物の重さや量を工夫して負担を軽減するよう通知しました。

… : 通知は(1)家庭学習で必要のない教科書やプリントなどの教…>>123>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンクこの家事、いつから子どもに任せられる?年齢別お手伝い事情。

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