「ママの言葉、子どもに伝わってる?」イライラしない声がけ【あなたは大丈夫? 話し方で得する人・損する人第2回】
©PRImageFactory-stock.adobe.com「いつも笑顔で子どもと対話していたいのに、気づくとガミガミ言っている」「子どもが親の言うことを聞かず、いつもイライラ…」。
子育ての理想と現実に悩んでいるママも少なくないのでは? 冷静にならなければと頭では分かっているのに、なかなか思うようにいかないのが育児ですよね。
「子どもも大人と同じ、ひとりの人間です。
だから相手が子どもだからと、コミュニケーションをサボらないで。
ピュアな人間だからこそ、丁寧な会話が必要なのです」と語るのは、『話し方で損する人 得する人』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出したばかりの作家・心理カウンセラーで五百田達成さん。
前回は夫と円満な関係をキープするためのコミュニケーション術を教えていただきましたが、連載2回目は育児に効果的な会話の仕方を伝授していただきます。
察しない夫「生かすも殺すも“伝え方”次第」夫から言われた言葉に「カチン」ときたことはありませんか? 逆に、自分が発したなにげない一言に夫がイライラ。
一番近い存在だからこ…五百田達成さん プロフィール作家・カウンセラー。
東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂を経て独立。
鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。
「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。
著書にベストセラーとなった『察しない男説明しない女』『不機嫌な長男・長女無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(新潮文庫)など。
米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。
HP:五百田達成オフィシャルサイト■「あなたのためを思って」は単なる親のエゴ――育児をしていると、つい感情的になって子どもに当たってしまいます。
親子が健やかな関係でいるために、日頃からどんな心持ちでいるべきでしょう?五百田達成さん(以下、五百田さん):まず言えるのが、子育て中のお母さんは、「子どもには、自分の思うように行動してほしいと思っている」という考えが根底にあることを自覚しましょう。
よく、「◯◯ちゃんのことを思って言ってるんだよ」なんて子どもを叱っているお母さんを見かけますが、あれは完全に親のエゴ。
例えば、お風呂に入りたがらない子どもに「入らないとバイキンがつくよ」などと言ってなんとか入らせようと必死になりますが、冷静に考えれば、単にお母さんが子どもにお風呂へ入って欲しいだけで、あれこれ話を盛る必要はないのです。
――なるほど。
「親がそうして欲しい」のだと、割りきることが必要なのですね。
五百田さん:そうです。
子どもがかわいいうえに将来のことを案じ過ぎて、ついついお母さんは感情的になってしまいますが、残念ながら子どもに親の気持ちはそこまで理解できていません。
「ママ、そんなに怖い顔をしてなにを言っているのだろう?」ぐらいしか思っていないのです。
だから、子どもになにかしてもらいたいのであれば、「私がそうして欲しい」と自覚して割り切ったうえで、子どもに対して効果的な話し方をすべきです。
同時に、ここでポイントになってくるのが、お母さんが明るく、表情豊かに振る舞うこと。
第1回目でも話しましたが、人はネガティブな発言よりもポジティブな会話を好みます。
これは子どもも同じで、お母さんがニコニコ笑顔で楽しく話してくれれば、子どもも機嫌よく聞く耳をもつはず。
また、子どもになにか言い分があるのであれば、最後までしっかり聞いてあげることも大事。
些細なことでもいいのです。
まずは意識して「そうなんだ」と共感してあげることで、子どもはお母さんに対して安心感を抱き、素直に行動するようになるのです。
… : ■片付けも勉強もやらない「子どもなら当たり前!」…>>12>>連載:あなたは大丈夫? 話し方で得する人・損する人第1回察しない夫「生かすも殺すも“伝え方”次第」第2回「ママの言葉、子どもに伝わってる?」イライラしない声がけこの連載の目を見るこの記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク「助けて!」子どものSOSサイン、見つけ方と対処法七五三や園行事のママコーデ決定版! [PR]ママのために遊ぶんじゃない、外遊びでの親のNG行動とは【発達の専門家に聞いた外遊びの効果第2回】発達障害児の子育て「後回しになりがちな“きょうだい児”ケア」どうすれば?外遊び、子どもの年齢別でどう変わる?【発達の専門家に聞いた外遊びの効果第3回】