「無茶ブリも相変わらず」宮藤官九郎×新感線×シェイクスピアって?
宮藤官九郎さんがシェイクスピアの『マクベス』にヘヴィメタルを組み合わせて脚色した劇団☆新感線の『メタルマクベス』。
昨年オープンした、客席が360度回転する劇場・IHIステージアラウンド東京でキャストを変えて連続上演される。
「新感線に宮藤さんにシェイクスピアって、演劇のオイシイところを全部ミックスしたような作品。
12年前の初演時、出たかったと悔しい気持ちで客席で観ていた思い入れの強い演目で、21年ぶりに劇団に帰れるって、こんな嬉しいことはないです」橋本さとしさんが新感線の作品に出演するのは、’97年の退団以来だ。
「稽古初日、僕は当然ノスタルジックな気持ちもあり、少し緊張して行ったわけですよ。
でも、顔を見た途端、(主宰で演出の)いのうえ(ひでのり)さんがいきなり演出を付けだし…鞄を置く前ですからね(笑)。
劇団員の方々も特別な想いで迎えてくれるわけでもなく、当たり前のように普通に話しかけてくる。
一瞬で当時の空気に戻って、久しぶりに帰ってきた実家みたいな感じでした」長い年月で大きく変わったのは、劇団のネームバリューと公演の規模。
「でも、いのうえさんの頭の中にあるものは、当時から何も変わってなくて、変わったのは、それを舞台上で具現化できるだけの技術と力が追いついてきているってこと。
『一瞬、空中で止まってほしい』とか、無茶ブリも相変わらずです(笑)。
ただ、360度客席が回転する劇場のノウハウを身につけたいのうえさんからは、次々と新しいアイデアが湧き出てくる。
いま50代になって当時と同じ体のキレを要求されつつ、そのアイデアに食らいついていくだけで必死です。
それでも、いのうえさんの求めるもの全部に応えたいし、劇団を離れて、『レ・ミゼラブル』などのミュージカルに本気で挑んで身につけたものも見せていきたい。
自分を信じる力を教えてくれたこの場所で、すげーもんをお届けしますって自信を持って宣言したいです」はしもと・さとし劇団退団後は『レ・ミゼラブル』などの本格ミュージカルや、蜷川幸雄演出作のほか映像作品も多数出演。
近作にドラマ『ブラックペアン』が。
『メタルマクベス』2218年の廃退した近未来と、バンドブームに沸いた1980年代の日本とを行き来しながら、マクベスの世界が展開。
ミュージカル界きっての歌い手、濱田めぐみさんとのコンビにも注目。
7月23日(月)~8月31日(金)豊洲・IHIステージアラウンド東京作・宮藤官九郎演出・いのうえひでのり出演/橋本さとし、濱田めぐみ、松下優也、山口馬木也、猫背椿、粟根まこと、植本純米、橋本じゅん、西岡徳馬ほか全席指定1万3500円(税込み)ステージアラウンド専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2018年7月25日号より。
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