知っておきたいホームケア(2)セキ・呼吸が苦しい
セキ・呼吸が苦しいセキは、空気の通り道である気道にタンや異物を感じたときに、それを取り除こうとする体の反応です。
実は、セキは子どもが病院を訪れる理由の上位です。
子どものセキは病院に行っても、すぐにはよくならないものです。
少しでも楽な状態で、子どもが家で過ごせるようにしてあげることが大切です。
目次・セキ・呼吸が苦しい・セキ・呼吸が苦しいときの基本的な対応・<セキが出る場合>・<急にせきこみ始めた場合>・寝る姿勢のポイント・<寝る姿勢の調節の仕方>・部屋の環境づくりのポイント・水分補給や食事のポイント・<水分補給>・緊急を要する場合・<もしものときの電話番号>講師:林幸子(国立成育医療研究センター救急センター副看護師長)子どもの突然の発熱、セキ、おう吐、ケガなど、子育てにはハプニングがつきものです。
そのようなときにあわてないため、まずは普段から子どもの様子を観察しておくことが大切です。
病気やケガのときでも、子どもが安心して過ごせるよう、ホームケアを知っておきましょう。
セキ・呼吸が苦しいときの基本的な対応<セキが出る場合>セキは、「いつ」「どのような状態で」「どのようなセキが出るのか」といった子どもの症状を観察することが大切です。
観察した症状が以下のような場合は、迷わず病院へ行きましょう。
・呼吸の音が、ヒューヒュー、または、ぜーぜーしている場合・ケンケンと変な音がするセキの場合・息が苦しそうな場合・顔色が悪い場合▼病院へ行く際のワンポイント余裕があれば、セキの音や様子をスマホなどのようなもので撮影しておくと、病院で症状が伝えやすくなります。
また、診察のときにはセキがでていない場合に、医師の診断に役立ちます。
<急にせきこみ始めた場合>子どもが元気にしていたのに、急にせきこみ始めた場合などは、異物を飲み込んでいないか疑う必要があります。
特に、ボタン電池などのようなものが疑われると思ったら、子どもに無理に吐き出させようとせず、迷わず病院に行きましょう。
寝る姿勢のポイント寝るときの姿勢は、セキや息苦しさがある子どものケアの、大事なポイントの1つです。
寝る姿勢は、基本的には子どもが楽な姿勢でよいです。
子どもの呼吸が楽な姿勢としては、仰向けで寝るより、座ったり、抱っこされたりしているほうが、呼吸しやすくなります。
呼吸が楽になるように、子どもの姿勢を調節してあげましょう。
<寝る姿勢の調節の仕方>背中にクッションなどを置いて、上半身を少し高くし、アゴが上がるようにしてください。
このようにすると、気道が開き、呼吸が楽になります。
部屋の環境づくりのポイント部屋の環境づくりは、セキや息苦しさがある子どものケアの、大事なポイントの1つです。
… : セキは、冷たい空気や乾燥、ハウスダストなどでも強く出るよう…>>12>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンクこのセキただの風邪ですか?体調が悪いときのごはん(のど・鼻の調子が悪いとき)体調が悪いときのごはん(便秘・口内炎のとき)体調が悪いときのごはん(発熱したとき)もしものとき子どもの命を救うために