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「春画・妖怪画の世界展」京都・細見美術館で、世界初公開作品を含む約150点を展示

『日文研コレクション描かれた「わらい」と「こわい」展-春画・妖怪の世界-』が京都・細見美術館で開催。

会期は2018年10月16日(火)から12月9日(日)までとなっており、4期に分かれて実施される。

本展では、国際日本文化研究センターが所蔵する妖怪画と春画のコレクションより精選された約150点を展示。

「笑い」と「怖い」という一見相反するテーマのもと、恐怖と笑いが地続きで繋がる前近代の豊かな日常を感じることが出来る。

中でも注目の展示となるのが、世界初公開作品「俳諧女夫まねへもん」。

鈴木晴信「風流艶色真似ゑもん」の続編となる本組物は伝存数が少なく、全24図のうち所在が明らかなものはわずか8図のみ。

本展では今回、その所在が明らかになった3図を含む4図を展示。

そのうち2図は研究書にも図版掲載がなく、初公開となる。

その他にも、北斎季親の「化物尽絵巻」をはじめとする妖怪画や、真野暁亭の玩具絵「東都千社納札大会披露」など、普段目にする日本画とは一味違ったテーマの作品が多数展示されるほか、「春画復刻プロジェクト」では江戸時代の春画を現代の職人たちが復刻。

100年以上の時を経て鮮やかに蘇った作品を是非目に焼き付けておきたいところだ。

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