さあ夏休み!宿題を早めに終わらせるためにはどうしたらいいの?
子どもにとって待ちに待った夏休み。
でも気になるのが「宿題」のこと。
「8月の終わりに泣きを見ることがないように、計画的に宿題をさせたい!」というワーママのために、早めに宿題を終わらせる方法についてお伝えします。
宿題は家庭への宿題目次・宿題は家庭への宿題・理想通り行かないのもいい思い出に!宿題は子どもに対して出されるはずですが、なぜか小学生、特に低学年で宿題がちゃんとできていないと親が責められます。
いや、先生方も大人ですからあからさまには責めませんが「そういう親だ」と何となく下に見られてしまう…という経験をいくつか見聞きしましたし、私も子どもの宿題を見るのをサボっていたらチクッと言われてしまったことがあります。
先生個人によって、また学校によって差はありますが、学校側の認識では、宿題は家庭学習。
家庭で学習をさせるのは親の仕事。
子どもが宿題ができないということは、親の怠慢だと判断されてしまうという傾向があるようです。
そんなの理不尽だ…と思いますが、考えてみれば、低学年のうちから自分からやろうという子は少数派。
たいていの子は親が関わらないと自分から「勉強しよう」なんて思いません。
ここはひとつ、夏休みのうちに「自分から勉強する習慣をつける」というつもりで、親として関わると覚悟を決めちゃった方がいいかもしれません。
子どもにとって宿題はこれまで取り組んだことのない一大プロジェクトです。
プロジェクトリーダーとして、与えられたミッションを期限内にすべて完遂できれば、それが成功体験になり、来年も再来年も、自分で計画を立ててしっかり勉強してくれるようになるでしょう(と思いたい)。
全体像を把握する宿題に取りかかる前に、まずは、どのくらいの量のどんな宿題が出ているのかを確認しましょう。
学校によって宿題の量もタイプも違いますが、多くの公立の小学校では多くてもこんな感じでしょうか…・ドリル(国語と算数)…数ページ~20ページ以下・プリント(国語と算数)…数枚~20枚以下・絵日記・自由研究・読書感想文・朝顔やヒマワリの観察・1行日記・歯磨きカレンダー地域や学校によって違いがあるので、夏休みに入ったらすぐ、「あれプリントどこだっけ~」とならないうちに、お子さんの宿題を確認してみてくださいね。
読書感想文や自由研究は自由参加だったり、絵日記も1枚だけ書けば良かったりと、思ったより少ないな、と思う人が多いかもしれません。
でもそれは「大人の目から見て」で、子どもにとっては「膨大な量の宿題」かもしれません。
一緒に計画を立てるどんな宿題がどれだけ出ているのかが把握できれば、次にするのは計画立案です。
ひとつひとつの宿題をこなすにはどれだけの時間がかかるのか、予想して、それをいつやるか予定に落とし込みます。
旅行など予定のある日は勉強の時間は少なく、逆に予定を入れず宿題デーにするぞ、という日があってもいいですね。
小学生の夏休みの予定というと、手書きの作業にこだわりがちですが、デジタル管理もおすすめです。
ガントチャート、todoリストなど仕事で使っているタスク管理ツールがあればぜひ子どもの宿題の進捗管理にも利用しましょう。
子どもも、大人になったような気分でモチベーションアップするはず。
計画を立てると、真面目な人ほど計画通りすすめることが目標になってしまうことがあります。
でも特に子どもの場合は、計画は計画通り進まないのが普通です。
計画と現実がどれくらいずれているか、週に一度くらい親子で振り返り、できている部分をほめて、できていない部分は計画を「リスケ」しましょう。
大切なのは計画通り勉強することではなく、宿題を終わらせることです。
一緒にとりくもうワーママが子どもといられるのは出勤前の早朝か、夕方帰宅してから。
あまり一緒にいる時間が多くないからと言って「帰ってくるまでにやっておきなさい」というのは低学年の子にはまだ難しいかもしれません。
いや、低学年の子が自発的に一人でやれるなんて思わない方が、精神衛生上いいですね。
中でもドリル系の毎日コツコツすすめたい宿題は、遊びたい盛りの子どもにとっては「苦行」です。
親が家にいる時間帯に「一緒に勉強しよう」と声をかけてあげましょう。
子どもの勉強を見てあげる、と考えると、できないところが目に付いてしまいがちですから、横で資格試験や漢検など、自分自身の勉強をするのがおすすめです。
一緒に勉強する時間は、あまり長くない方がいいです。
というのも子どもが勉強に集中できる時間はとても短いから。
低学年で国語と算数だけだったら、1年生は国語5分、算数5分で終わるくらいの量…プリント1枚でしょうか。
「短時間で集中してできたね!」とほめるとやる気を出してくれます。
たまには場所を変えて学童やおばあちゃんの家など、子どもが毎日のようにどこかに行っている場合、そこで勉強の時間をしっかり取ってもらうのも手です。
うちの長女は、小学生の頃は毎年夏休みに2週間ほど実家に泊まりに行き、そこで宿題をこなしていました。
きょうだいが手出ししないから集中して勉強できたそうです。
図書館で調べ物をしながら勉強する、親子でカフェに行って勉強をする、友達を集めて勉強会をするなど、たまには場所・環境を変えるのも、子どものやる気を引き出しますよ。
理想通り行かないのもいい思い出に!…と、割と理想的な宿題攻略法をお伝えしましたが、この通りに進まず、結局夏休み終了前に親子で慌てる…なんてケースも多々ありますね。
ええ、わが家も「こんな宿題あるって聞いてない!」「あ、ドリルあと1冊あるの忘れてた」「間に合わない!」なんてドタバタが毎年8月の終わりに繰り広げられていました。
いいんです、それも、夏の思い出の1ページ。
小学校時代にしか体験できないことなんですから。
(文・曽田照子)この記事もおすすめ「産後ケアサービスを利用しよう(2)ママの体と心助産師に相談しよう」>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク登下校中の事件・事故から子どもを守るためにママ・パパができること今年の夏休みは「ママ休業日」を作る!