「こんなはずじゃ…」と悩む若者へ贈るマンガ『魔法が使えなくても』
若いというのは、必ずしもいいことばかりなんかじゃない。
自分がその“季節”を生きている最中は、わかりきっていたはずのことなのに…。
紀伊カンナさんのマンガ『魔法が使えなくても』は連作形式の群像劇なのだが、そこに出てくる若者はかつての、あるいは今の私たちの姿だったりもする。
たとえば「辞めたい」が口癖で、なおかつ失踪癖のあるアニメーターの岸くん。
仕事はクールにこなすものの、心ここにあらずといった感じの千代ちゃん。
バンドマンとして夢を叶えつつあるように見える、たまき。
地下アイドルに魅せられるキキちゃん。
社会に漕ぎ出した彼らは、オールの使い方もわからず、夢と現実の折り合いを思案している。
「仕事も恋も元気にバリバリやる!的なものも楽しいけど、自分が描くならもっと違うアプローチをしてみよう、そのほうが今を生きてる人に沿っているような気がしたんです。
ハツラツと過ごす人の一方で、こんなはずじゃあ…と日々をしょんぼり過ごしてしまうような、そんな人たちに向けて描こうとしているところはあります」別物だと思っていた物語が思いがけずつながったり、登場人物がニアミスしたりするのが連作短編の面白さといえるが、そういう意味で本作はさりげない部分から、「こうきたか!」… : と唸ってしまうものまで、しかけがたっぷり。
ときに物語の見え…>>12>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!【送り迎え不要】自宅でバイリンガル講師と英会話を初めてみませんか?全員日本語でフォローができる講師なので初めてでも安心!タブレットを使っておうちで簡単英会話。
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