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子どもの自己肯定感「ほめて伸ばす」は正しい? わが子を“自信満々の自己中”にしないために

目次・「できる」自己肯定感、「許す」自己受容・「わたしのせいじゃない!」アンバランスな自己肯定感・自己肯定感「親の働きかけはいつから? いつまで?」・自己肯定感と自己受容、どうやったら高くなる?ⓒgreen-stock.adobe.com「自己肯定感を持つのは大事」という言葉を、最近はよく耳にするようになりましたね。

確かに「自分ならできる」という自己肯定感は高いほうが好ましいと私も思います。

けれど、自己肯定感だけを高めていくと、「自分は完璧な人間だ」と錯覚し、できない自分を認められず、周りの人や環境のせいにしてしまう…という別の弊害が生まれてしまうこともあるとご存じでしょうか?わが子がそうならないために、子育てにおいて自己肯定感と同じく大切に考えていきたいのが「自己受容」。

今回は、自己肯定感と自己受容の違い、それぞれの高め方について考えていきましょう。

■「できる」自己肯定感、「許す」自己受容最近、よく耳にすることが多くなった「自己肯定感」という言葉。

この自己肯定感とは一体、なんなのでしょうか?例えば、子どもが逆上がりができないとしましょう。

その子が自分に対して、「今はできないけど、たくさん練習すればできるようになる!」と思えること、それを自己肯定感といいます。

「自分はできる!」と感じる自己肯定感に対して、自己受容は「とび箱は得意だけど、逆上がりができない…。

でも、まあいいか」と自分に対して思えることです。

それはつまり、できない自分でもありのままに受け入れられる、許せる感覚といえるでしょう。

■「わたしのせいじゃない!」アンバランスな自己肯定感ここで大切なのが、自己肯定感と自己受容のバランスです。

たいてい問題が起きるのは、自己肯定感だけが高い場合。

自己肯定感がいくら高くても、自己受容が低い人は、「自分はすべて完璧」「失敗するなんてありえない」と、できない自分を認められません。

すると、失敗やトラブルの原因を周囲の人や環境に押しつける、自分大好き人間になってしまいます。

皆さんの周りにもいませんか? どこからくるのか分からない自信にあふれているけれど、いざ失敗すると「ダメだったのは、きっとあの人(もの)のせいだったんだ」と、すべて自分以外に押しつけてしまう人。

自己肯定感は、あくまで自己受容の土台の上に成り立つことで、初めて価値があるとイメージすると分かりやすいかもしれません。

自己受容は低いままに、自己肯定感だけが高まっていくと、「できないのは自分じゃなくて他人のせい」「自分はいつでも特別で、なんでもできる完璧な存在」と過信し、ますます、できない自分を受け入れられなくなってしまうのです。

… : ■自己肯定感「親の働きかけはいつから? いつまで…>>12>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンク『クローズアップ現代』「母の愛は無償」道徳授業に疑問。

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