夏が終わる前に、君と恋を始めたかった。ラストスパートをかける女の恋の奮闘記
本当はこんなはずじゃなかった出典:latte.la夏の始まりとともに、恋をした。
だから、この恋は夏の終わりがリミットだって、恋に落ちた瞬間に決めたの。
でも、まだ諦めたくはなくて。
出典:unsplash.com全ての始まりは、あの花火。
花火大会にしては時期が早かったのを覚えている。
浴衣を着た私を「綺麗だね」と言った彼。
恋が始まるには、たったそれだけで充分だったの。
■私が望んでいるのは…出典:unsplash.com夏休みが終わったら、今までのように彼と会えなくなってしまうかもしれない。
友達のままでいたい、という気持ちと、それ以上の存在になりたいという気持ちが混在していて。
…うそ、心は友達以上の関係を望んでいる。
夏休みが終わるまで:あと【1週間】出典:unsplash.comまだ夏は終わっていない。
だから気分は夏モード。
テンションだって高く、彼を遊びに誘うことにしよう。
■誘い文句はこう「ねぇ久しぶり。
最近何してるの? 私さ、夏も終わるってのに夏用のサンダルしか持ってなくって、秋っぽいの買いに、一緒に買い物に付いて来てくれない?」■当日は、あえて秋物を履いて行くの(え?秋物の靴持ってるじゃん)と言いたげな彼を横目に、こんなことを言ってみる。
「秋っぽい靴が欲しいなんてのは口実なの。
一緒にショッピングがしたくて。
」フロントゴアブーティ¥8,100JEANASIS(ジーナシス)全体的に光沢があり、高級感の出るこちらのブーティ。
ショッピングデートに履いて行く秋物の靴ならこんなデザインが良さそう。
高すぎないヒールで歩きやすさも重視して。
LOVEサイトで詳細を見る夏休みが終わるまで:あと【5日】出典:unsplash.com「この間は楽しかったね、親身になって秋服を一緒に選んでくれてありがとう。
」そんなメッセージを駅のホームで打っていたら、ポンと後ろから肩を叩かれた。
『何してるの?そんなに携帯ばっかり見てたら危ないよ』クスッと微笑みながら、彼はこう続けた。
『この間は楽しかったね、また遊び行こうよ』■“また遊ぼう”で終わらせないからr_00.911y「この後空いてる?もしよければカフェでも行かない?」上の画像は明治神宮前駅にある『TheLittleBAKERYTokyo(ザリトルベーカリートーキョー)』このお店の魅力は、美味しく可愛いパンだけでなく、フォトジェニックが溢れたおしゃれな店内なんだそう。
インスタ映えを存分に楽しんで。
もっと知りたい夏休みが終わるまで:あと【1日】出典:unsplash.com今日は夏休み最終日。
彼との恋のリミットが近づいている。
夏休み最終日という割に、外はまだ暑さが残っていて、秋と呼ぶには程遠く感じられる。
(ポンっ)そんな時メッセージが届く。
出典:unsplash.com『もしよければ今日の夜さ、花火しない?なんか急にしたくなっちゃって』携帯の通知画面には、彼からのメッセージが記されていた。
スキンベープ虫よけスプレーシトラスマリンの香り¥464フマキラー花火をしに行くなら、虫除けは必須。
彼との時間を虫に邪魔されないように、しっかりと対策をして行きましょう。
LOVEサイトで詳細を見る出典:unsplash.com『そういえばさ、夏休みが始まってくらいに浴衣着てたよね。
あれ、すごく似合ってたからよく覚えてる。
』花火をしながら彼はこう言った。
そしてこう続けた。
夏休みが終わるまで:あと【0日】出典:unsplash.com『あの花火大会で浴衣姿を見たときから、“あ、この子だ”って思ってたんだ。
よければ彼女になってくれないかな?』その瞬間に、日付が変わって夏休みが終わった。
ギリギリセーフ。
私の恋はゲームオーバーにはならなかったみたい。