第1回“子どもの虐待。その親子関係の実態とは?”
<#わたしたちでもできることベビモフ特別対談>この世から児童虐待がなくなるように、との願いから「♯こどものいのちはこどものもの」というチームを組み、さまざまな活動をしているイラストエッセイストの犬山紙子さん。
児童相談所で長年子どもの問題を扱ってきた元児童心理司で、『告発児童相談所が子供を殺す』などの著書もあるカウンセラーの山脇由貴子先生。
児童虐待の根絶に向けた活動を続けているお二人に、“#わたしたちでもできること”というテーマで対談していただきました。
※お二人の対談を3回に分けてお送りします。
目黒区の結愛ちゃん虐待死事件で、号泣。
子どもに反省文を書かせる親の心理って……?犬山:目黒の虐待死事件のニュースを聞いたときは、本当にすごく苦しくなりました。
山脇:犬山さん、亡くなった結愛ちゃんの書いた反省文を見て、号泣したって……。
犬山:私、『スッキリ』というテレビ番組でコメンテーターをしているんですが、番組でアナウンサーの方が反省文を読み上げたんですよ。
で、冷静にしゃべらなければいけないと思いつつも、やっぱり無理で……。
今まで聞いてきた何人もの子の虐待事件がどんどん心の中にたまっていたのが、結愛ちゃんのニュースでついに決壊したというか。
何もしないということが、もうできない状態になっちゃったんです。
山脇:私はこの反省文、よく出してくれたなって思ったんですよね。
あれで虐待をされている子の気持ちがみんなに理解された。
子どもの苦しさがこんなにダイレクトに伝わって、よかったなと思いました。
それこそ児童相談所の職員だって、子どものああいう気持ちまでは想像できないことがいっぱいあるので。
まず、虐待する親って、けっこうな割合でああいう反省文を子どもに書かせるんです。
自慢げに持ってくる人もいます。
「うちの子、こんなに反省していますよ。
自分が悪いって、認めているじゃないですか。
私たちはこの子のために、しつけでやっているのだから、これ虐待じゃないでしょう?」っていう構図ができちゃうので。
反省文を書かせることで、親のほうも虐待しているという意識が薄れるし、子どものほうも、自分が悪いからたたかれるんだと思い込んじゃう。
どっちにとっても、それが本心になっちゃうんですよね。
だからこそ、エスカレートしやすくて。
殺す気はないんですよ、みんな。
犬山:多いのですね……。
… : 山脇:きっと結愛ちゃんの家も「最低限の食事は与えている」と…>>123>>この記事が気に入ったら、こちらもチェック!今ならなんと初回20%off!「子ども服」をおトクに手に入れるには?定価で買うにはちょっと手がでないブランド服から普段着まで!すぐに着れなくなる子ども服は賢くget!関連リンクNintendoLaboの女の子カスタム♡テク教えます![プリンセスラボ《番外編》]『うんこ漢字ドリル』の産みの親、古屋雄作さん【第4回BABYPICKS】気になる子育てSNSまとめ佐渡島庸平のSNS時代の子育て「第1回子供も大人も自由だ」「産後の尿漏れ」のホントの話【前編】